ギュッ（渡り廊下走り隊）- Utapedia

概説

前作「青春のフラッグ」から約3か月ぶりのシングルである。

キャッチコピーは「「ギュッとされたい。ギュッとしたい。」」である。

お笑いタレント・島田紳助が、AKB48グループの総合プロデューサー・秋元康と共同でプロデュースを務めた（島田が唯一携わった秋元関連作品である）。

全曲の作詞を、島田がカシアス島田名義で務めた（秋元がAKB48関連で作詞を手掛けないのは、本作が初である）。また、全曲の作曲を、関西地方で活動する9人組バンド・Voice of Mindが務めた。

スペースで改行する縦に長い秋元の歌詞とは異なり、全体的に横に長い歌詞となっている。

初回限定盤A・B・C・通常盤の4形態で発売された。

作詞：カシアス島田／作曲：Voice of Mind／編曲：安部潤

　ドラム・パーカッション・ストリングス等、生音サウンドが映える楽曲。渡り廊下走り隊の若さ溢れる、恋にまっしぐらな溢れんばかりの恋心が弾けた、元気いっぱいのナンバーである（YouTube公式PV より）。曲中で頻出する可愛い「ギュッ」が非常にキャッチー。「あなた」に抱きしめられて嬉しい主人公の胸中を、端的かつ簡潔に表現している。青春特有の若く甘い両想いを歌った、渡り廊下走り隊らしいキュートなハグソングである。個人的には、前述の音色と「ギュッ」の他、Bメロで登場する（）の台詞が好きである。

作詞：カシアス島田／作曲：Voice of Mind／編曲：木之下慶行

松原夏海・野中美郷・小森美果・岩佐美咲（from AKB48／Team Ogi）by the courtesy of You, Be Cool!／KING RECORDS Co.,Ltd

　青春時代を生きる「僕ら」の胸中を描いた楽曲。夢・愛・大きな幸せを思わせる、柔和で包容力のあるサウンドとなっている。「小さな手のひらいつかは誰か・あなたを包み込む大きな手のひらになっていくんだ」と歌う、強く固い想いを描いた優しい歌である。個人的には、温もりに溢れた音色と歌詞の内容が好きである。また、編曲・木之下慶行演奏のアコースティックギターが、コクコク時を刻む秒針の音に聴こえた。

　尚、AKB48 TeamK 5th Stageの楽曲「掌」とは別の楽曲である。また、Team Ogi（芸能事務所・プロダクション尾木所属のメンバー）の岩佐美咲・小森美果・野中美郷・松原夏海が、ゲストヴォーカルとして歌唱に参加。このうち、岩佐と小森は「渡り廊下走り隊7」のメンバーとしてグループに新規加入した。

作詞：カシアス島田／作曲：Voice of Mind／編曲：ats-

　甲高いハイハットから始まる楽曲。意中の彼が思っていたのとちょっと違い、必死に"ごめんね！"と謝る少女を描いている。曲中のブラス・シンセサウンドが、非常にキャッチーで特徴的。青春している乙女の恋心を的確に表している。間違えながら大人になる気まぐれ少女の恋を歌った、「間違えちゃったゴメンナサイ!!!!」が非常に可愛いポップチューンである。個人的には、Bメロの『ごめんね…』とCメロの携帯プッシュ音、続く「わ～お!!」と渡辺麻友の『間違えちゃった…ゴメンナサイ！』が好きである。

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