概説
前作「でっかい愛/喜努愛楽」から約6か月ぶりのシングルである。
前作に引き続き両A面シングルとなっている(2作連続の両A面シングルは、8thシングル「僕ら今日も生きている/考えるな、燃えろ!」と9thシングル「プリンシパルの君へ/ドラゴンドッグ」以来である)。
キャッチコピーは「夜が明ける。さあ進もう、前へ。」である。
初回盤A・B・通常盤の3形態で発売された。
初回盤A・Bには、オリジナル・カラオケ3曲を収録。初回盤Bには、メンバーの重岡大毅が作詞・作曲した「オレとオマエと時々チェイサー」が収録されている。また、通常盤には、シンガーソングライター・NakamuraEmiの提供曲「ブーケ」が収録されている。
スポンサーリンク
楽曲一覧
- 黎明[04:13]
作詞:Kanata Okajima・栗原暁 (Jazzin'park)/作曲:Kanata Okajima・久保田真悟 (Jazzin'park)・栗原暁 (Jazzin'park)/編曲:久保田真悟 (Jazzin'park)
- E.Guitar & Programming:久保田真悟(Jazzin'park)
- Drums & Tambourine:髭白健
- E.Bass:山口寛雄
- Piano:西村奈央
- Strings:藤田クリスティーナストリングス
- Strings Arrangement:門脇大輔
- Chorus:西村晋弥(snowkel)
-
小瀧望主演・藤井流星出演ドラマ「鹿楓堂よついろ日和」主題歌。14thシングル「証拠」同様、Kanata OkajimaとJazzin'park(久保田真悟・栗原暁)が制作を務めた。ピアノやストリングスが印象的な、自身初のミディアムバラード。現代に生きる様々な不安や痛みを抱えている人々に寄り添い、そっと背中を押してあげられるような温かさが込められている。優しい言葉と音色、大切な人同士を結ぶメロディで紡がれた、ジャニーズWESTらしい愛に溢れた歌である。
個人的には、前述のピアノ・ストリングスと、一旦転調して再度元に戻る(1番「みんなそうだと思ってた 君に出逢うまで」で転調し、「まわりの瞳(め)に疲れては 夢をみることも忘れて」で再度元に戻る)Aメロ、間奏のベースサウンドと、サビと若干メロディーが異なるラスサビの「たとえば君にとっての愛とは違っても」が好きである。尚、題名「黎明」は「夜明け」「新しい事柄の始まり」を指す名詞である。
- 進むしかねぇ[04:32]
作詞・作曲・編曲:田尻知之 (note native)・本澤尚之
-
自身出演バラエティー番組「あなたの代わりに見てきます!リア突WEST」テーマソング。ジャニーズWEST持ち前の熱い歌唱が魅力のパワフルなロックナンバー。「不器用で泥臭くても、どんな人生でも笑いながら突き進んでいこうぜ」というメッセージが込められた、明るくも力強い応援歌である。サビでは透き通る裏声を披露しており、漢気溢れるロックサウンドが、猪突猛進の原動力を与えてくれる。「泥だらけの毎日だけど、前へ進むしかねぇ!!」と思わせてくれる、頑張る人に捧げる魂の唄である。個人的には、サビの「前へ!前へ!もっと!前へ!」と、重岡大毅の「精一杯 強がって生きてもいいんだよ」が好きである。
スポンサーリンク
- Cherry on top[03:13]
作詞:D&H/作曲:Jakob Mihoubi・Rudi Daouk・Issac Han・Aaron Kim・GHOSTCHILD LTD/編曲:Issac Han・GHOSTCHILD LTD・Aaron Kim
- Drums:Issac Han
- Bass:GHOSTCHILD LTD
- Keyboards:Aaron Kim
- Computer Programming:Issac Han・Aaron Kim・GHOSTCHILD LTD
- Chorus:issei
-
初回盤A収録楽曲。本作収録楽曲の中で最も短い楽曲である。編曲の3名による楽器演奏が極めてクール。主人公と「君」の、艶やかで刺激的な絆が窺える。ジャニーズWESTのセクシーな一面が存分に味わえるダンスナンバーである。個人的には、サビの「名前は 必要(いら)ない」の特別読みが好きである。尚、題名「Cherry on top」は、「物事を完璧にする最後の仕上げ(画竜点睛)」を意味すると思われる。
- オレとオマエと時々チェイサー[05:15]
- Programming:生田真心
- Drums & Tambourine:髭白健
- E.Bass:林あぐり
- A.Guitar:設楽博臣
- E.Guitar:竹之内一彌
- Piano & Hammond B-3 Organ:井上薫
- Trumpet:中野勇介・田中充
- Trombone:鹿討奏・東條あづさ
- Alto Saxophone:大郷良知
-
初回盤B収録楽曲。メンバーの重岡大毅が作詞・作曲を務めた。陽気なブラスとバンドサウンドの楽曲で、仲間との楽しい酒宴の様子を歌っている。歌詞には、「シャララララ」や「ラララララララ」といった軽快な擬音が多数登場。Cメロ・ラスサビでは、1stシングル「ええじゃないか」も登場する。また、曲中ではメンバーの話し声・笑い声が挿入されており、快活なそれらの声が盛況な宴会を想像させてくれる。「生きてくって、大変だけど楽しいな♪」と思わせてくれる、仲間へ送る愉快な人生賛歌である。尚、題名や歌詞に登場する「チェイサー」は、アルコール度数の高い酒の後に飲む水・ビール・茶・炭酸水のことである。
スポンサーリンク
- ブーケ[04:10]
作詞・作曲:NakamuraEmi/編曲:カワムラヒロシ
- A.Guitar & Programming:カワムラヒロシ
- E.Bass:Zak Croxall
- Piano:千葉岳洋
- Tambourine:NakamuraEmi
-
通常盤収録楽曲。シンガーソングライター・NakamuraEmiが書き下ろした楽曲で、彼女の楽曲の編曲を手掛けるカワムラヒロシが編曲を務めた。音数の少ない静かな楽曲で、悩みを抱えて汚い気持ちを抱く「僕」が、大切な「あなた」が言った言葉を思い出して口ずさむ姿を描いている。曲中では、「華やかな日もあれば、錆び付いて濁る日もある」「溢れそうな時は一緒に抱えるよ」等、優しく温かみのある言葉が多数綴られている。ブーケのような派手さはなくとも、聴く人の錆び付いて濁った気持ちを癒してくれる、心に沁みるスローナンバーである。個人的には、サビの「派手じゃない色だって必要さ」が好きである。
- 微笑み一つ咲かせましょう[04:04]
作詞:MORISHIN/作曲:川口進・MORISHIN/編曲:ha-j・川口進
- Programming:ha-j
- Drums:佐野康夫
- E.Bass:山本連
- E. & A.Guitar:設楽博臣
- Piano:荒幡亮平
- Percussion:またろう
- Strings:伊藤彩ストリングス
- Trumpet:中野勇介
- Trombone:鹿討奏
- Alto Saxophone:大郷良知
- Chorus:MORISHIN
-
通常盤収録楽曲。ヤマザキ「ランチパック」CMソング。「僕ら今日も生きている」「アメノチハレ」等を手掛けたMORISHINと川口進、多数のジャニーズWEST編曲を手掛けたha-jが制作を務めた。色とりどりの音色が行き交う、爽やかで軽快なポップナンバー。「微笑み一つ 咲かせてあげましょう」等々、微笑みを誘う優しい言葉で溢れた歌詞が特徴である。ダメになりそうな時や迷いそうな夜に聴きたい、希望のメロディーと朗らかな歌詞、優しい音色と歌声で作られたスマイルソングである。個人的には、温かくて優しいMORISHINの歌詞と、賑やかかつ和やかなアレンジが好きである。尚、本作収録楽曲の中で最も生音が多い楽曲である。
スポンサーリンク