概説
前作「この世界で」から約1年ぶりのシングルである。
初回限定盤A・B・通常盤の3形態で発売された。
初回限定盤A付属のDVDには、Acoustic Sessions Movie（自身が選曲し、アコースティックギター1本と歌のみで収録した5曲の歌唱映像）を収録。アコースティックギター演奏は、設楽博臣（「miss you」「Overflow」）と名越由貴夫（「a boy」「For you」「Shine」）が務めた（BARKS より）。
初回限定盤B付属のDVDには、MV＋メイキング映像を収録。通常盤はCDのみとなっている。
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楽曲一覧
- 未完成［04:00］
作詞：家入レオ・Kanata Okajima／作曲・編曲：久保田真悟（Jazzin'park）
- Sound Produced by 久保田真悟（Jazzin'park）
- All Instruments Programming, Guitars & Bass：久保田真悟（Jazzin'park）
- Vocal Direction：Kanata Okajima
- Piano：栗林悟
- Violin & Viola：カメルーン真希
- Cello：内田麒麟
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ドラマ「絶対零度～未然犯罪潜入捜査～」主題歌。ドラマのために5か月かけて制作された楽曲で、前作の主題歌「もし君を許せたら」の久保田真悟が作曲・編曲。三浦大知の「EXCITE」で有名なKanata Okajimaが作詞・ヴォーカルディレクションを務めた（作詞は家入と共作）。
繊細な弦、熱量を排したビート・ギター・ベースが特徴。互いに相手を傷つけてしまう未完成な「僕ら」の姿を、叫びにも似た直情的な声で表した一曲である。曲中では、行き過ぎた「君」への感情（憎悪・憤怒）を赤裸々に描写。ラスサビの「「会えて良かった」と君が笑う もう 自由だよ」から、「僕ら」二人が心の底から深く愛し合っていることが伝わってくる。儚く終わる「僕ら」の恋を感情的に歌い上げた、苦悩・葛藤・愛憎を感じる至極の痛切ラブソングである。個人的には、曲全体の脆く哀しい世界観が好きである。
- Unchain［04:07］
作詞：家入レオ・HANAE／作曲・編曲：須藤優
- All Instruments Programming, Guitars & Bass：須藤優
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自身が作詞を務めた楽曲。同じ研音所属だった歌手・HANAEと共作した（encore より）。深夜の駅のホームや独りの自室が浮かぶ不穏な楽曲。クォーターライフ・クライシス（20代後半～30代前半の人生に対する焦燥感）を題材とした楽曲で、誰かの夢を着せられたまま無味乾燥に生きる「僕」を描いている。今でも「君（元恋人・幼少期の自分）」を愛する虚しい姿を歌った、抑圧感ある暗い一曲である。個人的には、混沌とした「僕」の胸中・本音を表現したトラックと、脳内の雑音のようなラスサビ前が好きである。
- Every Single Day（Acoustic Version）［05:37］
作詞：家入レオ／作曲：多保孝一／編曲：宗本康兵
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4thアルバム「WE」収録楽曲のアコースティック・ヴァージョン。原曲の編曲が多保孝一であるのに対し、この楽曲ではサポートメンバー・宗本康兵が編曲を務めた。チェロ・ギター・パーカッションと一発録りの歌声が特徴（OKMUSiC より）。開放感ある原曲と違う魅力を堪能することができる。原曲以上に「あなた」に出逢えた幸福感が伝わってくる、本作収録楽曲の中で唯一温かい楽曲である。個人的には、静かな書斎と揺り椅子を連想させる音色が好きである。
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