Made in(King & Prince)- Utapedia

Made in

Made in」は、2022年6月29日に発売された、King & Princeの4thアルバムである。

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目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 外部サイト

概説

前作「Re:Sense」から約11か月ぶりに発売された。

既発曲は、8thシングル・9thシングルである。

題名「Made in」は「Made in JAPAN」「Made in Johnny's」「Made in King & Prince」等の意味があり、「それぞれのルーツを大切にしながら、King & Princeが日本やジャニーズのエンターテインメントを継承し、"今、目の前にいる人を幸せ" にするために、今King & Princeができることを表現する」ことを表している。

初回限定盤A・B・通常盤の3形態で発売された。

通常盤には、ボーナストラック「RING DING DONG」が収録されている。

デビュー時から多数のコーラスを務めた草川瞬が、声帯結節の手術を受けてリハビリ中のため、8thシングル「恋降る月夜に君想ふ」以外のコーラスはKo-sakuYASUらが務めている。

収録曲「ichiban」「Last Train」「僕の好きな人」「Started」「気楽にやろうよ」「A Little Happiness」「Dream in」は、1stベストアルバム「Mr.5」にも収録された(詳細は当該ページを参照して下さい)。


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楽曲一覧

  1. ichiban[04:20]

作詞・作曲・編曲:KREVA

  • Programming, All Instruments, Recorded & Produced by KREVA
KREVA by the courtesy of Speedstar Records/Victor Entertainment

 本作のリード楽曲。平野紫耀が尊敬する、ラッパー・シンガーソングライターのKREVAが作詞・作曲・編曲を務めた。「ヒップホップ×和」を意識した挑戦的な楽曲で、随所に箏の雅な音色が散りばめられている。「№1 1番 ただやる 一心不乱」から始まる歌詞はストイックで、ファンに対する所信表明を攻撃的なラップで歌い上げている。「今の活躍はまだ序章、常にichibanを独走してやるぜ」と誓う、King & Princeの気概が窺える楽曲である。個人的には、前述の箏の他、岸優太の特徴的な歌声と、サビ直前のパート「予想や想像通りのストーリー Sorry 強引にぶっち切るのみ」が好きである。

 尚、KREVAは作詞・作曲・編曲の他、プロデュース・プログラミング・音源制作・録音・ディレクションを務めた(AERA.dot より)。また、2022年6月20日には、YouTubeのMV 再生回数が自身の名前「クレバ」と読める908万回再生を記録した記念として、Instagram にセルフカヴァー動画を投稿した(modelpress より)。ちなみにKREVAは、アルバムに込める想いをKing & Princeから聞いており、「和でゴリゴリのHIP HOP」というコンセプトの下、「いつかKing & Princeがあの歌を歌って、本当に一番になったらいいな」というイメージを持って制作したと語った(modelpress より)。


  1. Last Train[03:51]

作詞:内田怜央/作曲・編曲:Kroi

  • Keyboards & Programming:千葉大樹
  • E.Guitar:長谷部悠生
  • E.Bass:関将典
  • Drums:益田英知
  • Percussion:内田怜央
  • Chorus:YASU
Kroi by the courtesy of IRORI Records/PONY CANYON INC.

 5人組のミクスチャーバンド・Kroi提供楽曲。ギター・ヴォーカル担当の内田怜央が作詞を、バンドメンバーが作曲・編曲・演奏を務めた。終電(Last Train)を題材とした楽曲で、終電の景色や主人公の心情をグルーヴィーに表現している。終電の情景をスタイリッシュに描いた、終電に乗りながら聴いてみたい一曲である。個人的には、曲全体(特にサビ)で流れるシンセサイザーと、落ちサビで微かに流れる終電の走行音、ラスサビ直前で轟く発車ベルと、発車ベルに聴こえる後奏のエレキギターが好きである。


  1. 踊るように人生を。[04:20]

作詞:MUTEKI DEAD SNAKE/作曲:MUTEKI DEAD SNAKE・児山啓介/編曲:児山啓介/オーケストラアレンジ:村田陽一

 2022年4月13日に発売された9thシングルの2曲目。本作及び自身の最多生音楽曲である。


  1. My Fair Lady[04:19]

作詞・作曲:youth case/編曲:CHOKKAKU

 ジャニーズラブソングライター・youth case 提供楽曲。会う度にいつも惹かれる愛しの女性(My Fair Lady)について歌っている。編曲・CHOKKAKU 演奏のエレキギターがグルーヴィー。同じくグルーヴィーなベースや綺麗なストリングスも秀逸で、My Fair Ladyの魅力と彼女への溢れる愛が十二分に伝わってくる。もう止められない・止まらない恋の模様を可愛く描いた、純情可憐な王道ラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、可愛さを演出する「Merry-go-round」と「Roller coaster」、サビのエレキギターソロと曲中の()フレーズが好きである)。


  1. 僕の好きな人[04:56]

作詞:YUUKI SANO・羽柴純平/作曲:YUUKI SANO・野口大志/編曲:野口大志

  • E. & A.Guitar:西川ノブユキ
  • Bass:よこやまこうだい
  • All Other Instruments & Programming:野口大志
  • Chorus:Kan Natsu

 平野紫耀髙橋海人岸優太のユニット楽曲。「Lovin' you」を手掛けたUNIONEのYUUKI SANOが作詞・作曲を務めた(作詞は羽柴純平、作曲は編曲の野口大志と共作)。少女漫画の世界観を彷彿とさせる、爽やかな王道バンドナンバー。「僕の好きな人には好きな人がいる」事実を歌っているが、曲中の「僕」は好きな「君」の幸せを願い、いつも通り片想いを続けようと誓っている。「僕」の性格の良さが存分に伝わってくる、切なくも優しい青春片想いソングである。尚、この楽曲は、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で8位を獲得。1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録された。


  1. Lovin' you[04:15]

作詞:YUUKI SANO・柳川陽香/作曲:柳川陽香・YUUKI SANO/編曲:EFFY・川端正美

 2022年4月13日に発売された9thシングルの1曲目。


  1. バトル・オブ・バトラー![04:59]

作詞・作曲:前山田健一/編曲:大西省吾/弦編曲:門脇大輔/管編曲:中野勇介

 音楽プロデューサー・前山田健一の提供楽曲。編曲は大西省吾が担当、関ジャニ∞のトンチキソングを彷彿とさせる布陣となった。ブラスとストリングスが踊る、高貴な雰囲気漂う楽曲。King & Princeの5人を執事(Butler)、ファン(Tiara)をお嬢様に見立てた楽曲で、本気で惚れたお嬢様を巡る執事競争(バトル・オブ・バトラー)の様子をポップに描いている。途中からは、鶴の一声による、お嬢様争奪コールアンドレスポンス対決が勃発。お嬢様を射止めるべく5人が各々奮闘する、ファン垂涎のパートとなっている。紳士的で忠誠的な執事の恋を歌った、ファンにとってはたまらないロイヤル(Loyal・Royal)ラブソングである。個人的には、前述の対決の他、時々漏れる粗暴な口調と、時々主張するベースサウンドが好きである。


  1. Sunshine Days[04:58]

作詞:草川瞬/作曲・編曲:h-wonder/管編曲:竹上良成

 海と青空・眩しい太陽・熱い砂浜を想像させるサマーラブソング。竹上良成編曲による陽気なブラスが特徴的で、曲中の(Yeah)(Hey!)が聴く人のボルテージを引き上げている。「人生最大・最強の夏を楽しもう!」と誘う、バイブスが高いテンションアゲアゲソングである。個人的には、前述のブラスの他、常夏要素を盛り込んだ草川瞬による歌詞と、シンセ → エレキギターの間奏が好きである。


  1. Started[04:56]

作詞:YU-G/作曲:SHIBU・YU-G/編曲:SHIBU

  • A.Guitar:菰口雄矢
  • All Other Instruments & Programming:SHIBU
  • Chorus:YU-G・IKUCO Tsutsumi

 ピアノ・アコースティックギター・ストリングス中心のスローバラード。大好きな「君」と別れた「僕」の心情を描いている。壊れそうな夜と一人きりの朝を経た「僕」は、歩き慣れた道の端に咲いた花を見つけ、「忘れられないけど ちゃんと進むよ」と、別れを受け入れもう一度歩き出す決心を固めている。失恋から再始動までの軌跡を淡く綴った、アルバム前半の締めを飾る楽曲である。


  1. Let it out[03:11]

作詞:Komei Kobayashi/作曲:Albin Nordqvist・Atsushi Shimada/編曲:Atsushi Shimada

 エレキギターサウンド全開のロックチューン。前曲「Started」が控えめな音色のため、直後に聴くとより衝撃を感じられる。Komei Kobayashiによる英語中心の歌詞が特徴で、「Let it out, Don't hold back, Just do it(全部吐き出せ!我慢するな!早くやれ!)」等々、挑戦に尻込みする人に厳しく活を入れている。自身に言い聞かせているようにも感じる歌詞が魅力的な、本作で最も短いエキサイティングナンバーである。個人的には、Atsushi Shimada演奏のギターと、歌詞にない英語フレーズ(前奏の「Hoo! Yeah! NaNaNa-NaNaNa-NaNaNaNaNa You ready? Let's go!」等々)、2番Bメロの後追いコーラス(「No, No, Now」「Get it」)が好きである。また、歌詞の「it」の登場頻度がかなり高いと感じた。


  1. Doll[04:21]

作詞・作曲:TOOBOE/編曲:TOOBOE・川端正美

 永瀬廉神宮寺勇太のユニット楽曲。ボカロP・シンガーソングライターのjohnが、ソロプロジェクト・TOOBOE名義で作詞・作曲・編曲を務めた(編曲は川端正美と共作)。今までのKing & Princeにはない暗鬱な雰囲気の楽曲。愛しい「貴方」を愛する「私」の胸中を描いているが、「貴方が灰の様になるなら、ガラスケースに閉じ込めて飾ってしまえばいい」「貴方が愛想を尽かすなら、その前に呪い殺してしまえばいい」と、物騒な思考がそこかしこに散見されている(前者は題名「Doll」の由来と思われる)。メンヘラ女子の淋しさと秘めた狂気を綴った、中毒性のある危険な一曲である。


  1. 桜Season -restart-[04:17]

作詞・作曲・編曲:三留一純

  • Programming:三留一純・川端正美
  • E. & A.Guitar & Bass:川端正美
  • Chorus:Ko-saku

 桜がヒラヒラ風にのる頃(桜Season)が舞台の楽曲。「君」と過ごした青春時代に想いを馳せる楽曲で、1番Aメロのラップにサビの転調等々、目まぐるしい展開が特徴として挙げられる。「「君」と再び会える日を信じてrestartするよ」と歌う、軽やかながらどこか切ないポップチューンである。個人的には、サビで主張するベースと、2番Aメロ・後奏で流れる〈Pa Para Pa Pa Para!〉が好きである。また、サビの歌詞の空白がやたら多いと感じた。尚、ギター・ベース・プログラミングは、前曲「Doll」の編曲をした川端正美が務めた(プログラミングは作詞・作曲・編曲の三留一純と共同)。


  1. 恋降る月夜に君想ふ[04:29]

作詞:栗原暁 (Jazzin'park)/作曲:久保田真悟 (Jazzin'park)・栗原暁 (Jazzin'park)/編曲:久保田真悟 (Jazzin'park)・ha-j

 2021年10月6日に発売された8thシングル。


  1. 気楽にやろうよ[03:46]

作詞・作曲:杉山勝彦/編曲:杉山勝彦・石原剛志/弦編曲:石原剛志

 乃木坂46の楽曲提供で有名な杉山勝彦提供楽曲。1stアルバム収録曲「Letter」以来の提供で、作詞・作曲・編曲を務めた(編曲は弦編曲の石原剛志と共作)。「笑って 気楽にやろうよ」と優しく励ますポップチューン。柔和な言葉や綺麗な音色、穏やかな甘い歌声が、渇ききった日常をそっと潤してくれる。疲弊・緊張・殺伐としたストレス社会を懸命に生きる、全ての頑張り屋さんに贈る朗らかエールソングである。

 個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、ピアノ・ストリングス中心の穏やか・和やか・朗らかな音色と、努力し頑張る人を癒やし励ます歌詞が好きである)。尚、2番サビで登場する「ヨーソロー(宜候)」は航海用語で、船の直進を指す操舵号令である。


  1. A Little Happiness[03:45]

作詞:miwaflower/作曲:川口進Fredrik "Figge" Bostrom/編曲:石塚知生

 本作収録新曲の中で、最も生音が多い楽曲。高らかなブラスと優しいストリングスが魅力的で、日常に溢れる「A Little Happiness(小さな幸せ)」について朗らかに歌っている。「小さな幸せを沢山見つけて、大きな"幸福"を感じよう」と歌う、幸せを感じにくい社会に捧げるポップソングである。個人的には、前述したブラス & ストリングスの他、グルーヴィーなベース及びエレキギターと、間奏で流れる陽気なオルガンが好きである。また、歌詞の内容も好きで、A Little Happinessを具体的に示したAメロが特に好きである。


  1. Dream in[04:56]

作詞・作曲:King & Prince/編曲:Atsushi Shimada/弦編曲:門脇大輔

 King & Prince作詞・作曲楽曲(自身初の作詞・作曲楽曲である)。楽曲は、「King & Princeからメッセージを伝えるには、どんな楽曲にするべきか」等をメンバー間で話し合い、神宮寺勇太を中心にまとめ上げた。歌詞は、「夢」をテーマに、一人ひとりが自分達の現在と未来を見つめ直して書き出したエピソードを元に、髙橋海人が中心となってまとめ上げた。リード楽曲「ichiban」で見せた強気な姿勢とは対照的に、一人ひとりの中にある葛藤や弱さを覗かせた、未来への願いを歌った楽曲となっている(THE F1RST TIMES より)。

 自身の夢や現在地を、飾ることなくあけすけに綴り歌った楽曲。背伸びしない等身大の歌声が魅力的で、優しいピアノとストリングスが聴く人の涙腺を刺激してくる。また歌詞には、「変わったのは門限くらい」「宝石よりも輝くガラス玉」等々、1stシングル「シンデレラガール」を思わせるフレーズが多数登場している。「きみを幸せに」という変わらない夢と、「君としあわせに」という新たな夢について歌った、ファンに対する想いや決意が込められた楽曲である。尚、この楽曲は、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で5位を獲得。1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録された。


  1. RING DING DONG[03:22]

作詞:CLAUDE S./作曲:Christofer Erixon・Ricardo Burgrust・Kento Takeda/編曲:Kento Takeda

  • All Instruments:Kento Takeda
  • Chorus:YASU

 通常盤収録楽曲。前作収録楽曲「BUBBLES & TROUBLES」と似た布陣が制作した。雅な単語や四字熟語が多数登場するラップナンバー。栄光の頂へ進む幕開けの警鐘「RING, RING-A-DING DING DONG」が、サビで高らかに鳴り響いている。「天地を揺るがし歴史塗り替える狼煙上げるぞ」と声高に誓う、リード楽曲「ichiban」を思わせるクールチューンである。個人的には、日本を感じる熟語や音色、全体的に強気な歌声と、サビ直前のガラスが割れるSEが好きである。


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