概説
前作「ジョバイロ/DON'T CALL ME CRAZY」から約7か月ぶりのシングルである。
収録曲のベース演奏を、東京事変のベーシストである音楽プロデューサー・亀田誠治が務めた(2005年末に現場で一緒になった際に岡野が直談判して実現した)。
「収録曲はライダー縛りで行こう」というメンバーの発案の下、収録曲全ての題名に「ライダー」がついている(「ハネウマライダー」「タネウマライダー」「ジューンブライダー」の順に命名された)。
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楽曲一覧
- ハネウマライダー[04:48]
作詞:新藤晴一/作曲:ak.homma/編曲:ak.homma・Porno Graffitti
- Drums:村石雅行
- Bass:亀田誠治
- Percussion:三沢またろう
- Strings:NAOTOストリングス
- Synthesist:飯田高広
- E.Guitar Sound Designer:遠藤太郎
- All Other Instruments:ak.homma
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大塚製薬「ポカリスエット」CMソング。「ミュージック・アワー」「サウダージ」以来、6年ぶりのポカリスエットCMソングで、観客がタオルを振り回して盛り上がるライブの鉄板曲の一つである。バイクのエンジンの重低音に聴こえる新藤のエレキギターや亀田誠治のベース、バイクの軌道を思わせるNAOTOストリングスの弦楽器が特徴的で、盛夏の下を走るメタルブルーのモーターバイクの姿を鮮明に想像することが出来る。爽やかかつグルーヴィーな仕上がりが癖になる、真夏に必聴の爽快サマーソングである。尚、フレーズ毎の区切りには、スペース(「 」)ではなく句点(「。」)と読点(「、」)が使われている。また、歌詞はダブル・ミーニング(二つ以上の解釈が可能な意味づけ)になっている。
- ジューンブライダー[04:49]
作詞・作曲:岡野昭仁/編曲:ak.homma・Porno Graffitti
- Drums:村石雅行
- Bass:亀田誠治
- Strings:NAOTOストリングス
- Synthesist:飯田高広
- E.Guitar Sound Designer:遠藤太郎
- All Other Instruments:ak.homma
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6月の結婚式に臨む新郎と新婦を描いた楽曲。神聖な教会の結婚式を思わせるNAOTOストリングスの弦楽器が特徴的で、亀田誠治演奏のベースも陰に陽に鳴っている(特にAメロ)。素敵な最高の出会いに感謝する気持ちを綴った、新郎から新婦へ贈る結婚ソングである。尚、当初の仮題は「会えない時は」で、前述のライダー縛りにより、6月の花嫁「ジューンブライド」を元にした「ジューンブライダー」となった。また、この曲は自身初のウェディングソングだが、後に新たなウェディングソング「My wedding song」が制作された(2016年上旬に岡野と新藤がマネージャーの結婚式に出席した際、式でこの曲を含め自身の楽曲を1曲もかけてくれなかったことに起因している)。
- タネウマライダー[04:06]
作詞:新藤晴一/作曲:ak.homma/編曲:ak.homma・Porno Graffitti
- Drums:村石雅行
- Bass:亀田誠治
- Percussion:新日本プロホイッスル協会のみなさん
- Synthesist:飯田高広
- E.Guitar Sound Designer:遠藤太郎
- All Other Instruments:ak.homma
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複数の女性との恋愛を楽しむも、些細なミスでボロが出る残念な男の楽曲。前奏・後奏では馬の嘶きが挿入されており、題名の「タネウマ」要素を上手く取り入れている。また、2番Aメロでは、英語が日本語の女性の名前に聞こえる言葉遊びの要素がある(「秘書室のHall caught chance. 受付に立つ I call! You meet cool me Kathy and Jessie. 隣の席 Would main.」→「秘書室のハルカちゃん 受付に立つアイコ! ユミ クミ キャシー & ジェシー 隣の席 運命」)。主人公の興奮のようなホイッスルが軽快な、間抜けで愉快なロックナンバーである。尚、題名の「タネウマ(種馬)」は、馬の繁殖・品種改良のために飼う牡馬で、精子の持ち主(男)を指す俗語である。
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