概説
前作「One Love」から約2か月ぶりのシングルである。
13thシングル「瞳の中のGalaxy/Hero」以来の両A面シングルである。
初回限定盤A・B・通常盤の3形態で発売された。
通常盤のみ、C/W「スマイル」とオリジナル・カラオケ3曲が収録されている。
発売を記念して、Johnny's Web(現・FAMILY CLUB web)の特設サイトにて「truth/風の向こうへ オリジナルレターセット」が限定販売された(駿河屋 より)。
第23回日本ゴールドディスク大賞邦楽部門シングル・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
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楽曲一覧
- truth[04:50]
作詞・作曲:HYDRANT/編曲:前口渉
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大野智・生田斗真W主演ドラマ「魔王」主題歌。ピアノ & ストリングスが儚げに鳴る楽曲で、ドラマに通ずる「悲しみ・復讐・無常」をコンセプトに掲げている。曲中では、ミステリアスな単語やフレーズ(謎・闇・真実・百合・隠しきれぬふたつの顔)が多数登場。復讐劇を描いたドラマの世界観を堪能できる。「光」を感じる明るい表題曲が多い嵐が見せる、底知れぬ深い「闇」を纏った陰鬱・暗鬱な楽曲である。
個人的には、主人公の絶望を連想させる暗い音色と、Bメロのヴォーカル二段構成が好きである(後者は、7thシングル「a Day in Our Life」を連想。この楽曲が、新境地「暗く澱んだ表題曲」を開拓したように感じた)。尚、タワーレコードオンライン では「迫り来る感情の爆発を激しく、そして切なく綴った、嵐の新境地ともいえる作品」と紹介されている。
- 風の向こうへ[03:40]
作詞:多田慎也/Rap詞:櫻井翔/作曲:Pippi Svensson・Anders Dannvik/編曲:Hans Johnson
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日本テレビ系「北京オリンピック」放送イメージソング。ピアノ・ブラス・アコースティックギターが響く楽曲で、「自分を超え、きみを超え、追い風の向こうへ」をコンセプトに掲げている。曲中では「truth」同様、ヴォーカル二段構成が登場。サクラップからは、日本テレビ系北京オリンピックキャスターを務めた櫻井翔が、日本代表選手取材時に感じた想いが伝わってくる。「雨の向こうへ 風の向こうへ」と闇を照らす声で歌った、描いた通りにいかない時に聴きたいポジティブナンバーである。
個人的には、爽やかな風を連想させる、明るい音色が好きである(特に、前奏のアコースティックギターソロと、1番サビ直前のドラム & ピアノグリッサンドが好きである)。尚、タワーレコードオンライン では「この夏(2008年夏)の祭典を大いに盛上げるメロディアスでスケール感溢れる、パワフルな作品」と紹介されている。また、作曲のPippi Svenssonは、作曲家・Shusuiの筆名と思われる。
- スマイル[03:38]
作詞・作曲:Erik Lidbom・youth case/編曲:北川吟
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通常盤収録楽曲。自身出演のハウス食品「とんがりコーン」スケートボード編CMソング。転調・ドラム・エレキギターが印象に残るポップナンバー。「裸足のままで 熱い夏にしよう」と軽やかに歌っている。悩み事やつまんない事、胸騒ぎを全て吹き飛ばす、最大級かつ最上級のスマイルになれるサマーチューンである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、Cメロのドラムとラスサビのコーラス(いつだって 何だって 君だけのスタイルで)、直後の大野智の「Yeah~ Oh~」が好きである)。
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