概説
前作「Find The Answer」から約5か月ぶりのシングルである。
北川悠仁から楽曲提供を受けている(コメントがゆず公式サイト に掲載されている)。
漢字のみのシングル表題曲は、6thシングル「時代」以来である。
初回限定盤・高校野球盤 (初回限定)・通常盤の3形態で発売された。
初回限定盤にはC/W「After the rain」が、高校野球盤にはInstrumental「夏疾風(熱闘ブラバンver.)」が収録されている。また、通常盤にはC/W「Midsummer Night's Lover」「Sparkle」が収録されている。
楽曲一覧
- 夏疾風[04:20]
作詞・作曲:北川悠仁/編曲:K Project
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ABC「夏の高校野球」応援ソング・全国高校野球選手権大会ドキュメンタリー番組「熱闘甲子園」テーマ曲。フォークデュオ・ゆずの北川悠仁が作詞・作曲を務めた。ギター・ベース・ドラム・ピアノ・ストリングスが印象的。直向きに励む高校球児の一瞬の夏に懸ける想いを、エネルギッシュな旋律に乗せて朗らかに歌っている。蒼空の爽やかさや夏の陽差しの眩い光、新たな息吹を告げる風を感じる爽快ポップチューンである。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述の音色と、明るい未来・希望・夢を感じる歌声が好きである)。尚、ゆずの15thアルバムには、トオミヨウ・ゆず編曲のバンドアレンジ・ヴァージョン「夏疾風(YZ ver.)」が収録された。また、ゆずの16thアルバムには、歌詞を春仕様に変更した、釣俊輔・ゆず編曲の「春疾風」が収録された。
- After the rain[05:01]
作詞・作曲:Nai-T/編曲:Nai-T・metropolitan digital clique
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初回限定盤収録楽曲。ギター・ピアノ・ブラスが印象的なミディアムバラードで、別れた「君」を忘れられない「僕」の姿を描いている。曲中の「僕」は雨の中で「君」を思い出し感傷に浸るも、午前五時の朝焼けと共に「今」を生きようと決意している。失恋の克服を雨上がりと重ね合わせた、切なさと清々しさを兼ね備えた一曲である。個人的には、「僕」の心境の変化を描いた時間経過を感じる歌詞と、降り続く雨を連想させる切ない音色が好きである(後者は、サビ直前の流れるシンセが特に好きである)。
- 夏疾風(熱闘ブラバンver.)*Instrumental
作曲:北川悠仁/編曲:菊谷知樹
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高校野球盤収録楽曲。表題曲「夏疾風」のブラスバンド・アレンジヴァージョンである。「カンパイ・ソング」の管編曲を務めた菊谷知樹が編曲。熟練のミュージシャンが演奏に多数参加した(詳細は当該項目を参照して下さい)。尚、Instrumentalであるためか、6thベストアルバム「ウラ嵐BEST」には未収録である。
- Midsummer Night's Lover[04:08]
作詞:ASIL/作曲:Erik Lidbom・Mr.Mustard/編曲:Erik Lidbom
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通常盤収録楽曲。転調・ブラス・エレキギターが特徴的な楽曲で、真夏の夜の恋人達の様子を艶やかに描いている。サビで何度も繰り返される英語フレーズがとにかくキャッチー。歌声もまた印象的で、汗ばみながら夜の中へ向かう恋人達の姿が手に取るように想像できる。ディープ・アダルトな世界観に酔い痴れること間違いなしの、真夜中に熟れる恋を描いた刺激的な一曲である。個人的には、曲全体の音色と、櫻井翔の「夜の中へ」の歌声が好きである。
- Sparkle[04:21]
作詞:IROCO-STAR/作曲:Josef Melin・Christofer Erixon/編曲:Josef Melin
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通常盤収録楽曲。「Midsummer Night's Lover」と似た特徴を持つ楽曲で、パーティー会場で「踊ろう」と誘う男性の様子を描いている。グルーヴィーなエレキギターと高鳴るブラスがとにかくキャッチー。ピアノやシンセも印象的で、輝き煌めく大人の世界が手に取るように想像できる。痛快・愉快なポップサウンドに興奮すること間違いなしの、スパークリングワインのような爽快ファンキーナンバーである。個人的には、前述した曲全体の弾ける音色が好きである。
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演奏者
After the rain
夏疾風(熱闘ブラバンver.)