アメノチハレ

1. アメノチハレ［04:20］

作詞：MORISHIN／作曲：川口進・MORISHIN／編曲：CHOKKAKU

　小瀧望出演ドラマ「白衣の戦士！」主題歌。ギターとストリングスが際立つ優しい音色の楽曲。毎日をひたむきに頑張って生きている人達の背中をそっと押してくれる応援歌で、人生には泣いたり笑ったりいろんなことがあるけれど、「君は君のそのままを信じて進んで行けばいい」というポジティブなメッセージが込められている（タワーレコードオンライン より）。「つらく苦しい涙の日でも、明日は笑顔の晴れ日和だよ」と朗らかに教えてくれる、温もりに満ちたエールソングである。

　個人的には、曲全体の歌詞（特に、サビの「大丈夫 何回だって何万回だって やり直せばいい」）と、ラスサビの神山智洋のパート（特に「きたキミだから」の上ハモ）が好きである。

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2. アンジョーヤリーナ［04:15］

作詞・作曲・編曲：園田健太郎

　初回盤A収録楽曲。アメリカ合衆国の女優である、アンジェリーナ・ジョリー（Angelina Jolie）を思わせる題名の楽曲である。軽快かつ爽快なバンドサウンドの楽曲で、加工される真実・過去になる現実が蔓延る現代社会を生きるジャニーズWESTの、嘘偽りない本当の気持ちが綴られている。「普通自体が難しい時代」「余裕で笑える人は別世界」「パリピ（パーティーが好きな開放的・活動的で派手な人達）」「リア充（実社会の人間関係や趣味活動が充実している人）」等、混沌とした現代社会を指す言葉も多数登場。歌詞や歌声からは、それでも振り向かずに進む強い意志が感じられる。号泣するくらいの感動・一生一度の冒険を聴く人に味わわせてくれる、心潤うエールバンドソングである。

　尚、題名「アンジョーヤリーナ」は、大阪弁の「アンジョー（上手く・具合良く）」+「ヤリーナ（やりなさい）」で「上手くやりなさい≒上手く生きようよ」を意味する。個人的には、曲中の軽快な音色（特にピアノとドラム）と、上記の特長を含んだ歌詞全体（特にサビの「日常はそんなにド派手じゃない ルーティンワークは間違いなわけじゃない」「愛せ 君の人生」）、2番Bメロ→間奏→Cメロ→ラスサビの楽曲構成が好きである。また、表題曲「アメノチハレ」と同じエールソングだが、個人的にはこの楽曲の方が好きである。

3. 儚（はかな）［04:19］

作詞：原田卓也・井上紗矢香／作曲：YOUNG HOLLYWOOD・原田卓也・Joakim Bjornberg／編曲：YOUNG HOLLYWOOD・ha-j

　通常盤収録楽曲。ピアノ・二胡・ストリングスが主張的なラブソングで、散りぬる春に美しく咲く儚い恋と、在りし日の「君」を想う「僕」の気持ちを綴っている（「散りぬる」は、香り豊かで色鮮やかに咲き誇る花も、いずれは散ってしまう儚い様（諸行無常）を意味する）。春風の中で咲き踊る花の姿を思わせる、「和」を前面に押し出した雅な恋歌である。個人的には、艶やかな和の音色と、日本語のみを使った丁寧かつ繊細な歌詞が好きである。

4. パチもん［03:17］

作詞・作曲・編曲：庄田ｹﾞｹﾞｹﾞ・corin.

　通常盤収録楽曲。前作収録楽曲「大阪とんとんダンス」同様、庄田ｹﾞｹﾞｹﾞとcorin.が作詞・作曲・編曲を務めた。ギター・ベース・ドラム・ピアノ・ブラスが踊る裏声基調の楽曲で、パチもん（正規の流通経路で仕入れていない正規品・偽物を指す「バッタもん」の関西弁）について陽気に歌っている。優しく儚い収録曲の中で異彩を放つ、ジャニーズWESTらしいトンチキソングである。尚、曲中にはパチもんフレーズが多数登場している（詳細は下記参照）。

№	パチもんフレーズ	登場箇所	正しいフレーズ
1	「N」が一個多いブランド (CHANNEL)	1番Aメロ	CHANEL (フランスのファッションブランド)
2	Supreman (スプレーマン)	2番Aメロ	Supreme (アメリカ合衆国のスケートボードショップ及びファッションブランド)
3	バレンシア (スペイン・バレンシア州の州都)	2番Aメロ	バレンシアガ (フランスのファッションブランド)
4	アディオス (「さようなら」を指すスペイン語)	2番Aメロ	アディダス (ドイツのスポーツウェアメーカー)

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