ガールズルール

1. ガールズルール［04:50］

作詞：秋元康／作曲・編曲：後藤康二（ck510）

　楽天CMソング・自身主演バラエティー番組「NOGIBINGO!」OP曲。ロックバンド・ZYYGのギタリスト・後藤康二（ck510）が作曲・編曲。エレキギターとブラス多めの爽やかサウンドで、メンバーの軽快な「ガールズルール（ハイ！）」が水飛沫を連想させる。間奏のサックスやエレキギターソロも、ラスサビに向けて気分を高揚させる働きを見せている。乃木坂46の明るさや清さが窺える、真夏に似合う乃木坂46の代表曲である。

2. 世界で一番 孤独なLover［03:44］

作詞：秋元康／作曲：河原嶺旭／編曲：百石元

　共通カップリング曲。自身出演ドラマ「BAD BOYS J」挿入歌。選抜メンバーが歌唱する。主人公が、恋人の男性（世界で一番 孤独なLover）から別れを告げられる曲で、間断なく続くEDMサウンドが斜めから降る雨を表しているように感じる。また、間奏の痛烈なエレキギターソロは、たった一人の大事な人に愛されたかった主人公の慟哭のように聴こえる。4thシングル「制服のマネキン」を連想させる、恋の終わりを描いた哀しいクールナンバーである。尚、この楽曲は、1stアルバム発売に先駆けたカップリング曲人気投票で6位を獲得し、1stアルバム「透明な色」Disc2に収録された。

3. コウモリよ［04:16］

作詞：秋元康／作曲：南田健吾／編曲：高梨康治

　Type-A収録楽曲。闇夜を飛ぶコウモリの姿を想像させる妖しいサウンドで、編曲・高梨康治の特長であるヘヴィメタルの要素が前面に押し出されている。終始疾走感が半端なく、特に1番後の間奏は固唾を呑んで聴き入ってしまう。清楚な乃木坂46のイメージを良い意味でぶち壊す、クールな乃木坂46が楽しめる楽曲である。個人的には、この曲がヘヴィメタルなのは、歌唱メンバー・中元日芽香の実妹が、メタルダンスユニット・BABYMETALのヴォーカル・中元すず香だからではないかと考えている。

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4. 扇風機［03:57］

作詞：秋元康／作曲：角野寿和／編曲：野村陽一郎

　Type-B収録楽曲。アンダーメンバーが歌唱する。アコースティックギターやブラスが響く曲で、好きな人ができて心がざわざわしている主人公が、扇風機に向かって「あああ」と叫ぶ楽曲となっている。サビ終わりや後奏では、メンバーが実際に「あああああ…」と叫んでおり、震える声が実際に扇風機に向かって叫んでいるように聴こえる。ひと夏の恋を明るくも切なく彩った楽曲である。個人的には、最後の「あああああ…」で、最後まで聴こえる中元日芽香らしき声が好きである。

5. 他の星から［04:09］

作詞：秋元康／作曲：Sugaya Bros.・松村PONY／編曲：Sugaya Bros.

　Type-C収録楽曲。無重力空間を思わせる浮遊感のあるサウンドで、歌詞には「飯田橋」「神楽坂」といった実在の地名が登場する。「誰もが同じ 与えられた仮面で 表情がない」といった、現代社会を風刺する言葉も盛り込まれた、不思議な雰囲気漂う楽曲である。尚、2番Bメロで登場する「紀の善 」は、東京都新宿神楽坂の飯田橋駅付近にある、かき氷・白玉・あんみつで有名な甘味処である（店主の高齢化や諸般の事情に伴い、2022年9月30日をもって閉店した）。また、この楽曲は、1stアルバム発売に先駆けたカップリング曲人気投票で1位を獲得し、1stアルバム「透明な色」Disc2に収録された。

6. 人間という楽器［05:06］

作詞：秋元康／作曲：鐘撞行孝／編曲：TATOO

　通常盤収録楽曲。当時在籍の1期生全員が歌唱する。パーカッション・ブラス・ピアノ中心のマーチングソングで、ホイッスルやガヤ等の賑やかな音も登場する。「名前も知らないカップルのために、何かを叩いてリズムを刻み、動物の鳴き声を真似して祝おう」と歌う、パレードを思わせる愉快なラブ＆ピースソングである。

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