人は夢を二度見る(乃木坂46)- Utapedia

人は夢を二度見る

人は夢を二度見る」は、2023年3月29日に発売された、乃木坂46の32ndシングルである。

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目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 外部サイト

概説

前作「ここにはないもの」から約3か月半ぶりのシングルである。

前作同様、掛橋沙耶香はいずれの楽曲にも参加していない。

Type-A・B・C・D・通常盤の5形態で発売された。

当初は2023年3月22日発売だったが、制作の都合で一週間後に延期された(理由と思しき内容が、2023年3月29日の山下美月のブログ「人は夢を二度見る 」に記載されている)。

表題曲・アンダー楽曲共にWセンターである(表題曲のWセンターは19thシングル「いつかできるから今日できる」以来、アンダー楽曲のWセンターは18thシングル「逃げ水」以来である)。

2023年2月26日卒業の秋元真夏と、2023年3月28日卒業の鈴木絢音は、先行配信楽曲「僕たちのサヨナラ」以外の新曲歌唱に参加していない。そのため、本作は3・4・5期生で構成された初のシングルとなった。


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楽曲一覧

  1. 人は夢を二度見る[05:43]

作詞:秋元康/作曲:松尾一真/編曲:APAZZI

 3・4・5期生で構成された初の表題曲。大河女優・久保史緒里と、朝ドラ女優・山下美月がWセンターを務めた(久保は自身初の表題曲センターである)。麗らかな春を連想させるストリングスが特徴。一度夢を諦めた「僕」が再び夢を抱く様子を、二度寝して再び夢を見る行為に例えている。「夢をもう一度見ないか?」と優しい歌声で問い掛けた、夢と希望がない時代に夢と希望を授けてくれる和やかな一曲である。

 個人的には、土の中から夢が芽を出す春の景色を連想させる、曲全体の温かい音色が好きである。また、1番Aメロの歌詞と、編曲・APAZZI演奏と思しきギターの音色も好きである。

 尚、題名「人は夢を二度見る」に込められた意味がmodelpress で、作曲・松尾一真が心掛けたことがT&E Corporation 作曲家インタビュー で詳述されている。また、この楽曲で表題曲初センターを務めた久保は、加入から表題曲初センターまでの期間を、グループ最長となる6年半に更新した(それまでの最長期間は、16thシングル「サヨナラの意味」のセンター・橋本奈々未の5年2か月だった)。


  1. 僕たちのサヨナラ[04:03]

作詞:秋元康/作曲・編曲:かわいえいじ

 共通カップリング曲。秋元真夏の卒業ソングで、11th YEAH BIRTHDAY LIVE参加メンバー全員が歌唱する(但し、ブックレットの歌唱メンバーに、鈴木絢音の名前が記載されていない)。秋元の卒業を記念して、2023年2月17日0時より音楽配信サイトにて先行配信された。

 沈む太陽を連想させるピアノから始まる楽曲。旅に出る秋元と、その秋元を見送るメンバーの心情を描いている。曲中では、ポジティブな情景描写(「キラキラ輝く星」「白み始める東の空」)が登場。夢と希望に溢れた、秋元の未来を暗示しているように聴こえる。「最後は笑ってサヨナラしよう」と切ない音色に乗せて歌った、柔和な笑顔が魅力的な秋元に相応しい楽曲である。個人的には、曲全体の切ない音色(特にサビのエレキギター)と、最後の秋元の「サヨナラ…」が好きである。


  1. 心にもないこと[04:03]

作詞:秋元康/作曲:杉山勝彦/編曲:杉山勝彦・石原剛志

 Type-A収録楽曲。5期生が歌唱、東京藝術大学合格の池田瑛紗がセンターを務めた。「僕は僕を好きになる」の杉山勝彦が作曲・編曲(編曲は石原剛志と共作)。好きな想いを素直に伝えられない淡い恋心を、ピアノ・ギター・ストリングス中心の音色に乗せて歌っている。「君」に対して心にもないことを言ってしまう、「僕」の儚い胸中を描いた痛切ラブソングである。

 個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(音色は、曲全体のエレキギターと、サビ直前・途中・終わりの切ないピアノが好きである)。また、サビのメロディーが、SKE48の30thシングル「絶対インスピレーション」のAメロのメロディーに似ていると感じた(両者共に作曲は杉山氏である)。


  1. 黄昏はいつも[04:15]

作詞:秋元康/作曲・編曲:渡辺淳

 Type-B収録楽曲。井上和・遠藤さくらが歌唱する。痛快ながら少し切ないエレキギターから始まる楽曲。女の子が恋をして物思いに耽る様子を軽快に歌っている。恋で頬を赤らめた「私」を黄昏時の空と重ねた、甘酸っぱくも可愛い初心なラブソングである。個人的には、井上の歌声が好きである。また、Bメロのコーラスが、いきものがかりの6thアルバム収録曲「なんで」のコーラスに似ていると感じた。尚、この楽曲は、CottoN名義で作曲・編曲を務めていた渡辺淳が、本名名義で乃木坂46に提供した初の楽曲である。


  1. Never say never[03:21]

作詞:秋元康/作曲:ナスカ/編曲:the Third

 Type-C収録楽曲。eBASEBALLプロスピAリーグ大会応援ソング。2023シーズンのスペシャルサポーターに就任した、乃木坂野球部(野球好きのメンバー5名)が歌唱する。前作「ここにはないもの」のナスカが作曲、the Thirdが編曲。マーチングドラムの音から始まる応援歌で、一億回負け続けても頑張り続ける「君」のことを、野球の関連用語を交えながら応援している。孤独な試合(人生)に挑む全てのプレイヤーに贈る、温かな音色・歌声に勇気を貰える楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。


  1. さざ波は戻らない[04:07]

作詞:秋元康/作曲:伊藤心太郎/編曲:APAZZI

 Type-D収録楽曲。アンダーメンバーが歌唱、「夢を見る筋肉」のツインヴォーカル・伊藤理々杏と林瑠奈がWセンターを務めた(林は自身初のセンターである)。「忘れないといいな」の伊藤心太郎が作曲。原宿で「君」と破局した「僕」の後悔を歌っている。立つ鳥跡を濁さない「君」と、後ろ髪を引かれる「僕」の対比を描いた儚すぎる楽曲である。個人的には、曲全体の切ないブラスと、「僕」の元を去った「君」を「戻らないさざ波」と表した歌詞が好きである。尚、この楽曲より、5期生がアンダーメンバーとして歌唱に参加した。


  1. 涙の滑り台[03:47]

作詞:秋元康/作曲:福田貴史・3grass/編曲:福田貴史

 通常盤収録楽曲。各期最年少メンバー3名が歌唱する。ツーピースバンド・3grassが作曲(編曲の福田貴史と共作)。星空の下の公園で恋に悩む心情を、ブラス中心の可愛い音色に乗せて歌っている。初めての恋に戸惑い悔やむ少女の悲しさ・苦しさを綴った、明るくも少し切ないポップラブソングである。個人的には、前述の音色と曲中の公園要素(「滑り台」「ジャングルジム」)が、メンバーの可愛さ・幼さを演出しているように聴こえた(前者は、寂しそうな犬の遠吠えを表しているようにも聴こえた)。


歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
人は夢を二度見る
五百城茉央・一ノ瀬美空・井上和・岩本蓮加・梅澤美波・遠藤さくら・賀喜遥香・金川紗耶・川﨑桜・久保史緒里・佐藤璃果・柴田柚菜・菅原咲月・田村真佑・筒井あやめ・早川聖来・松尾美佑・山下美月・弓木奈於・与田祐希
僕たちのサヨナラ
秋元真夏・五百城茉央・池田瑛紗・一ノ瀬美空・伊藤理々杏・井上和・岩本蓮加・梅澤美波・遠藤さくら・岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・賀喜遥香・金川紗耶・川﨑桜・久保史緒里・黒見明香・阪口珠美・佐藤楓・柴田柚菜・菅原咲月・鈴木絢音・菅原咲月・清宮レイ・田村真佑・筒井あやめ・冨里奈央・中西アルノ・中村麗乃・早川聖来・林瑠奈・松尾美佑・向井葉月・矢久保美緒・山下美月・弓木奈於・吉田綾乃クリスティー・与田祐希
心にもないこと
五百城茉央・池田瑛紗・一ノ瀬美空・井上和・岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・川﨑桜・菅原咲月・冨里奈央・中西アルノ
Never say never
金川紗耶・久保史緒里・黒見明香・柴田柚菜・向井葉月
さざ波は戻らない
池田瑛紗・伊藤理々杏・岡本姫奈・小川彩・奥田いろは・北川悠理・黒見明香・阪口珠美・佐藤楓・清宮レイ・冨里奈央・中西アルノ・中村麗乃・林瑠奈・向井葉月・矢久保美緒・吉田綾乃クリスティー
涙の滑り台
岩本蓮加・小川彩・筒井あやめ

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