概説
2006年8月20日初演。2007年1月25日まで行われた。
社会性の強い楽曲・ちょっと笑える変化球の楽曲まで幅広く網羅しているが、正統派アイドル路線は変わらず踏襲されている。
NMB48チーム研究生・NMB48チームN・NMB48チームの公演でも使用された。
2011年3月24日、本公演の中核を担う「誰かのために -What can I do for someone?-」を因んだチャリティー活動「「誰かのために」プロジェクト」が発足。その一環として、2011年3月時点のAKB48所属メンバーが歌唱した同曲が2011年4月1日より配信され、その収益が東日本大震災の義援金として寄付された(詳細は外部サイト参照)。
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楽曲一覧
- overture[00:59]
作曲・編曲:尾澤拓実/歌唱:TAZ
- 月見草[04:39]
作詞:秋元康/作曲・編曲:後藤次利
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ゴールデンコンビの片割れの後藤次利制作楽曲。和太鼓と掛け声とベースとエレキギターが特徴で、人目を忍んで逢瀬(おうせ)を重ねる、一途な恋心を持つ女を「月見草」に例えている。上弦の月が煌々と光る夏の夜の恋を描いた、Team Aの覇気や気迫が伝わってくる楽曲である。個人的には、ソーラン節を彷彿とさせる音色と歌声、古風な雰囲気を演出した雅な言葉が好きである。また、この楽曲は、夕方に咲き始め朝に萎れる月見草の特徴から着想を得た楽曲であると感じた。
- Warning[03:40]
作詞:秋元康/作曲:エザキマサル/編曲:近田潔人
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危険な雰囲気漂うリズムトラックが特徴的な楽曲。愛のために死力を尽くす乙女たちを描いている。「乙女たちに騙されるな!」と明るい声で警告した、繰り返される「Warning! Warning! Warning!…」が魅力の楽曲である。個人的には、女の子っぽい甘えたような可愛い歌声(特に、Aメロの語尾と英語フレーズ)が印象に残った。尚、原曲は、作曲のエザキマサルがプロデュースした音楽ユニット・hy4_4yhの楽曲「Nu-Music」である。
- 誕生日の夜[04:53]
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キャッチーな男性コーラスとスクラッチから始まる楽曲。恋人「あなた」にサプライズで誕生日を祝福される「私」をとても軽やかに描いている。オペラ歌手を気取りながら大声で歌う「あなた」が浮かぶ、愛する人の生誕を心から祝う楽曲である。個人的には、お茶目な「あなた」を描いた歌詞とラスサビのガヤが好きである。尚、同じく誕生日を題材とした12thシングル「涙サプライズ!」発売以前は、メンバーの生誕祭のBGMとして使用されていた。
- Bird[04:05]
作詞:秋元康/作曲:森川直紀/編曲:田口智則・稲留春雄
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センター・高橋みなみが1番歌唱を務めたユニット楽曲。「あなた」に振られて悲嘆に暮れる「私」を描いた楽曲で、「(東京湾)アクアライン」と「海ほたる」が出て来る歌詞が特徴として挙げられる。朝陽が昇る海の景色が頭の中に浮かんでくる、愛を失くした悲壮感を歌った切ない楽曲である。個人的には、曲全体で虚しげに唸るエレキギターと、前述の高橋の物悲しい歌声が好きである(前者は、東京湾アクアラインを走る独りきりの車を表現しているように感じた)。
- 投げキッスで撃ち落せ![04:02]
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Wセンター(板野友美・成田梨紗)のユニット楽曲。子供向けバラエティー番組「ファイテンション☆デパート」ED曲。ブラスと転調とスクラッチが特徴的な楽曲で、学校中の女子に人気のアメフト部員の「彼」のハートを射止めようと励む「私」をとても可愛く描いている。精度が高い投げキッスをする女子の姿が浮かんでくる、前曲「Bird」と対照的なキュンキュン必至の楽曲である。個人的には、ポップな音色と真逆の印象を持つ単語(ミサイル・マシンガン・ギャング・洗礼)が印象に残った。
- 蜃気楼[05:17]
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小嶋陽菜・中西里菜のユニット楽曲。本公演の楽曲の中で最も長い楽曲で、夜明けの始発に乗って知らない街へ旅立つ「私」の姿をとても儚げに描いている。愛する「あなた」への恋心と「私」の悲しい心の内が伝わってくる、真夏に終わった恋を綴ったバラードである。個人的には、曲全体の虚しい音色が好きである。また、心を揺らしながら愛する「あなた」の前から消えた「私」を「蜃気楼」に例えた歌詞が印象に残った。
- ライダー[04:52]
作詞:秋元康/作曲:酒井ミキオ/編曲:Funta
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快晴の空を連想させるブラスが特徴的な楽曲。遠い街へ引っ越した「君」に思いを馳せる「僕」の姿をとても爽やかに描いている。「君が残した分も夢を見るよ」と晴れやかに誓った、永遠の味方「君」に捧げる非常に明るい楽曲である。個人的には、曲全体の弾む音色が好きである。尚、この楽曲は、2005年12月18日からAKB48を応援するも、2006年6月16日に倒れ同年7月1日に逝去した、「ライダー」の愛称で知られたファンを偲んだ楽曲である(日刊サイゾー より)。
- 制服が邪魔をする[04:46]
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ユニット楽曲。2ndシングル表題曲(紙幅の都合上、解説は当該ページを参照して下さい)。
- 夏が行っちゃった[03:57]
作詞:秋元康/作曲:山崎燿/編曲:梅堀淳
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「蜃気楼」の梅堀淳が編曲を担当した楽曲。感傷的なエレキギターとブラスが響く楽曲で、夏に紡いだ「あなた」との恋が終わって切ない痛みを感じる「私」の姿を描いている。夏の終わりの海の景色が頭の中に浮かんでくる、風が肌寒くなる季節に聴きたい儚いラブソングである。個人的には、前述の音色と、Aメロ・サビの男性コーラス、メンバーによるサビ直前の「1! 2! 3! Go!」が好きである。
- 小池[04:38]
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「誕生日の夜」と「投げキッスで撃ち落せ!」の2名が制作。篠田麻里子の長い台詞がとにかく目立つ楽曲で、振ったはずの元彼「小池」と再会してしまったフリーの「私」を少しコミカルに描いた歌謡曲となっている。彼女を連れた小池に思わず嫉妬してしまう姿が浮かぶ、猛暑でバテてしまった恋心を描写した楽曲である。個人的には、1番Aメロとラスサビの「がりがりくん」が印象に残った。また、Aメロのメロディーが「スカート、ひらり」に似ていると感じた。
- 月のかたち[03:55]
作詞:秋元康/作曲・編曲:後藤次利
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「月見草」の後藤次利が作曲・編曲の楽曲。曲全体で妖しく響くサックスの音が特徴で、恋に傷つき臆病になる派手な見た目の「私」の孤独を少し虚しげに描いている。「誰か 私にかまって!」と切実な声で訴えた、欠けた月が脳内に浮かぶユニーク・ポップな楽曲である。個人的には、前述したサックスと特徴的なドラム、サビの「私にかまって!」「弱さをわかって!」の細い女性コーラスが好きである。
- 誰かのために -What can I do for someone?-[04:15]
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本公演の中核を担う楽曲。「誰かのために 人は生きてる」と朗らかな声で優しく歌っている。愚かな戦争の終結と世界平和を祈願した、陽射しのようにとても温かい愛に溢れた反戦歌である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、曲全体の痛快エレキギターが好きである)。尚、副題「What can I do for someone?」は、サビの歌詞の一節「私に何ができるのでしょう?」の意訳・英訳である。また、この楽曲は、2011年4月1~30日に、東日本大震災の配信限定チャリティーソングとして、レコチョク・iTunes Store・mora限定で配信された。
- 涙売りの少女[04:41]
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アンコール楽曲。3rdシングル収録曲(紙幅の都合上、解説は当該ページを参照して下さい)。
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歌唱メンバー
※ センターは赤で表示/全体曲割愛/オリジナルのみ記載| 出演メンバー |
|---|
| 板野友美・浦野一美・大江朝美・大島麻衣・折井あゆみ・川崎希・小嶋陽菜・駒谷仁美・佐藤由加理・篠田麻里子・高橋みなみ・戸島花・中西里菜・成田梨紗・平嶋夏海・星野みちる・前田敦子・増山加弥乃・峯岸みなみ・渡邊志穂 |
| Bird |
| 大島麻衣・篠田麻里子・高橋みなみ |
| 投げキッスで撃ち落せ! |
| 板野友美・成田梨紗・平嶋夏海・前田敦子・増山加弥乃・峯岸みなみ |
| ライダー |
| 浦野一美・大江朝美・折井あゆみ・川崎希・駒谷仁美・佐藤由加理・戸島花・星野みちる・渡邊志穂 |
| 制服が邪魔をする |
| 板野友美・大島麻衣・小嶋陽菜・篠田麻里子・高橋みなみ・中西里菜・前田敦子・峯岸みなみ |