走れ！Bicycle

1. 走れ！Bicycle［03:42］

作詞：秋元康／作曲：Shusui・伊藤涼・木村篤史・ヒロイズム／編曲：湯浅篤

　ハウス食品「メガシャキ」CMソング。音楽プロデューサーのヒロイズムが、AKB48「ここにいたこと」を作曲した、Shusui・伊藤涼・木村篤史と作曲を務めた。ドラム・ベース・ピアノ・ブラスが印象的なポップナンバー。みんなから指摘されて「君」が好きだと気づいた「僕」が、Bicycleで「君」の元へ向かい告白する姿を軽快に描いている。爽やかな南風と立ち漕ぎをする「僕」が浮かぶ、明るい音色・歌声が魅力の青春サマーラブソングである。

　個人的には、曲全体の音色が好きである（特に、曲全体のブラスとドラム・1番Aメロで鳴るピアノ・Bメロの陽気なクラップ・サビ直前の「Woo～Wow!!」が好きである）。また、1番Aメロの歌詞「友情と恋愛はどう違う？」も好きである。

2. せっかちなかたつむり［05:06］

作詞：秋元康／作曲：山本加津彦／編曲：湯浅篤

　共通カップリング曲。クラップ・ベース・キーボード中心の楽曲で、恋に落ちた不器用な「私」が、早く関係を築きたいと焦る姿を描いている。空回りしてシュンとする、せっかちでドジなかたつむりの様子を描いたユニークな楽曲である。個人的には、曲全体の音色・歌声が好きである（特に、男声コーラス「Hey! Hey! Hey!……Hey! Hey! Hey!……Fu!」と、2番A'メロ裏のピアノが好きである）。尚、この楽曲は、1stアルバム発売に先駆けたカップリング曲人気投票で3位を獲得し、1stアルバム「透明な色」Disc2に収録された。

3. 涙がまだ悲しみだった頃［04:20］

作詞：秋元康／作曲：内田智之／編曲：TATOO

　Type-A収録楽曲。アンダーメンバーが歌唱する。切ないピアノ & ストリングスから始まる楽曲。大人の「あなた」にあしらわれて二股をかけられた「私」が、涙を流せず周囲に当たってしまう様子を描いている。涙がまだ悲しみだった頃の「私」の姿を歌った、幼い少女の傷つく恋に胸が痛む楽曲である。個人的には、曲全体のドラムと切ない歌詞が好きである。尚、この楽曲は、1stアルバム発売に先駆けたカップリング曲人気投票で4位を獲得し、1stアルバム「透明な色」Disc2に収録された。

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4. 人はなぜ走るのか？［05:05］

作詞：秋元康／作曲：キタムラタケシ・田上陽一／編曲：田上陽一

　Type-B収録楽曲。FIFA U-20 女子ワールドカップジャパン2012 オフィシャルソング。快活なメンバーの円陣から始まる楽曲。「人はどうして走り出したんだろう？」と朗らかに歌っている。風を切って笑顔で走る少女達の姿が浮かぶ、心の中が燃えて来る爽やかポップチューンである。個人的には、Aメロの「ノース サウス ウェスト イースト」「ライト レフト フォワード バック」が好きである。

5. 音が出ないギター［03:58］

作詞：秋元康／作曲：Jam9・ArmySlick／編曲：シライシ紗トリ

　Type-C収録楽曲。唸るようなエレキギターが印象的なロックチューン。バンド仲間と仲違いして「解散しよう」と告げられた、ギタリストの「俺」の本音を荒々しく歌っている。最終的に「俺」はバンド仲間と和解。その様子を描いたBメロ直後のラスサビの音色が、朝陽が昇る瞬間を表しているように聴こえる。少年時代に憧れたロックを目指す姿を描いた、暗くも固い意志を感じる痛快・爽快な一曲である。

6. 海流の島よ［04:02］

作詞：秋元康／作曲：Akira Sunset／編曲：京田誠一

　通常盤収録楽曲。「人はなぜ走るのか？」「音が出ないギター」に参加していないアンダーメンバーが歌唱する。前作収録楽曲「狼に口笛よ」のAkira Sunsetが作曲。遠い異国の地から流した、愛する「君」へのボトルメールの行方について歌っている。「僕」の愛を「君」へ届ける海流の様子が浮かぶ、ポップな音色が魅力的な爽快ラブソングである。個人的には、2番サビの「生きることは 荒い波を越えること」が好きである。

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