いつかできるから今日できる(乃木坂46)- Utapedia

いつかできるから今日できる

いつかできるから今日できる」は、2017年10月11日に発売された、乃木坂46の17thシングルである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

前作「逃げ水」から約2か月ぶりのシングルである(前作とのスパンは過去最短である)。

Type-A・B・C・D・通常盤の5形態で発売された。


楽曲一覧

  1. いつかできるから今日できる[04:39]

作詞:秋元康/作曲:Akira Sunset・京田誠一/編曲:京田誠一・Akira Sunset

 映画「あさひなぐ」主題歌・はるやま商事CMソング。2017年5月20日初演の舞台で主演を務めた齋藤飛鳥と、2017年9月22日公開の映画で主演を務めた西野七瀬がWセンターを務めた(17thシングル「インフルエンサー」から3作連続のWセンターである)。その他、舞台・映画に出演したメンバーが多数選抜入り。乃木坂46・東宝・小学館による「『あさひなぐ』プロジェクト」の集大成を思わせる楽曲となっている。

 ピアノ・ストリングスが特徴的な静謐な雰囲気の楽曲。青春の葛藤や挫折、少女達の成長や挑戦という、こざき亜衣原作の漫画『あさひなぐ』の世界観に合った前向きな応援歌となっている。「いつかできるから今日できる、先延ばしにせずにすぐに踏み出してみよう」と鼓舞する、静かに滾る意志・情熱を秘めた楽曲である。個人的には、挑戦意欲を掻き立てる歌詞全編と、Aメロの神秘的な情景描写(「朝の靄(もや)」「陽の光」「何も語らない風」「枝の先で見上げる青空」等)が好きである。

 尚、京田誠一と作曲・編曲を務めたAkira Sunsetによると、この楽曲は14thシングル「ハルジオンが咲く頃」と同時期に制作された。「ストリングス×EDMのマッシュアップ」がコンセプトで、明るいのが「ハルジオンが咲く頃」、切ないのが「いつかできるから今日できる」となっている(Twitter より)。


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  1. 不眠症[04:26]

作詞:秋元康/作曲・編曲:大貫和紀・河原レオ・高木龍一

 共通カップリング曲。「強がる蕾」を作曲した3名が作曲・編曲。前作収録の3期生楽曲「未来の答え」でセンターを務めた久保史緒里と山下美月がWセンターを務めた。アコースティックギターが特徴的なEDMで、恵まれ過ぎた環境に甘えてしまう自分に辟易する様子を描いている。「不眠症でもいい、今に満足するな」と活を入れる楽曲である。個人的には、前述のアコースティックギターの他、全編で鳴るシンセサウンドと、Bメロの「ああ」の女声コーラスが好きである。また、歌詞が躍進を続ける乃木坂46への忠告(「現状や環境に甘えず、執着心を持って願いを叶えろ」)のように聴こえた。


  1. まあいいか?[03:32]

作詞:秋元康/作曲:HRK/編曲:原広明

 Type-A収録楽曲。秋元真夏・白石麻衣が歌唱する。親友同士の掛け合いが特徴の楽曲で、「浮気されても合コン行ってもまあいいか? しょうがない」とポジティブに歌っている(特に、Aメロのラップは聴いていて微笑ましい)。同じ誕生日(8月20日)の仲良しな二人が送る、本作で最も短いワンドロップスカである。個人的には、曲全体で流れるブラスと「チキタッチ」、黒石さん(あざとい秋元に対してキツく当たる白石)を思わせる2番Aメロの「嫌いだったよね?」が好きである。尚、作曲のHRKは、編曲・原広明の筆名である。


  1. 失恋お掃除人[04:39]

作詞:秋元康/作曲・編曲:さいとうくにあき

 Type-B収録楽曲。若様軍団が歌唱する。テレビ朝日系列の連続時代劇『必殺仕事人』を思わせる楽曲。ロマンスの回収業を営む業者「失恋お掃除人」の雄姿を描いている。失恋で凹む女子達に送る、愉快・痛快・爽快なクールチューンである。個人的には、曲全体のバンドサウンドと、破れた恋の回収車の宣伝フレーズが流れる間奏が好きである。また、前奏・間奏・後奏で繰り返される「サササのサ」が、赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』に登場する、レレレのおじさんの「レレレのレー」のオマージュに聴こえた。


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  1. My rule[04:32]

作詞:秋元康/作曲・編曲:藤田卓也

 Type-C収録楽曲。アンダーメンバーが歌唱する。煌めくピアノサウンドが魅力的な楽曲。「雨がどんなに降ったって傘を差さない」という、My ruleを掲げた男子を描いている。「自分で決めたMy ruleは、苦しくても守りたい」という、不撓不屈の意志を歌った楽曲である。個人的には、前奏・間奏・サビ直前・サビ途中のピアノサウンドと、センター・樋口日奈が歌う「いつからこんな 頑固になった? 扱いづらいタイプだ」が好きである。尚、この楽曲の後奏が鳴り終わった後、無音の状態が約10秒続いている(アンダーアルバム「僕だけの君~Under Super Best~」と、4thアルバム「今が思い出になるまで」収録の音源も同様である)。


  1. 僕の衝動[04:14]

作詞:秋元康/作曲・編曲:石井伸昂

 Type-D収録楽曲。3期生が歌唱する。「君」を誰より愛していると気づいた「僕」が、真夜中に家を訪れ想いを伝える姿を描いている。全体的な暗い音色が特徴的で、真夜中の情景と、沸騰する「君」への愛を表現しているように聴こえる。乃木坂46の未来を担う3期生が本気を見せる、不器用な「僕」の衝動を歌った楽曲である。個人的には、間奏のストリングスが、葉加瀬太郎作曲の「情熱大陸」のように聴こえた。尚、この楽曲は、センター・伊藤理々杏の最後のキメ顔が見所となっている。


  1. 新しい花粉~ミュージカル「見知らぬ世界」より~[04:05]

作詞:秋元康/作曲:新田目翔/編曲:若田部誠

 通常盤収録楽曲。生田絵梨花・久保史緒里が歌唱する。ミュージカル「見知らぬ世界」の劇中歌という設定で、生田が旅人、久保がワーニャと酒場で働くエレーナを演じている。退屈な街に辟易するエレーナと、彼女に旅の話をする旅人の掛け合いが特徴。生田の高い歌唱力と、歌姫の片鱗を覗かせる久保の歌声が堪能できる。「退屈に暮らすこの場所こそがユートピアだ」と教えてくれる、音色・歌声共に透き通った楽曲である。

 個人的には、題名「新しい花粉」は、乃木坂46に新しい可能性をもたらす久保ら3期生を指していると思った。尚、初めの48秒は旅人・ワーニャ・エレーナの寸劇のため、off vocalの時間はそれを除いた3分17秒となっている。


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歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
いつかできるから今日できる
秋元真夏・生田絵梨花・生駒里奈・伊藤万理華・井上小百合・衛藤美彩・北野日奈子・齋藤飛鳥・斉藤優里・桜井玲香・白石麻衣・新内眞衣・高山一実・中田花奈・西野七瀬・星野みなみ・堀未央奈・松村沙友理・若月佑美
不眠症
秋元真夏・生田絵梨花・生駒里奈・伊藤万理華・井上小百合・衛藤美彩・大園桃子・久保史緒里・齋藤飛鳥・桜井玲香・白石麻衣・新内眞衣・高山一実・西野七瀬・星野みなみ・堀未央奈・松村沙友理・山下美月・与田祐希・若月佑美
失恋お掃除人
梅澤美波・阪口珠美・山下美月・若月佑美
My rule
伊藤かりん・伊藤純奈・川後陽菜・川村真洋・斎藤ちはる・相楽伊織・佐々木琴子・鈴木絢音・寺田蘭世・能條愛未・樋口日奈・山﨑怜奈・渡辺みり愛・和田まあや
僕の衝動
伊藤理々杏・岩本蓮加・梅澤美波・大園桃子・久保史緒里・阪口珠美・佐藤楓・中村麗乃・向井葉月・山下美月・吉田綾乃クリスティー・与田祐希

演奏者

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いつかできるから今日できる

新しい花粉~ミュージカル「見知らぬ世界」より~


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