概説
前作「VS」から約2年2か月ぶりのシングルである(シングルにおいて、前作からの発売間隔が最も長い作品である)。
2019年9月開催の東京ドーム公演「NIPPONロマンスポルノ'19~神vs神~」終了後、自身初の充電期間を設けてソロ活動を展開。2021年8月2日に発表された「ポルノグラフィティ 2021 "新始動"」のファンファーレとなる作品である(そのため、収録曲3曲とも"新始動"をテーマに掲げた楽曲となっている)。
初回生産限定盤 (CD+BD・CD+DVD)・通常盤の3形態で発売された。
本作より編曲のクレジット表記が、小文字・スペースありの「Porno Graffitti」から大文字・スペースなしの「PORNOGRAFFITTI」に変更された。
スポンサーリンク
楽曲一覧
- テーマソング[03:51]
作詞:新藤晴一/作曲:岡野昭仁/編曲:立崎優介・田中ユウスケ・PORNOGRAFFITTI
- Sound Produce:田中ユウスケ (agehasprings)
- Drums:玉田豊夢
- Bass:高桑圭
- Strings:室屋光一郎ストリングス
- Chorus:泉宏樹・藤嶋拓未・asami・SAK.・会原実希
- Clap:パチパチぱっちんず
- Programming & All Other Instruments:立崎優介 (Q.,Ltd)・田中ユウスケ (agehasprings)
- Programming:永澤和真 (agehasprings)
-
2021年9月8日に先行配信された楽曲。力強いドラムの音から始まる明るい楽曲で、平凡・陳腐な「私」が自身を励ます姿を描いている。サビでは、混声コーラスを挿入。作曲・岡野が作りたかった「みんなでユニゾンで歌い合える」朗らかな楽曲となっている。焦り・諦め・苛立ち・不安を覚える現代社会に捧げる、"新始動"の幕開けに相応しい壮大なテーマソングである。個人的には、Aメロで鳴るアコースティックギターの音色と、1番Aメロの「歴史学者のペン先」が好きである。尚、この楽曲の構成について、岡野はサウンドプロデュース・共編曲の田中ユウスケが凄く上手だとbillboard JAPAN のインタビューにて称賛した。
- REUNION[04:02]
作詞:新藤晴一・岡野昭仁/作曲:岡野昭仁/編曲:tasuku・PORNOGRAFFITTI
-
2020年12月4日に開催された自身初の配信ライヴ「CYBERロマンスポルノ'20~REUNION~」に向けて制作された楽曲。決して切れない意図を思わせる暗くも熱いバンドチューンで、ファンとの再会(REUNION)に対する想いを綴っている。サビで何度も繰り返される「REUNION」がキャッチーな、"新始動"に対する決意や覚悟が伝わる一曲である。個人的には、前述のリフレインと、最初の「目を閉じて 刮目し 目を開いて 瞑想せよ」が好きである。尚、音源化に伴い、初披露の際に感じたものを込めて再構成。歌詞の変更・Cメロの追加を経て、2021年1月下旬に改めてスタジオレコーディングされた(変更前の歌詞はライヴ特設サイト 参照)。
- IT'S A NEW ERA[04:26]
作詞・作曲:新藤晴一/編曲:宗本康兵・PORNOGRAFFITTI
- Drums:柏倉隆史
- Bass:須藤優
- Strings:室屋光一郎ストリングス
- Vocal Direction:新藤晴一・宗本康兵
- A.Piano, Programming & All Other Instruments:宗本康兵
-
表題曲「テーマソング」と全く同じテーマの楽曲。作詞・作曲の新藤が好きなミュージカルの音楽の影響を強く受けた楽曲で、新世界(NEW ERA)を目指して旅立つ「私」の希望や不安を力強く歌っている。暗い海原に夜明けの眩い光が差し込む景色を描いた、"新始動"を心から祝う喜びに満ちた一曲である。個人的には、物語性を感じる曲全体の音色・歌声(特にドラム)が好きである(岡野の歌声に物語性が出るよう、新藤と共編曲の宗本康兵がディレクションを手掛けたことが、音楽ナタリー のインタビューにて明かされた)。
スポンサーリンク