制服のマネキン(乃木坂46)- Utapedia

制服のマネキン

制服のマネキン」は、2012年12月19日に発売された、乃木坂46の4thシングルである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

前作「走れ!Bicycle」から約4か月ぶりのシングルである。

Type-A・B・C・通常盤・アニメ盤の5形態で発売された。

本作よりキャッチコピーがなくなった。

管理者が初めて購入した乃木坂46作品である(AKB48「やさしさの地図」で好きになった杉山勝彦作曲作品という理由で、Type-Aを購入した)。


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楽曲一覧

  1. 制服のマネキン[04:23]

作詞:秋元康/作曲:杉山勝彦/編曲:百石元

 HTC NIPPON「HTC J butterfly HTL21」CMソング、及び、TBS系「2013 HBCジャンプカップ」ED曲。学業専念で活動休止中だった秋元真夏が、復帰後、乃木坂八福神(フロントメンバー8名)に抜擢された。90年代ユーロビート風の四つ打ちサウンド、マイナーキー多用のメロディー、6度音程内の狭い音域で歌われるサビが特徴(Real Sound より)。従来のフレンチポップスと、それらを軸に作られた「清純・純情・上品」のパブリックイメージを覆した、様々な意味で「転換点」と言える楽曲である。

 冷え込んだ冬の景色と、「君」のことが本気で好きな「僕」の胸中を描いた楽曲。制服のマネキン(「若過ぎるから卒業まで待て」と大人に邪魔されて、自分の感情を隠してしまった「君」)に対して、「君の気持ちはわかってる、だから僕にまかせろ」と力強く訴えている。間奏では、滑らかなアコースティックギターが登場。編曲・百石元の特長を楽しむことができる。「恋をするのはいけないことか?」と迫真の声で歌唱する、思春期の恋心・決意を歌った楽曲である。

 個人的には、前述のアコースティックギターと、Bメロの大太鼓が好きである。また、1番Bメロの歌詞「一歩目を踏み出してみなけりゃ 何も始まらないよ 頭の中で 答えを出すな」も好きである(この歌詞と、サビ「感情を隠したら 制服を着たマネキンだ」、Cメロ「できないんじゃない やってないだけさ」「生まれ変わるのは君だ」は、感情を隠して生きる「大人」にも当てはまると感じた)。

 尚、この楽曲の制作秘話が、Wikipedia に詳述されている。また、音楽プロデューサー・作詞家のいしわたり淳治は、聴き手が同じ映像を想像できる1番Aメロの歌詞と、難易度の高い映像的カメラワークを使いこなせる、作詞・秋元康の歌詞表現技術を絶賛した(関ジャム2017年4月16日放送分 )。


  1. 指望遠鏡[03:22]

作詞:秋元康/作曲:北室龍馬/編曲:木村有希

 共通カップリング曲。アニメ「マギ」ED曲。選抜メンバーが歌唱する。ドラムが目立つ疾走感満載のバンドナンバー。指と指を丸めて作る「指望遠鏡」を題材としている。「両目に当てた指望遠鏡で未来を覗いてみよう」と歌う、失敗した時・上手く行かない時に聴きたい楽曲である。個人的には、曲全体のドラム(特に2番サビ直前)とBメロの歌詞が好きである。

 尚、編曲の木村有希は、ミュージシャン・園田健太郎の筆名である。また、アニメ盤には、前作「走れ!Bicycle」選抜メンバー歌唱のテレビサイズヴァージョン[01:28]が収録されている。このヴァージョンは、前奏曲「OVERTURE」に次ぐ短さで、歌詞あり楽曲では自身最短楽曲である(アニメ用に編集されたヴァージョンのため、それを除いた場合の自身最短楽曲は、2ndシングル収録曲「狼に口笛を」となる)。


  1. やさしさなら間に合ってる[04:32]

作詞:秋元康/作曲:松田純一/編曲:清水武仁

 Type-A収録楽曲。表題曲の3列目メンバーが歌唱する。真冬の景色を想像させるキーボードから始まるバラード。やさしい「あなた」と別れる「私」の苦しい胸中を描いている。歌詞には、「私」を気遣う「あなた」の配慮が多数登場。そんな「あなた」が大好きで憎めずに楽になれない、「私」の苦しい強がりに思わず胸が締め付けられる。「もうこれ以上やさしくしないで…」と切なく訴える、哀しい恋の終わりを描いた歌謡曲風楽曲である。個人的には、曲全体の歌詞と音色が好きである(特に音色はアコーディオンが好きである)。


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  1. ここじゃないどこか[03:37]

作詞:秋元康/作曲:大藤史/編曲:京田誠一

 Type-B収録楽曲。アニメ「うさぎのモフィ」ED曲。表題曲の1列目メンバー(生生星)が歌唱する。オルゴールやヴァイオリンで構成された楽曲。「想像以上の明日・目標以上の未来へ行こうよ」と歌っている。音色や歌声、Aメロの情景描写等々、ファンタジックな要素が多数含まれているが、「悲しみに出会ったら 声を上げて泣いていいんだ」等々、救いとなる金言も多数含まれている。あどけなさ・可愛さ・美しさが詰め込まれた、心が和む穏やかソングである。尚、乃木坂工事中における正式名は「はいにゃほいにゃはい」である。


  1. 春のメロディー[04:47]

作詞:秋元康/作曲:フジノタカフミ/編曲:湯浅篤

 Type-C収録楽曲。アンダーメンバーが歌唱する。ドラム・タンバリン・ヴァイオリンが際立つフレンチポップス。誤解で「彼」とすれ違った冬を思い出す「私」を描いている。冬に聴くと一足先に春を楽しむことができる、新たな恋の到来を予感させる楽曲である。個人的には、前述のフレンチポップス・サウンドの他、前奏で約7秒かけて下降するシンセサウンドが好きである。

 尚、この楽曲は、「初期の乃木坂46の流れを汲んだ楽曲」というオーダーに対し、作曲・フジノタカフミが、綺麗なメロディーとコード進行を意識しながら作った楽曲である(Twitter より)。また、歌詞の解釈は、「誤解で「彼」とすれ違い、愛に凍える冬を過ごしたが、誤解が解けて関係修復。夢の花が咲き乱れる春が来た」と、「誤解で「彼」とすれ違い、解けると信じつつも叶わず破局。悲しさに咽ぶ冬を過ごしたが、その冬を懐かしめるところまで回復。新たな恋に踏み出す勇気が出てきた」の二種類があると感じた(管理者は最初前者の通りに解釈したが、ラスサビの歌詞から後者の解釈も有り得ると感じた)。


  1. 渋谷ブルース[04:50]

作詞:秋元康/作曲・編曲:佐藤嘉風

 通常盤収録楽曲。白石麻衣・高山一実(WHITE HIGH)が歌唱する。シンガーソングライターの佐藤嘉風が作曲・編曲。アコースティックギター1本の弾き語りアレンジの楽曲で、夜の渋谷に帰り着く、女の子達の抱えている孤独感を歌っている(佐藤氏のブログ より)。歌詞には、親の過干渉と学校へ行く目的に苦しむ姿を描写。アコースティックギターの音色が、朝陽が昇る様子と、涙を流す「私」の姿を表しているように聴こえる。思春期少女の孤独な心を寂しげに歌った、渋谷で歌う物悲しいブルースである。尚、Spotify では、佐藤氏の名前(Kafu Satoh)が「Yoshinori Sato」と表記されている。


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歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
制服のマネキン
秋元真夏・生田絵梨花・生駒里奈・市來玲奈・井上小百合・齋藤飛鳥・桜井玲香・白石麻衣・高山一実・西野七瀬・能條愛未・橋本奈々未・深川麻衣・星野みなみ・松村沙友理・若月佑美
指望遠鏡
秋元真夏・生田絵梨花・生駒里奈・市來玲奈・井上小百合・齋藤飛鳥・桜井玲香・白石麻衣・高山一実・西野七瀬・能條愛未・橋本奈々未・深川麻衣・星野みなみ・松村沙友理・若月佑美
やさしさなら間に合ってる
市來玲奈・井上小百合・齋藤飛鳥・高山一実・西野七瀬・能條愛未・深川麻衣・若月佑美
ここじゃないどこか
生田絵梨花・生駒里奈・星野みなみ
春のメロディー
安藤美雲・伊藤寧々・伊藤万理華・衛藤美彩・柏幸奈・川後陽菜・川村真洋・斎藤ちはる・斉藤優里・中田花奈・中元日芽香・永島聖羅・畠中清羅・樋口日奈・宮澤成良・大和里菜・和田まあや

演奏者

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春のメロディー


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