概説
日向坂46の齊藤京子とお笑いタレントのヒコロヒーによるユニット。両名が共演する深夜バラエティー番組「キョコロヒー」にて、2023年9月から始動した楽曲リリース企画で制作が決定した。
キャッチコピーは「齊藤京子 × ヒコロヒー「キョコロヒー」がまさかのCDデビュー！」である。
当初は配信リリースのみの予定だったが、2024年1月9日にCDリリースが発表された。
C/Wには、2名が初の作詞を務めた楽曲2曲が収録されている（THE F1RST TIMES に制作秘話が詳述されている）。
通常盤（CD＋DVD）の1形態で発売された。
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楽曲一覧
- After you!［04:07］
作詞：秋元康／作曲・編曲：柳沢英樹
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キョコロヒー歌唱楽曲。2024年1月1日に先行配信された。「ソンナコトナイヨ」を手掛けた柳沢英樹が作曲・編曲。あらケン演奏のエレキギターが非常に痛快なアッパーチューンで、向上心と競争心が皆無の「私」を描いている。「After you!（お先にどうぞ）」と脱力感ある声で歌った、競争社会を生きる人達を癒やすユニークな楽曲である。個人的には、曲全体の音色（特に、前述したエレキギターと、時折聴こえるシンセサウンド）が好きである。また、明るい音色と低音ヴォイスのコントラストが印象に残った。
- まぬけのうた［03:49］
作詞：ヒコロヒー／作曲：ツキダタダシ／編曲：野中"まさ"雄一
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キョコロヒー歌唱楽曲。ヒコロヒーが自身初の作詞を務めた。鍵盤楽器とエレキギターが魅力の昭和フォークナンバー。不器用ながらも日々を頑張る人達を労う応援ソングとなっている。「まぬけだけれど、まあいいか」と開き直る女性を描いた、明日もまた一つ頑張ろうと思える朗らかな楽曲である。個人的には、夕陽を連想させる音色と1番で登場する「餃子」、可愛げのあるヒコロヒーの高い歌声が好きである。尚、日向坂46公式サイト では、編曲・野中"まさ"雄一の名前の横に「"」が表記されている。
- 月下香［04:05］
作詞：齊藤京子／作曲・編曲：ヤナガワタカオ
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齊藤京子のソロ楽曲。自身が作詞を務めた（自身及び日向坂46メンバー初の作詞である）。齊藤が自身初の単独主演を務めたドラマ「泥濘の食卓」の捻木深愛を基に作詞。地獄の底を連想させる暗く不穏な楽曲で、二度と会えない「あなた」と紡いだ愛に悶える「私」の姿を悲しげに描いている。許されない禁断の恋を償う姿を儚く歌った、魔性の白い月下香が浮かぶギルティーラブソングである。個人的には、齊藤の低い歌声とダークな曲調がマッチしていると感じた。尚、題名の「月下香（げっかこう）」はチューベローズの和名である。
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