喝采

1. 喝采［03:29］

作詞：栗原暁 (Jazzin'park)／作曲：久保田真悟 (Jazzin'park)・栗原暁 (Jazzin'park)／編曲：久保田真悟 (Jazzin'park)

　2022年7月開催の関ジャニ∞デビュー18周年記念野外ライブ「18祭」の開催を記念して制作された楽曲。42ndシングル「crystal」以来、約3年4か月ぶりのバンドスタイル楽曲である（5人体制初のシングルバンド楽曲で、横山裕の初ギター参加楽曲となった）。作詞・共作曲は、自身の冠番組「関ジャム 完全燃SHOW」で共演した、Jazzin'parkの栗原暁。共作曲・編曲は、Jazzin'parkの片割れである久保田真悟が務めた。

　安田章大の息継ぎから始まる爽快バンドナンバー。ストイックに作り込んだ意欲作で、18周年を迎えた関ジャニ∞が、「18歳の関ジャニ∞」としてがむしゃらに未来へ手を伸ばす姿を表現した、疾走感溢れる一曲となっている。サビでは、ロックバンド・クイーンのヴォーカリスト「フレディ」や、ダチョウ倶楽部の定番ネタ「押すなよ押すなよ」を模した「推すな推すなは 推してくれの合図」が登場。3分29秒の短さを感じさせない、充実感満載の楽曲に仕上がっている。「拍手喝采の未来であれ」と高らかに歌う、全ての大人に捧げる青春応援歌である。

　個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである（特に、1番Aメロの歌詞とサビの「Age is just number（年齢はただの数字だ）」、間奏・締めのエレキギターとBメロの微かな効果音、サビの連続キーボードが好きである）。尚、Drums Magazine は、MV 内の大倉忠義のドラム演奏を高く評価した。

2. CIRCLE［04:07］

作詞・作曲：アオワイファイ／編曲：高慶"CO-K"卓史

　2020年ドバイ国際博覧会日本館共同プロジェクト「共に未来に向けて歩みを進めよう #再び繋がり合う世界」テーマ曲。ドバイ万博日本館のテーマ「Where ideas meet アイディアの出会い」と、PRアンバサダーの関ジャニが全国ツアーを通じて「人と繋がり、共に歌う喜び」に感謝する姿勢が合致したことから、共同プロジェクトが発足。その一環としてこの楽曲が制作された（オンライン・プラットフォーム「循環 JUNKAN -Where ideas meet-」の寄稿も、楽曲制作の参考となった）。

　様々な音色が鳴り響く、愉快・軽快・爽快なバンドナンバー。明るく元気な歌声が特徴で、前述の音色と併せて聴くと、感染症・環境問題・社会問題といった無理難題も越えられるような気になれる。「心から愛せるものを持って進もう」と朗らかに歌う、"アオハル" と呼べる日々を感じられる一曲である。尚、ミュージシャンクレジットは、編曲の高慶"CO-K"卓史がX 上で公開した。

3. 青春FIREWORKS［04:12］

作詞・作曲・編曲：古川貴浩

　通常盤収録楽曲。作曲家・編曲家・ベーシストの古川貴浩が、6thアルバム収録曲「クラゲ」以来、約9年ぶりに制作に参加した。ピアノ・ストリングスが綺麗なバンドナンバーで、夜空に打ち上がる花火を期待させる一曲となっている。ラスサビ直前には打ち上げ花火の音が挿入されており、淡い夏の世界観を一層堪能することができる。青春飛行している関ジャニ∞を誇らしく照らす、夏の夜に聴きたい楽曲である。

　個人的には、Cメロ・落ちサビ・ラスサビの歌詞が、渋谷すばる・錦戸亮が在籍していた7人体制時代を指しているように感じた。また、サビのメロディー・歌声（「遠い空に打ち上げ花火」等）が、つるの剛士の1stシングル収録曲「Love Letter」のBメロのメロディー・歌声（「でも 恋は2度とは」等）に似ていると感じた。

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