Doors ～勇気の軌跡～（嵐）- Utapedia

概説

前作「つなぐ」から約4か月ぶりのシングルである。

16thアルバム「「untitled」」から約半月ぶりのCD作品である。

初回限定盤1・2・通常盤の3形態で発売された。

初回限定盤2・通常盤には、C/W「NOW or NEVER」が収録されている（初回限定盤2のDVDには、MVとメイキング映像を収録。C/WのMV制作は、9thシングル収録曲「道」以来15年ぶりである）。

初回限定盤1にはC/W「Winter days」が、通常盤にはC/W「Perfect Night」「BORDER」が収録されている。

表題曲の副題の区切りは「～」だが、ブックレットや歌詞カードでは「Doors -勇気の軌跡-」と「-」で表記されている。

作詞：RUCCA／作曲：Simon Janlöv・Saw Arrow／編曲：吉岡たく

　櫻井翔主演ドラマ「先に生まれただけの僕」主題歌。Simon Janlövが作曲を、吉岡たくが編曲を務めた（前者はSaw Arrowと共作、後者は33rdシングル「Dear Snow」以来、約7年ぶりの表題曲編曲となった）。トランペットとストリングスが印象的なミディアムバラード。様々な組織や社会、人間関係に悩みながらも、向き合い前を向いて歩いていくことの大切さを唱えている。温かくも強く朗らかな音色・歌声に勇気を貰える、すれ違い迷える時代に捧げる優しい楽曲である。

　個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである（特に、吉岡氏のクールなイメージを覆す、神秘的な世界観の音色が好きである）。また、作詞・RUCCAの特徴である特別読みも好きである（字数の都合で省いた想いを、漢字の字面で補っているように感じた）。

作詞：今井了介／作曲・編曲：今井了介・前田佑

　初回限定盤1収録楽曲。安室奈美恵の代表曲「Hero」を手掛けた今井了介が作詞・作曲・編曲を務めた（作曲・編曲は前田佑と共作）。ギター・ブラス・ストリングスが華麗に響くミディアムナンバー。深夜に残業している「僕」が、好きな「君」とのWinter daysを夢見る姿を描いている。「君との真っ白な夢の世界へ飛び出そう」と軽やかに歌った、真冬の恋を上品に描いた煌めく優雅なラブソングである。個人的には、曲全体の高貴な音色が好きである。

作詞：wonder note／作曲：Kevin Charge・wonder note／編曲：前口渉

　初回限定盤2・通常盤収録楽曲。自身出演のガンホー・オンライン・エンターテイメント「パズル＆ドラゴンズ」CMソング。「抱きしめたい」の前口渉が、2作連続で編曲を務めた。ブラス・ベース・シンセサウンドとPOPなリズムが魅力の楽曲。劣勢の中で灯す想いを、パズドラの関連用語（「組み合わせ」「Puzzle」「繋げる」）を用いながら歌っている。「人生の一切をEnjoyするのは今しかない」と、弾む音色に乗せて主張した愉快・痛快な一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。

作詞：Macoto56／作曲・編曲：Chris Meyer

　通常盤収録楽曲。「愛のCollection」を作曲した、Chris Meyerが作曲・編曲を務めた。静かな夜景を連想させるギター・ベースが印象的。夜に「You」のことを見守る「I」の姿を描いている。「何時でも君のそばにいるよ」と安心感ある声で誓った、幻想的なPerfect Nightを描いたアダルトラブソングである。個人的には、前述した音色と歌声、歌詞にないハーモニーが好きである。

作詞：ASIL／作曲・編曲：HIKARI

　通常盤収録楽曲。HIKARIが作曲・編曲を務めた（作曲・編曲を務めるのは、38thシングル収録曲「目指した未来へ」以来約5年半ぶりである）。響く警鐘・遮る静寂・蔓延化する悪循環を連想させるエレキギターとシンセサウンドが特徴的。分かり合えずに傷を増やし合う「僕ら」の姿を描いている。「だけど僕らはまだ変えられる、今すぐ想いを伝えたい」と叫んだ、恋愛の傷が癒え始めてゆく瞬間を描いたラブソングである。個人的には、銀河の最果て・流星が降り注ぐ夜空が浮かぶ不穏な音色が好きである。

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NOW or NEVER

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