君しか勝たん

1. 君しか勝たん［04:37］

作詞：秋元康／作曲：デレク・ターナー／編曲：APAZZI

　ローソン・G123CMソング。恋人である「君」への好きな想いを、「～に勝つものがない」を意味する若者言葉「～しか勝たん」で表現した楽曲となっている。Aメロの（My love）（Memories）等のフレーズや、Cメロの「Sunday」「Monday」「Tuesday」「Wednesday」「Thursday」「Friday」「Saturday」、サビで繰り返し鳴るクラップ等々、ライブでファンが盛り上がれる要素が随所に見られる（前述の「～しか勝たん」も女性アイドルファン発祥の言葉であることから、明らかにファンを意識した楽曲と言える）。世界中の誰よりも好きな「君」への想いを目一杯表現した、ライブでファンと一体化できること必至の楽曲である。個人的には、前述の特徴的なサウンドの他、Aメロで流れるエレキギターと、最後の「Ooh LaLaLa Ooh LaLaLa Ooh LaLaLa...」が好きである。

2. 声の足跡［04:47］

作詞：秋元康／作曲・編曲：A-NOTE・S-TONE

　共通カップリング曲。自身主演ドラマ「声春っ！」主題歌。表題曲歌唱メンバーが歌唱、フルメンバー歌唱曲としては自身初のWセンター楽曲となった。誰かに何かを言われることや、他人と違う道を進むことに葛藤する姿を描いた楽曲。声優を志す主人公を描いたドラマに因み、題名や歌詞に「声」という言葉が使われている。大人の「僕」から若かりし「君」へ「声」を送る姿が浮かぶ、繊細な青春時代を綺麗に彩った楽曲である。尚、作曲・編曲は、櫻坂46の「BAN」を作曲したA-NOTE（青葉紘季）とS-TONE（大山聖福）が務めた。

3. 嘆きのDelete［03:38］

作詞：秋元康／作曲：mixakissa／編曲：野中"まさ"雄一

　TYPE-A収録楽曲。加藤史帆のソロ楽曲。能登健太郎・柴徳昭による制作ユニット・mixakissa（ミキサキッサ）が作曲を務めた。尚、作曲時は、メロディー、転調、フック、キメ等にこだわって制作した（mixakissaのブログ より）。また、編曲の野中"まさ"雄一は、日向坂46名義では初の楽曲提供となった。

4. Right?［04:03］

作詞：秋元康／作曲・編曲：小網準

　TYPE-B収録楽曲。3期生が歌唱する。

5. どうする？どうする？どうする？［04:19］

作詞：秋元康／作曲・編曲：CHOCOLATE MIX

　TYPE-C収録楽曲。1期生が歌唱する。

6. 世界にはThank you!が溢れている［05:14］

作詞：秋元康／作曲・編曲：野村陽一郎

　TYPE-D収録楽曲。2期生が歌唱する。

7. 膨大な夢に押し潰されて［04:15］

作詞：秋元康／作曲・編曲：杉山勝彦・源田爽馬

　通常盤収録楽曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱する。エレキギターが特徴的な楽曲で、そのエレキギターの音が、悲しみに無関心な真夜中の都会を表現しているように聴こえる。歌詞は、密かに涙を流す「君」と、その「君」のそばで黙って見守る「僕」を描いており、二人の間に流れる沈黙をどことなく想像することができる。膨大な夢に押し潰された未成年の痛みや悲しみを描いた、疾走感と悲愴感に溢れた楽曲である。個人的には、2番Aメロの裏で流れて徐々に速くなっていく、時計の秒針を刻むようなSEが好きである。

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