概説
前作「追憶の光」から約11か月ぶりのシングルである。
収録曲3曲全ての作詞・作曲を山本が担当。全曲に大型タイアップがついている。
FC限定盤・初回限定盤・通常盤の3形態で発売された。
通常盤のみ、C/W「against」が収録されている。
収録曲は全て、4thアルバム「&」に収録されている。
楽曲一覧
- ゼロ ユニバース[04:29]
- Produced by 田中ユウスケ(agehasprings)
- Vocal & A.Guitar:山本彩
- Drums:恒岡章
- Bass:村田シゲ
- E.Guitar:名越由貴夫
- E.Piano:奥野真哉
- Programming & All Other Instruments:立崎優介 (Q.,Ltd)・田中ユウスケ (agehasprings)
- Strings are 岡部磨知ストリングス
- 1st Violin:岡部磨知・漆原直美
- 2nd Violin:石亀協子・岡部憲
- Viola:二木美里・亀田夏絵
- Cello:水野由紀・友納真緒
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ドラマ「あのコの夢を見たんです。」ED曲。あいみょん・いきものがかりの編曲で有名な、立崎優介・田中ユウスケが編曲を務めた。晴れ渡る大空(そら)を連想させるストリングスが印象的。夢と現実の対比と葛藤、そこから抜け出し新しい自分を見つける様子を描いている。「逃げ出したっていいから、まっすぐ進んでみよう」と優しく歌った、窮屈な日々にそっと寄り添うミディアム・バンドナンバーである。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述のストリングスと、恒岡章演奏のドラムが好きである)。尚、この楽曲は、自身初の地上波ドラマ主題歌で、原作『山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。』を読み、ファンタジーの中にあるリアルな感情・葛藤に共感し、妄想に逃げることへの面白さや可能性を知った上で制作した(テレビ東京公式サイト より)。
- 愛なんていらない[04:03]
作詞・作曲:山本彩/編曲:小名川高弘
- Strings are 真部裕ストリングス
- 1st Violin:真部裕・徳永友美
- 2nd Violin:石橋尚子・城元絢花
- Viola:生野正樹・二木美里
- Cello:遠藤益民・奥泉貴圭
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モスバーガーCMソング。バックバンド「チームSY」のバンドマスター・小名川高弘が編曲を務めた(共通カップリング曲では初である)。秋の空気を連想させる曲全体の音色が特徴。一つの恋を終わらせた女性が、「愛なんていらない」と決意する姿を描いている。「自立した女性の力になれるように」と願いを込めた、女性の強さ・気丈さを感じる温かい一曲である。個人的には、前述した曲全体の音色が好きである。尚、この楽曲は、CM放映開始の2020年9月17日に先行配信された(MOS NEWS より)。
- against[03:49]
作詞・作曲:山本彩/編曲:小名川高弘
- Produced by 小名川高弘
- Vocal:山本彩
- Drums:SATOKO(FUZZY CONTROL)
- Bass:奥野翔太(WEAVER by the courtesy of A-Sketch Inc.)
- E.Guitar:草刈浩司・小名川高弘
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通常盤収録楽曲。日本生命「ニッセイ青春エールプロジェクト」テーマ曲。チームSYが演奏を務めた。迫力と疾走感に満ち溢れた音色が特徴。「コロナ禍をエネルギッシュに乗り越えよう!」と背中を押す、力強いロックンロールとなっている。「高い壁にも降り出した雨にも立ち向かえ!」と声高に歌った、艱難辛苦を打破する力を与えてくれる楽曲である。個人的には、気迫に満ちた音色・歌声が好きである(前者はドラムとエレキギター、後者は最後の「目指して」が好きである)。