One choice

1. One choice［04:44］

作詞：秋元康／作曲：セキヤカナデ／編曲：シライシ紗トリ

　音楽プロデューサーのシライシ紗トリが編曲を務めた楽曲。2期生・丹生明里が自身初の表題曲センターを務めた。アコースティックギターとヴァイオリンが印象的な楽曲。異性の「君」に恋した「僕」の葛藤・悩みを描いている。「思いは色々あるけれど、僕は君一択だ」と断言した、揺るがない恋心を歌った切なく凛々しい楽曲である。個人的には、総合プロデューサー・秋元康が恋煩いを例える際に多用する、1番Bメロで出て来る「麻疹（はしか）」が印象に残った。

2. 恋は逃げ足が早い［04:04］

作詞：秋元康／作曲・編曲：野村陽一郎

　共通カップリング曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱する。グループ楽曲を多数手掛ける野村陽一郎が制作。タイミングを見て意中の「君」に告白しようとしていた「僕」が、「君」の退職で告白できずに振られる姿を描いている。全速力でいなくなっちゃう夏の恋を切なく描いた、淡いピアノと弦の音色が印象に残る楽曲である。個人的には、歌詞全編が「恋は逃げ足が早い、いなくなっちゃう前に告白しろ！」と伝えているように感じた。尚、この楽曲のコール動画がYouTube に投稿されている。

3. 愛はこっちのものだ［03:50］

作詞：秋元康／作曲・編曲：原田雄一

　TYPE-A収録楽曲。1期生が歌唱する。人気楽曲「キツネ」を手掛けた原田雄一が作曲・編曲。サックス・ピアノ・エレキギターが印象に残るパーティーチューンで、クラブでばったり会った「俺」と「君」が激しく踊る様子をグルーヴィーに描いている。流れる時間・汗ばむ二人・夏の星が脳内に浮かぶ、高揚感と爽快感に溢れた痛快ラブソングである。個人的には、曲全体の英語フレーズ（特にサビの（Baby））とCメロの展開が印象に残った。尚、15thシングル「お願いバッハ！」TYPE-Bには、この楽曲のリテイクver.が収録された。

4. You're in my way［03:41］

作詞：秋元康／作曲・編曲：セキヤカナデ

　TYPE-B収録楽曲。2期生が歌唱する。表題曲の作曲をしたセキヤカナデが作曲・編曲。エレキ & アコースティックギターとベースが特徴的で、愛されたいけど愛されたくないアンビバレントな「アタシ」の気持ちを、呆れるような台詞を用いてグルーヴィーに描いている。「You're in my way（あんたはアタシの邪魔だ）」と手酷く言い切った、突き放すような歌詞・歌声が印象に残る楽曲である。個人的には、1番サビ直前の「それじゃバイバイ You're in my way」の流暢な巻き舌が印象に残った。

5. パクチー ピーマン グリーンピース［04:17］

作詞：秋元康／作曲：Masafumi Okamoto／編曲：シライシ紗トリ

　TYPE-C収録楽曲。3期生が歌唱する。前作「月と星が踊るMidnight」のMasafumi Okamotoが作曲。嫌いなものが多過ぎて恋人「君」に呆れられる「僕」の姿を可愛くポップに描いている。「君のことだけ好きだから 許してくれ」と必死に頼んだ、聴くと思わず笑みが零れる非常に面白い楽曲である。個人的には、キャッチー・愉快な題名と、嫌いなものが列挙されるサビの歌詞が好きである。また、サビの一部メロディーが、AKB48の「新しいチャイム」のサビの一部メロディーに似ていると感じた。

6. シーラカンス［04:36］

作詞：秋元康／作曲：barbora・TomoLow／編曲：TomoLow

　TYPE-D収録楽曲。4期生が歌唱する。雨の雫を連想させるアコースティックギターが特徴。突然の雨に降られた「僕」が、名前も知らない女性「君」と出逢ってときめくエモい瞬間を淡く切なげに描いている。忘れかけていた恋する気持ちを「シーラカンス」と表現した、細く瑞々しい歌声が魅力の優しいラブソングである。個人的には、曲全体の爽やかな音色が好きである。また、古代魚である題名「シーラカンス」からは想像できない歌詞の内容が印象に残った。

7. 友よ 一番星だ［04:12］

作詞：秋元康／作曲・編曲：中村泰輔・TomoLow

　通常盤収録楽曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱、本作で卒業する影山優佳が最初で最後のセンターを務めた。エレキ & アコースティックギターが印象的な楽曲。同じ道を歩いてきた友と別れる「僕」の気持ちを明るく前向きに描いている。「語り合った"やりたいこと"を始めよう」と爽やかに歌った、綺麗な夕陽・煌めく一番星が浮かぶ楽曲である。個人的には、後奏のギターサウンドと、Bメロで転調してサビで元に戻る楽曲構成が印象に残った。また、Cメロで登場する「ゴール」が、サッカー好きの影山を表現しているように感じた。

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