井上ヨシマサ

音楽好きの母の方針で、6歳からピアノでクラシックを習う。

小学4年生の時にビッグバンドに入団し、ジャズの基礎を学ぶ。

1979年、テクノポップグループ「コスミック・インベンション」のキーボーディストとして、本名・井上能征名義でデビューする。

1982年、コスミックインベンション解散。バイトしながら作曲する日々を送る。

1985年、小泉今日子の7thアルバム収録曲「Someday」を作曲。井上ヨシマサ名義で作曲家デビューを果たし、「当時のアイドルと同世代の作曲家」として注目を集める。

1987年、ソロアルバム「JAZZ」を発表する（2016年に最新リマスタリングを施して再発売される）。

1988年、荻野目洋子の「スターダスト・ドリーム」で、自身初のオリコン週間1位を獲得する。

1990年、マニピュレーター・久保幹一郎と、ユニット・ATOMを結成する。

2004年、レオパレス21のCM曲「それぞれの夢」を制作する。

2005年、AKB48の総合プロデューサー・秋元康からの依頼を受けて、AKB48の楽曲提供を開始。ミリオンセラーを含む数多くの作曲・編曲を手掛ける。

2012年、AKB48の26thシングル「真夏のSounds good !」で、第54回日本レコード大賞を受賞する。

2015年、自伝『神曲ができるまで』を発表する。

2019年、株式会社リズムセクションを設立、代表取締役社長に就任する。

2019年、自身総合プロデュースのダンス＆ヴォーカルユニット「卒業☆星」をデビューさせる。

2019年、大阪芸術大学演奏学科客員教授に就任。東京2020聖火リレー公式BGMを制作する。

AKB48グループ黎明期より楽曲提供を開始。2020年現在、AKB48グループへの楽曲提供が最も多く、表題曲の提供も最も多い。「大声ダイヤモンド」「RIVER」「Beginner」「Everyday、カチューシャ」「真夏のSounds good !」「サステナブル」等、代表曲を数多く作曲・編曲した。

AKB48の歴史の転換期に表題曲を担当することが多い。

21stシングル「Everyday、カチューシャ」以降、提供作品にミュージシャンクレジットが表記されている（詳細は当該ページ参照）。

楽曲の特徴として転調の多さが挙げられる。本来は転調を多用するタイプではなかったが、AKB48楽曲を手掛けるに際し、如何にインパクトを付けて盛り上げるかを考え転調を取り入れることにした。但し、無闇に使うのではなく、それが自然に聴こえるよう曲中でストーリーを順序立てて制作している。

自身作曲楽曲には、必ず自身でギターを録音して入れている。

2013年、当時の自分が出せる制作環境をそのまま表現しようと考え、プライベートスタジオ・444Studioを作った。

有限会社スウェアーと業務提携を結んでいる。

兄は、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーの井上日徳である。