概説
前作「明日の記憶/Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」から約2か月ぶりのシングルである。
本作発売直後にリリースされた3rdベストアルバム「All the BEST! 1999-2009」には収録されていない(2010年発売の9thアルバム「僕の見ている風景」に収録されている)。
初回限定盤と通常盤の2形態で発売された。
通常盤には収録曲のオリジナル・カラオケが収録されている。
収録曲2曲ともに、au by KDDI・CMソングのタイアップがついている。
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楽曲一覧
- Everything[04:01]
作詞:100+/作曲:浅利進吾/編曲:ISB
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自身出演のau by KDDI「去年と違う夏。」CMソング。西川進のギターや弦一徹ストリングスの弦楽器が特徴的で、夕立の中を一人で走る主人公を的確に表現している。また、Aメロの最初には、「通り雨が近づく 街の匂い」「雨上がりの窓から 見える夕暮れの向日葵」と、具体的な情景描写がなされており、聴いた瞬間から曲の世界観を明瞭に想像できるようになっている。戻ることの出来ない旅の途中を、明日を信じてひたすら走る姿を描いた、夕立の後の陽射しのように爽やかな楽曲である。個人的には、前奏の西川氏のアコースティックギターと、最後のピアノサウンドが好きである(ミュージシャンクレジットは、9thアルバム「僕の見ている風景」のページを参照して下さい)。
- season[04:39]
作詞・作曲:youth case/編曲:石塚知生
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自身出演のau by KDDI「もしも僕らが、嵐でなかったら。」CMソング。2009年2月7日よりau先行で配信された配信限定楽曲で、本作でCD初収録となった。ピアノやストリングスの柔らかい音色が特徴的で、「頬なでる風」「咲いた名もない花」「春色の風薫る頃」等の言葉もあって、草木が萌える春の景色を彷彿とさせる。サビの「いつでも いつまでも」の語呂も良く、作詞・作曲のyouth caseのセンスの良さが窺える。大切な人との思い出を抱きしめて歩き出す姿を描いた、旅立ちの季節に聴きたいミディアムナンバーである。
個人的には、Bメロ直前等で流れる和楽器の音(恐らく琴)の音色が好きである。尚、この曲は、オリコン調査の「卒業ソングランキング2013」で9位にランクインした。また、題名「season」は、4thアルバム「いざッ、Now」の題名の候補でもあった。ちなみに、ストリングスは弦一徹ストリングスが演奏した(公式サイト より)。
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