概説
2017年9月24日・日本ガイシホール開催の「AKB48グループ ユニットじゃんけん大会2017~絆は拳から生まれる!~」にて、首位を獲得したユニット・fairy w!nkのシングルである。
C/Wには、じゃんけん大会の2位・同率3位のユニット楽曲3曲が収録されている。
アートワークは、1980年代を想起させるレトロでクールな雰囲気に統一。fairy w!nkのコンセプトである「Wink(1988~1996年に活動した、鈴木早智子・相田翔子による女性アイドルデュオ)」を意識した「Winkカット(前髪を薄く残したヘアスタイル)」を披露している。
Type A・Bの2形態で発売された。
収録楽曲4曲いずれも男性コーラスの主張が激しいと感じた。
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楽曲一覧
- 天使はどこにいる?[04:19]
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表題曲。じゃんけん大会首位・fairy w!nk(HKT48の荒巻美咲・運上弘菜)が歌唱する。昭和歌謡を連想させる暗めのシンセサウンドが特徴。運命の人(君)との出逢いをひたすらに待つ弱気な「僕」が、「天使は一体どこにいるんだ?」「運命の矢を僕に放て!」と、嘆き懇願する遣る瀬無さを切なげに描いている。「平成のWinkを目指す笑わないアイドル」が歌う、孤独・寂しさ・愛を欲する姿を描いた一曲である。個人的には、曲全体の音色(特に、編曲・APAZZIの特徴と言えるサビ直前のSE)が好きである。
- あばたもえくぼもふくはうち[04:08]
作詞:秋元康/作曲:フジノタカフミ/編曲:フジノタカフミ・島田尚
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共通カップリング曲。じゃんけん大会2位・ふぅさえ(NMB48の村瀬紗英・矢倉楓子)が歌唱する。諺「痘痕も靨」を題材とした、非常に愉快なラテンナンバー。惚れた男が世界で一番かっこいいと思い込んでいる「私」の胸中を描いている。二股をかける男に対して「責任取って」と甘く咎めた、フジノタカフミの特長であるブラスがメインの楽曲である。個人的には、前述のブラスサウンドと、歌唱者2名に因んだCメロの「二度づけ禁止」が好きである(前者は、AKB48の4thアルバム収録曲「パナマ運河」の音色に似ていると感じた)。
- 誰にも言わないで[04:12]
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Type A収録楽曲。じゃんけん大会同率3位・SKE48の白井琴望が歌唱する(ソロユニット(1人)枠で出場したため、本作唯一のソロ歌唱楽曲となった)。夕方の教室で読書を楽しむ「私」を描写。野球部の「あの人」と帰る作戦の様子を描いている。計算高くもお茶目な「私」の片想いを可愛く描いた、昭和アイドル歌謡曲を連想させる楽曲である。個人的には、懐かしさを感じる音色と主張的な男性コーラス、最後の「誰にも言わないでねっ♪」が好きである。
- 僕たちの地球[05:19]
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Type B収録楽曲。じゃんけん大会同率3位・kissの天ぷら(AKB48の大家志津香・宮崎美穂とNGT48の北原里英)が歌唱する。爽快感あるエレキギターが印象に残るバンドナンバー。大人になって退屈な日々を送る「僕」を描いている。「3人組ガールズバンド」という設定に相応しい、青い地球と広い宇宙が脳内に浮かぶ一曲である。個人的には、曲全体の軽快な音色と可愛い掛け声が好きである。また、前奏・間奏・後奏の最後が、NMB48の13thシングル収録曲「片想いより思い出を…」の前奏・間奏・後奏の最後に似ていると感じた。
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演奏者
あばたもえくぼもふくはうち
- Bass:白石裕人(ミューズ音楽院公式サイト )
- Guitar, Keyboards & Programming:島田尚(所属事務所公式サイト )
僕たちの地球