概説
自身初のアルバムであり、自身唯一のミニアルバムである。
既発曲は、1stシングル「浪花いろは節」である。
読みは「かんしゃにエイト」で、グループ名「関ジャニ∞」と掛けている。
コンセプトは「歌えや、騒げや、関ジャニ∞!!」。デビュー以来グループを応援したファンの要望と、デビューシングルの大ヒットに感謝を込めてリリースされた。
デビュー前からライヴやテレビ番組で披露していた楽曲の他、グループの持ち味を生かした歌謡曲カヴァー楽曲等、全9曲が収録されている。
初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。
初回限定盤にはBonus Track「浪花いろは節(Winter Rock Mix)」が、通常盤には「Eden」が収録されている。
2005年7月にメンバー・内博貴が脱退したため、8人体制唯一のアルバムとなった。
コーラスの殆どを、ディレクションの吉川正己が務めた。
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楽曲一覧
- DREAMIN' BLOOD[04:03]
- Guitar:塚本史朗・吉川正己
- Drums:河村徹
- Bass & Other Instruments Programming:ha-j
- Chorus Arrangement & Chorus:高橋哲也
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ドラム・ベース・エレキギター・鍵盤楽器が響く楽曲。夢見ることを辞めない「僕ら」の希望や闘志を描いている。「僕らには 夢をかなえられる 力がある」と断言した、若々しいエネルギーに満ち溢れた楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、曲全体のバンドサウンドと、ラスサビ途中で流れるクールな英語フレーズが好きである)。
- 浪花いろは節[03:28]
作詞:MASA/作曲・編曲:馬飼野康二
- Guitar:松宮幹彦
- Other Instruments Programming:馬飼野康二
- Chorus:Yuko Yuasa
2004年8月25日に関西限定盤が、同年9月22日に全国盤が発売された1stシングル。
- All me for you[03:33]
日本語詞:TAKESHI/作曲:Brian Hobbs・Christian Svensson・Jany Schella/編曲:五十嵐学
- Programming:五十嵐学
- Chorus:吉川正己
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嵐の「Walking in the rain」を手掛けた3名の作曲楽曲。暗く澱んだ効果音と鍵盤楽器が印象的で、自分を振った「君」に固執する「僕」の様子を描いている。星影のない絶望の夜をクールな音色に乗せて描いた、サビのフレーズ「All of me for you」がキャッチーな楽曲である。個人的には、「君」への重い想いを感じる沈んだ音色が好きである。尚、この楽曲のみ、作詞クレジットが「日本語詞」となっている。
- 旅人[04:29]
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ジャニー喜多川演出の舞台「ANOTHER」2002年版テーマ曲。TOKIOの楽曲を多数手掛けるHIKARIが作詞・作曲を務めた。あてもない旅に出かける「僕」の胸中・期待を描写。歌詞には、「ANOTHER」を思わせるフレーズ「あの船に乗って出かけよう」が登場している。グループ結成のきっかけとなったミュージカルの開幕を告げる、疾走感あるエレキギターに心が震える一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。尚、この楽曲は、関ジャニ∞楽曲の編曲を多数務める久米康隆の、関ジャニ∞初参加楽曲である。
- 10年後の今日の日も[04:09]
作詞・作曲・編曲:清水昭男
- Programming:清水昭男
- Chorus:吉川正己
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ギター・コーラス・パーカッションが軽快に響くミディアムナンバー。「10年後の今日の日もきっと二人で手を繋ごう」と、愛する「君」に誓った「僕」の姿や想いを描いている。雪降る聖夜を連想させる鈴の音色が神秘的な、募る切なさ・愛しさを歌った純真無垢なラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前奏途中・サビ直前・サビ終わりの効果音が好きである)。
- 冬のリヴィエラ[04:33]
作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:長岡成貢
- Programming:長岡成貢
- Chorus Arrangement & Chorus:野澤孝智
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1982年11月21日に発売された森進一の56thシングルのカヴァー。原曲が前田憲男編曲であるのに対し、この曲では長岡成貢が編曲を務めた。都会的かつ現代的なギター・シンセが魅力の楽曲。原曲にある歌謡曲要素を可能な限り排している。「彼女(あいつ)」と別れて独りで旅立つ男の寡黙な姿を描いた、霧が立ち込める冬のリヴィエラ(海岸)が浮かぶ一曲である。個人的には、クールで洗練された音色と、ディレクター・野澤孝智のコーラス「Fu Fu Fuu」が好きである。
- 浪花いろは節(Trance Mix)[04:00]
- Programming:吉岡たく
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Bonus Track。1stシングル「浪花いろは節」のリミックス・ヴァージョンである。主に嵐の楽曲を手掛ける吉岡たくが編曲を担当。EDM風味のシンセとヴォーカルエフェクトが特徴である。深い眠りに誘うような不思議な音色が魅力的な、原曲の演歌要素を排したクールな一曲である。尚、副題にある「Trance」は、うねるような雰囲気を出すシンセサイザーが特徴的なEDMの一種である。
- 浪花いろは節(Winter Rock Mix)[03:48]
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初回限定盤収録のBonus Track。1stシングル「浪花いろは節」のリミックス・ヴァージョンである。Trance Mix同様、吉岡たくが編曲を担当。ha-j演奏の痛快なギター・ベース・鍵盤が特徴である。銀世界が脳内に浮かぶスレイベルの音から始まる、弾むロックサウンドが魅力の愉快・爽快な一曲である。個人的には、前述の音色とドラム、知野芳彦の「どっこいせ~」のコーラスが好きである。尚、2024年1月24日に本作が配信されたが、この楽曲は未配信である。
- Eden[04:51]
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通常盤収録楽曲。HIKARIが作詞・作曲を、音楽プロデューサーの蔦谷好位置が編曲を務めた。神秘的かつ幻想的なピアノが魅力の痛切バラード。愛する「君」に傍にいて欲しいと希う「僕」を描いている。旧約聖書『創世記』にあるエデンの園を連想させる、厳かな雰囲気を秘めた切なく哀しい楽曲である。個人的には、サビの「Eden(エデン)」が空耳で「家電(いえでん)」に聴こえた。また、サビの「きみにめぐり遭いたいよ」は、意味合いから「きみにめぐり逢いたいよ」の方がよいのでは?と思った。
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