概説
前作「次の足跡」から約1年ぶりのアルバムである。
既発曲は、33rd～38thシングルの表題曲6曲・劇場盤収録楽曲6曲・一部カップリング曲4曲である。
題名はイソップ寓話に登場する台詞で、同志社大学長・村田晃嗣の解説がブックレットに記載されている。
Type A・B・劇場盤の3形態で発売された。
Type A・BはDISC2枚組で、DISC1にはシングル表題曲・劇場盤収録楽曲の計12曲と、リード楽曲「愛の存在」の計13曲を収録。DISC2には、新曲・既発曲が各12曲収録されている。また、劇場盤はCD1枚で、DISC1収録楽曲と「最初の愛の物語」を収録。全形態で計38曲が収録された。
Type A・初回限定盤には、当初制作予定のなかったシングルC/WのMV収録のDVDが付属されている。
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楽曲一覧
共通収録楽曲 （Type A & B・Disc1／劇場盤）
- 希望的リフレイン［04:54］
2014年11月26日に発売された38thシングル。
- ラブラドール・レトリバー［04:55］
2014年5月21日に発売された36thシングル（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- Reborn［04:32］
38thシングル「希望的リフレイン」劇場盤収録楽曲。チームサプライズが歌唱する。
- 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの［05:28］
2013年12月11日に発売された34thシングル（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 前しか向かねえ［04:20］
2014年2月26日に発売された35thシングル（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 君の瞳はプラネタリウム［05:08］
作詞：秋元康／作曲：Noda Akiko／編曲：野中"まさ"雄一
33rdシングル劇場盤収録楽曲。研究生が歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 2人はデキテル［04:39］
36thシングル劇場盤収録楽曲。小嶋陽菜・北川謙二が歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- ハート・エレキ［04:57］
2013年10月30日に発売された33rdシングル（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 心のプラカード［04:06］
2014年8月27日に発売された37thシングル（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 47の素敵な街へ［04:19］
37thシングル劇場盤収録楽曲。Team 8が歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 選んでレインボー［04:19］
34thシングル劇場盤収録楽曲。てんとうむChu!が歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 恋とか…［04:39］
35thシングル劇場盤収録楽曲（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 愛の存在［03:49］
-
本作のリード楽曲。自身出演のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う？」主題歌。エレキギター・ピアノ・ストリングス中心の疾走感あるサウンドで、近くにいる仲間と支え合いながら立ち上がるAKB48の姿を歌った楽曲となっている。間奏のエレキギターソロが非常に痛快・爽快で、10年後の僕らへ向けた魂の叫びのように聴こえる。しあわせなことばかりでない世界に生きる人達に、揺るぎない強い決心を授けてくれる、変わらない愛の存在を歌った楽曲である。個人的には、1番Bメロと2番Aメロの歌詞が、陽射しのような温かさに溢れていて好きである。
Type A （Disc2）
- Conveyor［04:10］
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新曲。横山Team Kが歌唱する。疑問を持たずに乗り込む満員電車をコンベヤー（Conveyor／物を一方向に一定速度で運搬する装置）に例えた楽曲で、それに乗る主人公がアイデンティティーに悩み始める様子を描いている。曲中のギターサウンドが痛快で、単調でうるさいコンベヤーの機械音を表現しているように聴こえる。「自分の人生を他人任せにせず、単調な日常から抜け出して自分らしく生きろ！」と訴える、現代社会を生きる人達に向けた楽曲である。個人的には、コンベヤーの稼働音に聴こえる2番Aメロのエレキギターサウンドが好きである。
- 清純フィロソフィー［03:43］
33rdシングルType 4収録楽曲。峯岸Team 4が歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- へなちょこサポート［04:17］
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新曲。Team 8が歌唱する。伊藤心太郎の特長であるキーボード中心の楽曲で、へなちょこな「私」が「あなた」を懸命に慰める様子を歌っている。「いつだってあなたのそばにいる」「時間を掛けて立ち上がろう」「何があったか話さなくていい」「涙を流しても恥ずかしがらないで」等々、「あなた」への優しい言葉を中心に展開。曲の世界観が非常に温かく、Team 8のいたいけな歌声が、傷ついた心を優しく癒してくれる。悲しいことに出遭ってしまった時に思い出したい、Team 8のへなちょこサポートに励まされる楽曲である。
- 彼女［04:07］
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新曲。宮脇咲良のソロ楽曲。前曲「へなちょこサポート」同様、伊藤心太郎が作曲・編曲を務めた。芸能活動に勤しむ少女の帰郷を歌った楽曲で、親友の「彼女」への想いを中心に展開されている。曲中で主人公は「胸を張って会えるまでは「彼女」に絶対会わない」と誓い、一方の「彼女」は「頑張っているあなたは今も十分輝いてる」と言って主人公を抱きしめている。お互いを想う強い絆が描かれており、親友や理解者の大切さを改めて思い出すことができる。夢のステップを上る宮脇が歌うに相応しい、キーボードサウンドが映える楽曲である。
- ダウンタウンホテル100号室［03:17］
作詞：秋元康／作曲・編曲：NAMITO
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新曲。名前の知らない男と寝た女性の朝を描いた楽曲で、多種多様なシンセサウンドと女声コーラスが特徴的である。ダウンタウンホテル100号室に憧れる女性を歌った、セクシーかつアダルトな楽曲である。個人的には、前述のサウンドの他、時折聴こえる岡田奈々の歌唱パートが好きである。尚、本作収録楽曲で最も短い楽曲である。また、2番Bメロで登場する「コリアンデリ」は、「韓国の惣菜店（Korean Deli）」を意味すると思われる。
- セーラーゾンビ［04:25］
37thシングルType D収録楽曲。ミルクプラネットが歌唱する（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 純情ソーダ水［04:50］
作詞：秋元康／作曲・編曲：片桐周太郎
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新曲。渡辺麻友のソロ楽曲。ピアノ・エレキギター・コーラスが目立つ清涼感ある楽曲で、建築家になったかつての家庭教師への恋心に気づく様子を描いている。渡辺の可愛い歌声が魅力的で、後から込み上げてくる好きな気持ちへの切なさを見事に表現している。青春時代の淡い純情と恋の後悔を可愛く歌った、ソーダ水のように爽快な楽曲である。個人的には、前奏・Bメロ・間奏の滑らかなピアノサウンドと、サビ直前・Cメロのピアノグリッサンド、サビの「シュワシュワ」の歌声が好きである。尚、この楽曲は、渡辺麻友のアルバム「Best Regards!」初回生産限定盤Bにも収録された。
- 愛と悲しみの時差［03:50］
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新曲。山本彩のソロ楽曲。冬の高層ビル街を思わせるサウンドで、失恋に対して強がっていた主人公が、時間差で悲しさに襲われる様子を描いている。山本の力強い歌声が、「未来のない愛の炎は 消えればいい」と割り切る主人公と、自分を見失うくらい悲しむ主人公を上手に表現している。失恋した女性の心境と立ち直るまでの軌跡を歌った、山本の歌唱力に震える一曲である。個人的には、2番サビの「ちゃんと向き合うことでしか 前に進めないと思う」が好きである。
- Birth［04:42］
作詞：秋元康／作曲・編曲：三浦誠司
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新曲。癖になるシンセサウンドの楽曲。生きる意味が分からずに悶え苦しむ少女が、一回死んだ振りをして生まれ変わろうとする様子を歌っている。歌詞には、「バグ」「システム」「スーパーコンピューター」等のデジタル用語が登場しており、前奏・間奏・後奏では、コンピューターを連想させる高速の数字読み上げが挿入されている。最終的に少女はもう少し生きてみようと決めており、矛盾だらけの社会に対する一縷の希望を感じることができる。厭世的な少女の第二のBirthを描いた、歌声が非常に可愛い楽曲である。
- 7回目の「レミゼ」［06:03］
作詞：秋元康／作曲・編曲：E.L.F
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新曲。小嶋陽菜のソロ楽曲。ヴィクトル・ユーゴーの大河小説『レ・ミゼラブル（Les Misérables）』を題材とした楽曲で、「あなた」と別れた主人公が、借りて来た「レミゼ」のDVDを独りで見る姿を描いている。ピアノとシンセサウンド中心の煌びやかな楽曲で、小嶋の細く高い美声がサウンドと絶妙に融合している。「あなた」と見た「レミゼ」の温かくも淡い思い出を歌った、繊細で悲しく寂しいバラードである。個人的には、間奏のエレキピアノと、サビの語尾の裏声（「そんな悲しい場面じゃ」「うるうるしちゃう」「だってここから先が」「あなたがいないから」等）が好きである。尚、本作収録楽曲の中で最も長い楽曲である。
- Oh! Baby!［04:28］
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新曲。高橋Team Aが歌唱する。ギター・シンセ・スクラッチが目立つ楽曲で、失恋した「君」が泊まりに来て喜ぶ主人公を歌っている。曲中の主人公は「君」に恋心を抱くも、失恋の傷心を気遣ってか、「友達」として「君」に接している。また2番は、Aメロ→Bメロ→間奏→Cメロ→ラスサビと、従来の枠に囚われない特異な構成となっている。クールな英語フレーズと賑やかなサウンドが魅力的な、少々の切なさを含んだダンスチューンである。個人的には、前述の音色の他、最初のガラスが割れるSEと、Aメロ・サビの英語コーラス、ラスサビへの盛り上がりを作る間奏が好きである。尚、作曲のRubyは、作曲家・Hwang Yong Juの筆名である。
- ここがロドスだ、ここで跳べ！［04:50］
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新曲。ドイツの哲学者カール・マルクスの『資本論』にも引用された、イソップ寓話『ほら吹き男』の一節「ここがロードスだ、ここで跳べ」を元にした楽曲となっている。静かなピアノから一転、編曲・武藤星児の特長であるブラス・ギターサウンドを中心に展開。曲中では、「努力や頑張りを口にするな」「拗ねたり泣き言を言ったりするな」等、活を入れる言葉が多数登場している。「今いる場所でベストを尽くせ」「今ここにある現実に、全力で向かい合え」と鼓舞激励する、ひたむきな力を与えてくれる楽曲である。
個人的には、前述のサウンドの他、間奏のエレキギターソロが好きである。尚、題名の元になった「ここがロードスだ、ここで跳べ」について、第32代同志社大学長・村田晃嗣は、「「論より証拠」を指す言葉で、環境に責任転嫁しないで自助努力を求める格言でもある」と解説した（初回限定盤A・ブックレットより）。
Type B （Disc2）
- 僕たちのイデオロギー［03:31］
作詞：秋元康／作曲・編曲：藤本貴則
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新曲。ブラスとエレキギターが目立つポップサウンドの楽曲で、生徒会のスローガンについて、主人公の「僕」が恋焦がれる「君」と議論を交わす様子を歌っている。「僕」は、意中の相手でも屈しはしないという強い意志を持っており、「君」に対して好意と共にリスペクト（尊敬の念）も抱いていることが窺える。対立して向き合う僕たちのイデオロギー（観念形態・考え方）を歌った、春風のように優しく爽やかな楽曲である。個人的には、情景を詳らかに描写した1番Aメロが好きである。
- To goで［04:26］
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新曲。倉持Team Bが歌唱する。疾走感あるエレキギターが映える楽曲で、カフェラテを買いに来る男子に恋した、アルバイトの女子の心情を歌っている。主人公は曲中で、「私も一緒にバッグに入れてTo go（お持ち帰り）して欲しい」と呟いており、曲中のサウンドがその独り言を切なくさせている。「いつかはあなたとお店の外で会える日が来るよね？」という主人公の切実な願いを歌った、ポップで少し切ないラブソングである。個人的には、間奏の高速ピアノパートが好きである。
- 教えてMommy［04:21］
作詞：秋元康／作曲：井上トモノリ／編曲：井上トモノリ・久下真音
37thシングルType D収録楽曲（詳細は当該ページを参照して下さい）。
- 切ないリプライ［04:18］
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新曲。指原莉乃のソロ楽曲。煌びやかなシンセサウンドと勢いあるエレキギターから始まる、海沿いの旧道が浮かぶ楽曲である。付き合っていた「君」のリプライ（Twitterの返信）を読んで切なくなる主人公を描いており、今でも「君」を好きでいる主人公の姿が、明るい音色と正反対で一層切なくなってくる。ひまわりの花や打ち上げ花火のような刹那の恋を描いた、題名通りの切ないラブソングである。個人的には、指原を表すフレーズが登場する2番Aメロの歌詞が好きである。
- パナマ運河［04:59］
作詞：秋元康／作曲：TORIUMI TAKESHI／編曲：野中"まさ"雄一
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新曲。1stアルバム収録曲「High school days」の鳥海剛史が作曲を務めた。太平洋と大西洋を繋ぐパナマ運河を題材とした楽曲で、報われない愛を歌謡曲風に描いたラブソングとなっている。ブラスとギターが特徴的で、前奏・後奏の「シャラランシャララン…」が、ハーバーライトの光で煌めく水面（みなも）を想像させてくれる。「パナマ運河を渡るように ここじゃないどこかへ行きたい」という、「あなた」に逢いたい切実な願いを歌った楽曲である。
- 赤いピンヒールとプロフェッサー［04:09］
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新曲。松井珠理奈のソロ楽曲。プロフェッサー（大学教授）との不倫を楽しむ、赤いピンヒールの女子大生を描いた楽曲である。サビで連続する「Gimme your ～」が特徴的で、誘惑めいた松井の歌声が、他の楽曲にはないエロスとフェロモンを醸し出している。作曲・フジノタカフミのファンク要素が反映された、本作収録楽曲の中で最もセクシーな楽曲である。個人的には、グルーヴィーな「WOW WOW WOW」とBメロの女声コーラス「Baby」、曲全体のブラスサウンドと間奏のエレキピアノソロが好きである。
尚、この楽曲は、2016年開催の「AKB48単独リクエストアワーセットリストベスト100 2016」で首位を獲得した。また、SKE48 チームS 6th Stage「重ねた足跡」公演でも採用されており、SKE48の2ndアルバム発売に先駆けた劇場公演曲人気投票では2位を獲得、2ndアルバム「革命の丘」TYPE-BのDisc3に収録された。ちなみに、この楽曲の制作秘話が、フジノ氏のX で詳述されている。
- よわむしけむし［04:30］
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新曲。柏木由紀のソロ楽曲。「へなちょこサポート」「彼女」同様、伊藤心太郎が作曲・編曲を担当。キーボードサウンドが主張する楽曲で、長い冬が終わる頃に、別れた恋人を想って泣く女性を描いている。柏木の歌声が切なさや愁いを帯びており、窓を伝う雨粒のように涙を流す女性の姿を想像することができる。好きだった「あなた」を想うよわむしけむしの姿を歌った、春先に聴きたいバラードである。個人的には、ラスサビの「あんなに美しく咲いた春」の裏で流れるピアノサウンドが好きである。
- 涙は後回し［04:49］
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新曲。峯岸Team 4が歌唱する。エレキギター・キーボード・ストリングスが目立つ楽曲で、主人公の「僕」が夢を追う「君」と別れる様子を描いている。「君」を想う「僕」が、その恋心を一切告げず、尊敬の念を以て明るく送り出そうとする姿が何とも切ない。また、ラスサビでは、「つらくなっても歯を食いしばって頑張れよ」と激励するも、最後には「頑張るな（頑張り過ぎるなよ）」と、「君」を気遣った言葉も送っている。桜の花舞う季節の惜別を爽やかかつ切なく描いた、涙が込み上げてくる楽曲である。
個人的には、この楽曲が、本作発売直前に卒業した元Team 4メンバー・髙島祐利奈との別れを指しているように感じた。尚、1番Aメロには、固有名詞の「パピコ（江崎グリコ発売の氷菓の商標）」と「イッテQ（日本テレビ系バラエティー・紀行番組「謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!」）」が登場する。
- All of you［03:28］
作詞：秋元康／作曲：長谷川湊／編曲：Boyz Toyz
-
新曲。高橋みなみのソロ楽曲。乾いたアコースティックギターから始まる楽曲で、恋人がいる男性と付き合っている女性が、男性との別れを決意する様子を歌っている。芯のある高橋の歌声が特徴的で、つらい関係に胸が痛む女性の空しさや苦しさが伝わってくる。出逢うのが遅かった運命とdeleteできない愛しさを歌った、力強くも悲しい楽曲である。尚、題名「All of you」は「皆・君達・あなた方」の意味があるが、ここではサビで登場する「あなたのすべて」を意味する。
- 友達でいられるなら［04:35］
-
新曲。島崎遥香・横山由依が歌唱する。「友達」である男女2人が、グループでの遊びの帰りに「特別な人」同士になる軌跡を描いた楽曲である。エレキギター・ベース・ストリングス中心の歌謡曲風アレンジが特徴。切ない島崎の歌声と繊細な横山の歌声が、張り裂けそうな胸の痛みを上手く表現している。「友達でいられるなら」と苦しむ2人の恋を歌った、切なさ満載のラブソングである。個人的には、2番Aメロのエレキギターサウンドが好きである。
- 今日までのメロディー［04:49］
36thシングル共通カップリング曲（詳細は当該ページを参照して下さい）。尚、ブックレットにはミュージシャンクレジットが記載されているが、チェロの木村隆哉が「木村隆也」と誤表記されている。
- 生き続ける［04:49］
作詞：秋元康／作曲・編曲：新屋豊
-
新曲。「生きる 生きる 泥水を飲んで どんなにつらくても生き続けよう」という歌詞から始まる、生き続けることの大切さを歌ったメッセージソングである。エレキギターを中心とした骨太のサウンドが特徴で、遥か遥か彼方の夢を目指して死力を尽くす姿が描かれている。「後悔をすることなく、困難から逃げ出さずに生き続けろ！」と声高に訴える、晴れ渡る空のように清らかで熱い楽曲である。個人的には、最初のエレキギターと間奏のピアノサウンド、「敗者を嘲笑う者が一番の敗者だ」と歌う2番Aメロが好きである。
劇場盤
- 最初の愛の物語［03:46］
-
自身主演ドラマ「セーラーゾンビ」劇中歌。劇中で主演を務めた3人が歌唱する。野中"まさ"雄一らしい王道エレキギターサウンドの楽曲で、思春期の少女が初めて抱いた恋心を描いている。曲中では、「息苦しさ」や「涙」等のネガティブな単語が登場するも、明るく朗らかな音色がそれらを中和している。切なくも春風と太陽のような温もりを感じられる、最初の愛の物語を歌ったアイドルソングである。個人的には、A'メロで流れるフルートのような高音サウンドが好きである。
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歌唱メンバー
※ センターポジションは赤で表示／既発曲は割愛| 愛の存在 |
|---|
| 入山杏奈・柏木由紀・川栄李奈・木﨑ゆりあ・北原里英・小嶋陽菜・指原莉乃・島崎遥香・須田亜香里・高橋みなみ・松井珠理奈・松井玲奈・峯岸みなみ・宮澤佐江・山本彩・横山由依・渡辺麻友 |
| Conveyor |
| 相笠萌・阿部マリア・石田晴香・岩佐美咲・内田眞由美・北原里英・小嶋真子・兒玉遥・後藤萌咲・小林香菜・島田晴香・下口ひなな・鈴木紫帆里・鈴木まりや・田野優花・永尾まりや・松井珠理奈・宮崎美穂・山本彩・湯本亜美・横山由依 |
| へなちょこサポート |
| 坂口渚沙・横山由依・谷川聖・佐藤七海・早坂つむぎ・佐藤朱・舞木香純・岡部麟・本田仁美・清水麻璃亜・髙橋彩香・吉川七瀬・小栗有以・小田えりな・佐藤栞・左伴彩佳・藤村菜月・横道侑里・服部有菜・山本亜依・橋本陽菜・北玲名・長久玲奈・近藤萌恵里・永野芹佳・太田奈緒・山田菜々美・山本瑠香・大西桃香・濵咲友菜・中野郁海・阿部芽唯・人見古都音・谷優里・下尾みう・濵松里緒菜・行天優莉奈・高岡薫・廣瀬なつき・森脇由衣・福地礼奈・岩﨑萌花・倉野尾成美・吉野未優・谷口もか・下青木香鈴・宮里莉羅 |
| ダウンタウンホテル100号室 |
| 大島涼花・岡田奈々・木﨑ゆりあ・高橋朱里・田野優花・宮前杏実・武藤十夢 |
| Birth |
| 大和田南那・川本紗矢・北川綾巴・後藤萌咲・坂口渚沙・田島芽瑠・田中美久・朝長美桜・中野郁海・西野未姫・矢吹奈子 |
| Oh! Baby! |
| 飯野雅・市川愛美・入山杏奈・岩田華怜・川栄李奈・小嶋菜月・小嶋陽菜・島崎遥香・高橋みなみ・田北香世子・達家真姫宝・谷口めぐ・中田ちさと・中西智代梨・中村麻里子・西山怜那・藤田奈那・古畑奈和・前田亜美・松井咲子・宮脇咲良・武藤十夢・森川彩香・矢倉楓子 |
| ここがロドスだ、ここで跳べ！ |
| 東李苑・穴井千尋・生駒里奈・入山杏奈・加藤玲奈・兒玉遥・篠崎彩奈・渋谷凪咲・白間美瑠・谷真理佳・福岡聖菜・二村春香・古畑奈和・村山彩希・森保まどか・矢倉楓子 |
| 僕たちのイデオロギー |
| 市川美織・岩田華怜・岩立沙穂・内山奈月・木本花音・久代梨奈・小嶋真子・込山榛香・佐々木優佳里・田中菜津美・平田梨奈・向井地美音・村重杏奈・本村碧唯・薮下柊・吉田朱里 |
| To goで |
| 生駒里奈・伊豆田莉奈・内山奈月・梅田綾乃・大島涼花・大家志津香・大和田南那・小笠原茉由・柏木由紀・川本紗矢・倉持明日香・高城亜樹・高橋朱里・竹内美宥・田名部生来・朝長美桜・名取稚菜・野澤玲奈・橋本耀・平田梨奈・福岡聖菜・横島亜衿・渡辺麻友 |
| パナマ運河 |
| 川栄李奈・松井玲奈・峯岸みなみ・渡辺美優紀 |
| 涙は後回し |
| 岩立沙穂・大川莉央・大森美優・岡田彩花・岡田奈々・加藤玲奈・木﨑ゆりあ・北澤早紀・小谷里歩・小林茉里奈・込山榛香・佐々木優佳里・佐藤妃星・篠崎彩奈・渋谷凪咲・土保瑞希・西野未姫・前田美月・峯岸みなみ・向井地美音・村山彩希・茂木忍 |
| 生き続ける |
| 梅田彩佳・大場美奈・小笠原茉由・北原里英・倉持明日香・小谷里歩・佐藤すみれ・柴田阿弥・須田亜香里・高城亜樹・高柳明音・中西智代梨・藤江れいな・宮澤佐江・山内鈴蘭・山田菜々 |
| 最初の愛の物語 |
| 大和田南那・川栄李奈・高橋朱里 |
演奏者
Conveyor
愛と悲しみの時差
- Guitar：YAMACHI（所属事務所公式サイト ）
パナマ運河
赤いピンヒールとプロフェッサー
- Guitar：白鳥義一（X ）
涙は後回し
- Guitar：YAMACHI（所属事務所公式サイト ）
All of you
- Guitar Solo：久次米真吾（X ）
友達でいられるなら…
最初の愛の物語