制服の芽(SKE48)- Utapedia

制服の芽

制服の芽」は、2009年10月25日に初演を迎えた、SKE48チームSの3rd Stageである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

2009年10月25日初演。2013年7月10日まで行われた(48グループの劇場公演の最長公演記録である)。

長期間の公演によるマンネリ化を防ぐため、ユニットメンバーのシャッフルが頻繁に行われた(詳細はWikipedia 参照。本稿では、2010年4月28日発売のスタジオ収録CD音源のユニットメンバーを歌唱メンバーに列記する)

SKE48研究生、SKE48チームS5th、HKT48チームKⅣの公演でも使用された。

2011年2月26日には、期間限定プレミア上映の3D映画「SKE48 3Dシネマライブ vol.1「制服の芽」公演2011」が公開された。


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楽曲一覧

※ 解説は、2010年4月28日発売のスタジオ収録CD音源 を元に作成

  1. overture(SKE48 ver.)[01:01]

作曲・編曲:尾澤拓実/歌唱:TAZ


  1. 恋を語る詩人になれなくて[04:13]

作詞:秋元康/作曲:俊龍/編曲:Sizuk

 AKB48「言い訳Maybe」を作曲した俊龍作曲楽曲(音楽プロジェクト・Sizuk名義で編曲も務めた)。ギタリスト・堀崎翔が演奏するギターが特徴。詩人・リルケの詩集を嗜む「君」に恋する「僕」の姿を切なげに描いている。「恋を語る詩人になれなくて…」という言葉に心が痛む、淡くも優しい青春片想いを歌ったラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、痛快・爽快なエレキギターと、初夏の風景を詳しく描いた情景描写が好きである)。尚、SKE48の2ndアルバム発売に先駆けた劇場公演曲人気投票では1位を獲得、2ndアルバム「革命の丘」TYPE-BのDisc3に収録された。


  1. 合格Kiss[04:22]

作詞:秋元康/作曲・編曲:後藤次利

 秋元康 × 後藤次利のゴールデンコンビ制作楽曲。ドラム・ベース・ギター中心の浮遊感ある楽曲で、塾の隣席の恋人「あなた」のデートの誘いを断る「私」を描いている。曲中では、「本当は私 先生が見ていても あなたの誘いにOKをしちゃいそう」という本音を描写。「4月になればそばにいられる」と勉学に励む「私」の姿に、思わずエールを送りたくなってくる。「合格するまでKissはお預け」と甘く優しい声で咎めた、受験勉強を頑張りたくなる可愛いポップラブソングである。個人的には、曲全体のドラムとギターが好きである。


  1. アンテナ[03:06]

作詞:秋元康/作曲:藤本貴則/編曲:田口智則・稲留春雄

 シンセ & エレキギターが印象に残るポップナンバー。「女の子は、鏡を見る度綺麗になる」と聞かされた少女が、おめかしをしたくなるようなロマンス・恋を欲する姿を描いている。「胸の奥にある恋のアンテナで愛と優しさをキャッチしよう」と、期待に溢れた声で歌ったキュートなアイドルラブソングである。個人的には、曲全体の可愛い音色と、Aメロ・最後の愉快なガヤが好きである。また、短い時間(3分6秒)で非常に満足できる楽曲だと感じた。


  1. 制服の芽[03:55]

作詞:秋元康/作曲・編曲:野中"まさ"雄一

 本公演の中核となる楽曲。ドラムとブラス、エレキギターが軽やかに響く楽曲で、重いコートや厚着を脱いで制服になれる春を待ち侘びる姿を快活に描いている。春の温かい陽射しのような音色・歌声が印象的な、「啓蟄までは頑張ろう!」と思わせてくれる楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、高まる期待を連想させるサビのドラムが好きである)。また、「厳しい寒さや苦労・不幸も、心の中に綺麗な花を咲かせるために必須な季節」と説いた2番Aメロの歌詞も好きである。


  1. 思い出以上[03:48]

作詞:秋元康/作曲・編曲:野中"まさ"雄一

 ユニット楽曲。前曲「制服の芽」同様、野中"まさ"雄一が作曲・編曲を務めた。エレキ & アコースティックギターとシンセが切ない楽曲。夏の夜の波打ち際で愛しい「あなた」と別れる「私」の、別れたくない胸中・本音を詳細に描いている。「まだ好きなんだと嘘をついて抱いて欲しい…」と密かに願った、夏の恋の終わりを描いた淡く儚い楽曲である。個人的には、サビのキャッチーなメロディーと、曲全体の切ない音色が好きである(特に、エレキギターが別れたくない・別れられない「私」の姿を表現しているように聴こえた)。


  1. 狼とプライド[04:27]

作詞:秋元康/作曲:吉富小百合/編曲:景家淳

 ユニット楽曲。昭和アイドル歌謡曲を連想させる楽曲で、自分を妹のように扱う恋人「あなた」に悶々とする「私」の胸中を描いている。曲中では、恋人のいる男性を「狼」と表現。羊(恋人の女性)を襲わない、行儀のよすぎる臆病な狼の様子を詳細に描写している。「子ども扱いしないで欲しい!」という赤裸々なプライドを歌った、じれったく焦る姿が非常に可愛い一曲である。個人的には、サビの男性コーラスと、自分はレディであると主張する「私」の本音が如実に伝わる幼い歌声が好きである。


  1. 女の子の第六感[04:36]

作詞:秋元康/作曲・編曲:関淳二郎

 ユニット楽曲。ピアノ・シンセ・ギター・ベース・クラップが響く楽曲で、好きな「あなた」とのディナーデートを楽しむ「私」を描いている。曲中では、「私」と「あなた」のデートの様子を具体的な言葉で描写。デート終わりに雨に降られ、家の近くまで送られるという意外な展開に発展している。「今夜は特別な夜になる」という女の子の第六感を歌った、ミディアムテンポが印象に残る可愛いアイドルラブソングである。個人的には、ロマンティックな世界観とAメロのピアノが好きである。


  1. 枯葉のステーション[04:14]

作詞:秋元康/作曲:市川裕一/編曲:樫原伸彦

 松井玲奈のソロ楽曲。急に旅行に行けなくなったと「あなた」に言われた「私」の姿を儚げに描いている。間奏では、松井玲奈の留守番電話の声を挿入。台詞の「」から、切なさ・寂しさが伝わってくる。曇天の駅と舞い散る枯葉、独りで旅立つ「私」の姿を、繊細な言葉・音色で描いた琴線に触れる楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、演歌のようなピアノ・弦と細い歌声が好きである)。

 尚、この楽曲はSKE48初のソロ楽曲で、総合プロデューサー・秋元康が、松井玲奈の女優としての目がいいと思い制作した(音楽ナタリー より)。また、長年ファンから愛されている楽曲で、SKE48リクエストアワーでは2年(2010年・2011年)連続で1位を獲得。SKE48の2ndアルバム発売に先駆けた劇場公演曲人気投票では6位を獲得、2ndアルバム「革命の丘」TYPE-BのDisc3に収録された。


  1. 万華鏡[04:38]

作詞:秋元康/作曲・編曲:上田晃司

 ユニット楽曲。ベース・ピアノ・エレキギターが痛快に響く楽曲で、酔生夢死を感じる「僕」が、万華鏡に夢中だった少年時代に思いを馳せる姿を描いている。Aメロでは、夢を失くして寂れた日々を過ごしている「僕」の胸中を描写。曲全体のエレキギターが、そんな毎日に悶々とする切なさ・虚しさを表現しているように聴こえる。愛や自由を求める姿を儚い音色に乗せて歌った、未完成な人生を生きる人達に贈る楽曲である。個人的には、前述のエレキギターと、色に溢れた幼少期・色を失った青年期の対比表現が好きである。


  1. ジェラシーのアリバイ[04:05]

作詞:秋元康/作曲:俊龍/編曲:市川裕一

 切なく悲しいエレキギターが曲全体で鳴り響く楽曲。恋人「あなた」が誰といるのか確かめたいと思った「私」が、夜の飛行機の最終便に駆け込む姿を描いている。曲中では、暗い空を飛ぶ飛行機の中で不安を感じる「私」を描写。エレキギターがそんな「私」の姿を的確に表現している。何度消しても再燃してくる心の奥の愛しさを歌った、嫉妬・後悔・罪悪感に溢れた悲しい楽曲である。個人的には、アップテンポなメロディーと詳らかな情景描写、悲しげに喚く曲全体のエレキギターが好きである。


  1. Doubt![04:27]

作詞:秋元康/作曲・編曲:伊藤心太郎

 エレキギターと鍵盤の音が印象に残るミディアムナンバー。幼馴染の「あなた」から突然上京すると告げられた「私」を詳細に描いている。曲中では、犬猿の仲の「あなた」に対して「せいせいするわ」と意地悪を言う、「私」の胸中・本音を描写。気がある故に素直になれずに喧嘩してしまう苦しさが、切ない鍵盤・エレキギターや歌詞・歌声から伝わってくる。「私ホントのことを言ってない、疑ってよ!」と強く歌った、喧嘩別れの片想いを描いた寂しい楽曲である。個人的には、作曲・編曲の伊藤心太郎が手掛けた音色が好きである。


  1. 仲間の歌[04:42]

作詞:秋元康/作曲:佐藤ひろこ/編曲:野中"まさ"雄一

 シンガーソングライター・佐藤ひろこ(現・サトウヒロコ)提供楽曲。明るいギターとブラスの音色が非常に心地良い楽曲で、仲間に対する感謝の気持ちを朗らかな声で歌っている。Aメロでは、卒業メンバーを彷彿とさせる言葉が登場。相次ぐ卒業で不安を感じる寂しがり屋の「僕」の姿と、隣で「僕」に勇気をくれた「みんな」の姿を描いている。ファンやメンバーに対して「愛の歌を歌おう」と優しく誘った、友情・絆・感謝を感じる愉快なポップナンバーである。個人的には、曲全体の明るい音色とサビのコーラスが印象に残った。


  1. 水のないプール[04:46]

作詞:秋元康/作曲:俊龍/編曲:Sizuk

 本編最終楽曲。「恋を語る詩人になれなくて」の俊龍が作曲・編曲を務めた(編曲はSizuk名義)。ピアノ・オルガン・エレキギターとサビのコーラスが魅力の楽曲。教室の窓から眺める水のないプールの姿と、友とプールではしゃいでいた夏に思いを馳せる姿を切なげに描いている。青春時代を懐かしく思う秋の夕暮れの景色を描いた、どことなく胸が締め付けられるセンチメンタル・バラードである。個人的には、真っ赤な夕陽を連想させる曲全体の淡い音色と、生きてゆくことを泳ぐことに例えたサビの歌詞が好きである。


  1. 楽園の階段[04:22]

作詞:秋元康/作曲:春行/編曲:野中"まさ"雄一

 アンコール楽曲。吠えるようなエレキギターから始まるポップナンバーで、劇場に来たファンを軽快に煽る楽曲となっている。曲中では、Aメロの「イェーイ!」や間奏の「Oh! Oh!」等、公演を更に盛り上げるフレーズ・掛け声が多数登場。「嫌なことは全て忘れて今を楽しもう」と思えてくる。「私達と一緒に楽園の階段を登ろう」と明るく歌った、アンコール1曲目に相応しいアッパーチューンである。個人的には、曲全体(特にAメロ・間奏)で唸るエレキギターが好きである。


  1. ピノキオ軍[02:45]

作詞:秋元康/作曲:横健介/編曲:武藤星児

 アンコール楽曲。松井珠理奈の号令から始まる痛快ポップチューンで、気分上々・ゼッコーチョーの「私」の姿を描いている。鼻高々の「私」の姿を陽気なシンセサウンドで表現。軽快に鳴るギターやドラムが、ピノキオ軍の行進の様子を表現しているように聴こえる。「この勢いで天下を獲るぜ!」と血気盛んな声で誓った、破竹の勢いを感じさせる自身最短楽曲である。個人的には、曲全体の愉快な音色とガヤが好きである。尚、この楽曲は、3rdシングル「ごめんね、SUMMER」に、シアターガールズ歌唱楽曲として収録された。


  1. 手紙のこと[04:40]

作詞:秋元康/作曲:藤井一徳/編曲:辻畑鉄也

 アンコール楽曲。エレキ & アコースティックギターとドラムが鳴る楽曲で、好きな「君」宛ての手紙を書く「僕」の姿を詳細に描いている。「好き」と書けないもどかしさと封筒に入れた恋心を、淡い旋律・音色に込めた少し寂しいラブソングである。個人的には、時間経過を感じる歌詞と、和やかでどこか切ない曲全体のバンドサウンドが好きである。尚、ブックレットの歌詞の色は、青いインクで手紙を書く「僕」に倣い、青色となっている。また、1番サビと2番Aメロの歌詞が改行せずに表記されている。


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歌唱メンバー

※ センターはで表示/全体曲割愛/オリジナルのみ記載
出演メンバー
大矢真那・小野晴香・木下有希子・桑原みずき・深海里奈・須田亜香里・高田志織・出口陽・中西優香・平田璃香子・平松可奈子・松井珠理奈・松井玲奈・松下唯・森紗雪・矢神久美
思い出以上
木下有希子・平松可奈子・松井珠理奈
狼とプライド
森紗雪・矢神久美
女の子の第六感
大矢真那・桑原みずき・深海里奈・須田亜香里・高田志織
万華鏡
小野晴香・出口陽・中西優香・平田璃香子・松下唯

演奏者

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

恋を語る詩人になれなくて

制服の芽

思い出以上

仲間の歌

楽園の階段


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