名越由貴夫

概説

中学生の時、ビートルズを聴いて音楽に興味を抱く [1] 。

1989年、zero、吉村秀樹（bloodthirsty butchers）、大地大介（BEYONDS・fOUL）らと、トリプルギター＋ドラムの変則編成ノイズロック・バンド「コーパス・グラインダーズ」を結成する。

1996年、キングレコードよりメジャーデビュー。当時のUSインディー・シーンとリンクしたサウンドで支持を集め、Unsane、Beck、Mudhoney、Rocket From The Cryptなど海外アーティストからも絶賛を受ける。

1996年、CHARA、小林武史と、オリジナルメンバーとしてYEN TOWN BANDに参加する。

1999年、公式アナウンスがないまま活動休止する。

1999年、あらきゆうこ、清水ひろたからと、実験的ロックバンド・ash-rayを結成する。

2010年、活動を再開したLily Chou-Chouに正式メンバーとして参加する。

2013年、活動を休止していたコーパスグラインダーズが、急逝した吉村秀樹を除く3人で復活する。

2014年、加山雄三率いるスペシャルバンド・THE King ALL STARSに参加する。

2015年、活動を休止していたYEN TOWN BANDが、12年ぶりに復活する。

2022年、亀田誠治総合プロデュースのブロードウェイミュージカル「ジャニス」でギター演奏を務める [2] 。

特徴・豆知識

コーパス・グラインダーズ、及び、ash-rayのギタリスト。

YEN TOWN BANDのオリジナルメンバーであり、Lily Chou-Chouにも参加する等、その2つのバンドの音楽プロデューサー・小林武史の作品には欠かせないギタリストである。

シンガーソングライター・CHARAとの関わりが深く、1994年の武道館ライブに参加して以降、彼女がボーカルを務めるYEN TOWN BANDへの参加のほか、彼女の代表曲「タイムマシーン」を、コーパス時代の盟友・吉村秀樹を含めた3人で作曲している。

スタジオ・ミュージシャンとしても活動し、桃乃未琴（妻・平岡恵子）、加藤いづみ、本木雅弘、三代目魚武濱田成夫、椎名林檎、トモフスキー、長渕剛、中村一義、フジファブリック、松浦亜弥、GREAT3、Hitomi、Salyu、Superfly、UA等のアーティストの楽曲制作（作曲・編曲・プロデュース）やレコーディングに参加したり、ライブで彼らのバックバンドを務めたりしている。

特徴的なオブリガードや効果的なエフェクトを使用した繊細なフレーズを得意とする。

妻は、歌手の桃乃未琴（平岡恵子）である。