配信限定シングル(乃木坂46)- Utapedia

配信限定シングル

ここでは、乃木坂46の配信限定シングルの解説をまとめています。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

CDシングルとして発売されず、配信限定でリリースされた楽曲をまとめる。

いずれの楽曲も、乃木坂46のシングル作品としてカウントされてない。

一部「乃木坂46」でない配信限定楽曲を含む。


楽曲一覧

  1. 世界中の隣人よ[06:11]

作詞:秋元康/作曲・編曲:taka

 2020年6月17日に日本国内で配信された楽曲(日本国外には2020年6月24日に配信された)。2020年3月以降の新型コロナウイルス感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言の中、外出自粛を心掛ける人へのエールと、コロナと闘う医療従事者への感謝を込め、感染拡大防止の呼び掛けを目的として制作された。現役メンバー全員の他、卒業コンサートを延期した白石麻衣や、センター経験者の生駒里奈・西野七瀬、初代キャプテンの桜井玲香、現アナウンサーの市來玲奈・斎藤ちはる等、卒業メンバー11名が歌唱に参加した(卒業メンバーの楽曲参加は自身初である)。

 静かなピアノから始まる楽曲で、一人の部屋で抱く不安な気持ちや、Stay Homeを呼び掛ける「隣人よ そこにいて」、日夜働く彼ら(医療従事者)への感謝や、人間が持つ困難を乗り越える強さ等を歌っている。サウンドは、ピアノとストリングス中心の優しいもので、コロナ禍で裂かれた人肌を疑似的に感じられるものとなっている。また、乃木坂46の高く繊細な美声が、いつ終わるか分からないコロナ禍に差す光明の役割を果たしている。「大切な誰かと今を生きよう」と優しく唱える、愛・希望・微笑み・慈しみに溢れた楽曲である。

 尚、この楽曲は、第62回日本レコード大賞・優秀作品賞を受賞した。また、当初はYouTubeでのMV公開のみだったが、反響を受けて配信シングルとしてリリース。配信から2020年12月31日までのダウンロード・ストリーミング収益は、全額日本赤十字社の活動全般に寄付された。


  1. Route 246[03:52]

作詞:秋元康/作曲:小室哲哉/編曲:小室哲哉・Music Design

 2020年7月24日に配信された楽曲。ミュージシャン・作曲家・音楽プロデューサーの小室哲哉が作曲・編曲を務めた。小室の乃木坂46への楽曲提供は初めてで、総合プロデューサー・作詞の秋元康とは、2010年11月発売のやしきたかじん29thシングル「その時の空」以来、約10年ぶりのタッグとなった。小室は、2018年4月発売のラストアイドル2ndシングル収録曲「風よ吹け!」を最後に音楽活動を引退しており、今回秋元やその他関係者からのオファーを受け、2年3か月ぶりに復帰し楽曲提供を行った。

 「友情」をコンセプトとした楽曲で、「頑張れ!」を意味する「Hang in there!」と、連呼される「WOW WOW WOW WOW」が特徴的である。「カッコつけて生きてても いつかきっと悔いが残る」「他人(ひと)の目 気にして 生きていたってしょうがないよ」「坂のない人生は 汗の輝きを知らない」等々、挑戦を励ますフレーズも多数登場している。Route 246の夜景が脳裏に浮かんでくる、クールさとひたむきさ、懐かしさと新しさが共存した楽曲である。尚、グループ名が入った題名「Route 246」は、国道246号線(東京都千代田区から、神奈川県県央地域を経由して、静岡県沼津市に至る一般国道)のことである。

 尚、この楽曲では、久保こーじ溝口和彦らによる小室のスタッフ集団・Music Designがサポートとして参加。前奏等で聴こえる曲中のシンセサイザーはMoog Oneで、Aメロ等のシンセサイザーは、小室の代名詞であるRoland JD-800 #53 Pianoとなっている(久保氏のブログ より)。


  1. 大嫌いなはずだった。[05:04]

作詞・作曲・編曲:HoneyWorks/弦編曲:堤博明

 2016年12月7日に配信された楽曲。動画総再生回数2億回以上のクリエイターユニット・HoneyWorksによる恋愛青春群像劇、劇場アニメーション第2弾「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」ED曲。

 歌唱は、松村沙友理主宰の「さゆりんご軍団」と秋元真夏主宰の「真夏さんリスペクト軍団」によるスペシャルユニット「HoneyWorks meets さゆりんご軍団 + 真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46」。松村がかねてよりHoneyWorks楽曲のファンであり、それを知ったHoneyWorksが正式オファー。この楽曲のためだけに選抜されたメンバーが歌唱する大型コラボレーションとなった(乃木坂46公式サイト より/このコラボを受け、松村・秋元・佐々木・渡辺は映画本編で声優に初挑戦した)。

 主人公の榎本虎太朗・瀬戸口雛の掛け合いが中心の楽曲。互いの想いや恋心を、始業式・部活動・文化祭の様子と共に描いたストーリー形式の歌詞となっている。1番・2番と順調に友情が進展する中、「好きな人はいますか?」と虎太朗が訊く直前、雛が「好きな人がいるの」と遮るCメロがなかなか衝撃的。だがその後、虎太朗はそれでも雛を好きでいると誓っており、それを受けた雛が虎太朗を意識して曲が終了する。大嫌いなはずだった真っ直ぐさに惹かれる軌跡を爽やかに描いた、甘酸っぱい青春恋愛ソングである。

 尚、この楽曲は、2017年2月22日発売のHoneyWorks4thアルバム「何度だって、好き。~告白実行委員会~」や、2020年1月15日発売のHoneyWorks5thアルバム「好きすぎてやばい。~告白実行委員会キャラクターソング集~」にも収録された(後者は、虎太朗役の花江夏樹と雛役の麻倉ももが歌唱。曲中の掛け合いがより顕著になっている/YouTube公式PV 参照)。また、YouTube公式PV の序盤には、下記のミュージシャンクレジットが表記された。


  1. 1・2・3[04:54]

作詞・作曲:まふまふ/編曲:APAZZIAkira Sunset/プロデュース:まふまふ

 2021年2月19日に配信された楽曲。アニメ「ポケットモンスター」OP曲。生田絵梨花・松村沙友理によるユニット・からあげ姉妹が歌唱する。2019年12月15日に配信された、After the Rain(そらる・まふまふ)の楽曲「1・2・3」のカヴァーで、原曲より半音キーが高い変ニ長調となっている(但し、Cメロは原曲より半音キーが低いロ長調となっている)。また、原曲の編曲が、作詞・作曲のまふまふであるのに対し、この楽曲ではAPAZZIAkira Sunsetが務めた。

 原曲は疾走感あるバンドサウンドで、旅に対する高揚感がひしひしと伝わってくる。一方この楽曲は、ブラス・キーボード・シンセサイザー中心の可愛らしいサウンドで、旅に対するときめきを残しつつ、からあげ姉妹の可愛さを前面に押し出したものとなっている。生田の伸びやかな歌声と、松村の可愛い歌声が魅力的で、乃木坂46楽曲にはない可愛さやポップさが伝わってくる。1・2・3で不思議な世界に飛び込みたくなる、からあげ姉妹の魅力を詰め込んだポップアイドルソングである。

 個人的には、前述した歌声とサウンドが好きである(特に、Aメロ直前のレトロゲームのようなシンセサウンドが好きである)。尚、松村は2021年7月13日に、生田は2021年12月31日に乃木坂46を卒業しているが、卒業後も2022年2月25日放送分までのOP映像には「うた:からあげ姉妹(生田絵梨花・松村沙友理from乃木坂46)」と表記されていた。


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歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
世界中の隣人よ
秋元真夏・生田絵梨花・生駒里奈・市來玲奈・伊藤かりん・伊藤純奈・伊藤理々杏・岩本蓮加・梅澤美波・衛藤美彩・遠藤さくら・大園桃子・賀喜遥香・掛橋沙耶香・金川紗耶・北川悠理・北野日奈子・久保史緒里・黒見明香・齋藤飛鳥・斎藤ちはる・斉藤優里・阪口珠美・相楽伊織・桜井玲香・佐藤楓・佐藤璃果・柴田柚菜・白石麻衣・新内眞衣・鈴木絢音・清宮レイ・高山一実・田村真佑・筒井あやめ・寺田蘭世・中田花奈・中村麗乃・西野七瀬・能條愛未・早川聖来・林瑠奈・樋口日奈・星野みなみ・堀未央奈・松尾美佑・松村沙友理・向井葉月・矢久保美緒・山﨑怜奈・山下美月・弓木奈於・吉田綾乃クリスティー・与田祐希・若月佑美・渡辺みり愛・和田まあや
Route 246
秋元真夏・生田絵梨花・岩本蓮加・梅澤美波・遠藤さくら・大園桃子・賀喜遥香・北野日奈子・久保史緒里・齋藤飛鳥・新内眞衣・高山一実・筒井あやめ・星野みなみ・堀未央奈・松村沙友理・山下美月・与田祐希
大嫌いなはずだった。
松村沙友理・佐々木琴子・寺田蘭世・伊藤かりん/秋元真夏・相楽伊織・鈴木絢音・渡辺みり愛

演奏者

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

世界中の隣人よ

  • Bass:taka(X

Route 246

  • Guitar:松尾和博(X

大嫌いなはずだった。


外部サイト


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