五月雨よ(櫻坂46)- Utapedia

五月雨よ

五月雨よ」は、2022年4月6日に発売された、櫻坂46の4thシングルである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

前作「流れ弾」から約6か月ぶりのシングルである。

前作同様、選抜制を採用しており、1・2列目の「櫻エイト」は、一部楽曲(櫻エイト以外のメンバー・BACKSによる「I'm in」と、ユニット楽曲「断絶」「制服の人魚」)を除く全曲の歌唱に参加している(但し、卒業を発表している渡邉理佐は、「五月雨よ」「僕のジレンマ」のみの参加である)。

TYPE-A・B・C・D・通常盤の5形態で発売された。


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楽曲一覧

  1. 五月雨よ[05:16]

作詞:秋元康/作曲:温詞/編曲:TomoLow・温詞

 イオンカードCMソング。最年少の山﨑天がセンターを務めた。ソロプロジェクト・センチミリメンタルの温詞が作曲・編曲(編曲はTomoLowと共作)。ギター・ベース・ストリングスが壮大に鳴る楽曲で、友達の「君」のことを五月雨式に好きになる、意気地なしの「僕」の淡い片想いを描いている。「僕」は2番で「不安の中 飛び出すべきだ」と告白を決意。Cメロで五月雨が止む瞬間が描写されるも、最後には「答えなんか 出るわけない それが恋だ」と結論付けて「雨よ 止むな」と天に向かって懇願している。友達に抱く恋心を丁寧かつ詳細に綴った、五月雨が降る季節に聴きたい切なく優しいラブソングである。

 個人的には、曲全体の儚い音色と、最初の山﨑のソロパートが好きである。また、ラスサビの転調が、五月雨が止む瞬間を表現しているように聴こえた。尚、サビで登場の「五月雨式」は、物事が断続的に続く様を指す言葉である。また、2024年1月10日に、山﨑が「THE FIRST TAKE 」でこの楽曲を歌唱。藤本藍がピアノ演奏を、村岡苑子ストリングスが弦演奏を務めた(X より)。


  1. 僕のジレンマ[04:39]

作詞:秋元康/作曲・編曲:TomoLow中村泰輔

 共通カップリング曲。イオンカードCMソング。メンバー全員が歌唱する。表題曲「五月雨よ」同様、弦が綺麗な楽曲。幼い頃から見ていた「夢」か、かけがえない存在の「君」か、どちらを選ぶべきかと迷う「僕」のジレンマを歌っている。曲中の「僕」は1番で「夢」を選ぶ決意をするが、2番で別れを切り出した際、仕方ないねと微笑む「君」に白旗を揚げてしまい、再びジレンマに陥ってしまう。「夢」と「君」の二者択一に葛藤をする「僕」を描いた、選ぶことが如何に困難かが伝わってくる楽曲である。


  1. I'm in[05:01]

作詞:秋元康/作曲・編曲:梅野悠大

 TYPE-A収録楽曲。BACKSが歌唱する。音楽プロデュースユニット「ザ・ローグプランツ」の梅野悠大が作曲・編曲を担当。遠い青空を連想させるシンセ中心の楽曲で、仲間に加わり「君」を仲間に誘う「僕」を描いている。曲中で連呼される「I'm in」が印象的な、仲間との絆・団結力を高めてくれる楽曲である。個人的には、曲中の軽やかな(Hey!)と、切磋琢磨し合うBACKSが浮かぶ歌詞が好きである。また、題名「I'm in(参加する)」が、欅坂46の7thシングル収録曲「I'm out(止めておく)」を意識しているように感じた。


  1. 断絶[04:13]

作詞:秋元康/作曲・編曲:CHOCOLATE MIX

 TYPE-B収録楽曲。渡邉理佐を除く櫻エイト7名が歌唱する。SHINTA演奏のアコースティックギターが印象的な楽曲。議論の途中で離席した相手に断絶される「僕」の姿を、重々しくも軽やか・鮮やか・爽やかに描いている。断絶される人の胸中を詳細かつ端的に綴った、サビの「6回ノック」の意味を考察したくなる楽曲である。個人的には、曲全体のギター & ピアノサウンドが好きである。また、曲全体の歌詞が「引き籠もる人に社会復帰を促す者の胸中」に、2番Aメロ・Bメロの歌詞が「引き籠もる人への警告」に聴こえた。


  1. 制服の人魚[04:51]

作詞:秋元康/作曲・編曲:三谷秀甫

 TYPE-C収録楽曲。暗めの音色が印象的かつグルーヴィーなクラブチューンで、中途半端な「女子高生」の存在価値に悩む「私」を「制服の人魚」と表現している。子供でもなく大人でもない未成年の姿を歌った、深い海の底の未来・LEDの水槽の中を連想させる痛快・爽快な一曲である。個人的には、曲全体の音色(特にドラム・ベース・ブラス・スクラッチ)と、1番Aメロの山﨑天の「う~んって迷ってるフリして」の歌声が好きである。尚、この楽曲は、1stアルバム「As you know?」通常盤にも収録された。


  1. 車間距離[04:24]

作詞:秋元康/作曲・編曲:Toshikazu.K・Smile From The Streets

 TYPE-D収録楽曲。前作収録楽曲「ソニア」を手掛けた角野寿和が、Toshikazu.K名義で作曲・編曲を務めた(Smile From The Streetsと共作)。エレキギターとキーボード、ベース中心のクールな楽曲。恋人同志の「私」と「あなた」の距離感を「車間距離」と例えている。詰め過ぎると衝突し、空け過ぎると割り込まれてしまう、恋愛の難しさを歌った秀逸な一曲である。個人的には、曲中で登場する車両の関連用語が好きである。尚、この楽曲は、1stアルバム「As you know?」にも収録された。


  1. 恋が絶滅する日[03:57]

作詞:秋元康/作曲:浦島健太・山口裕也・山本匠/編曲:山本匠・山口裕也

 通常盤収録楽曲。渡邉理佐を除く表題曲メンバーが歌唱する。転調・シンセ・エレキギターと英語フレーズが特徴的。好きな「あなた」への片想いが絶滅するか生き延びるか、その瀬戸際に焦る「私」の姿や胸中を描いている。「始まらなくても 終わらないでくれ」と強く訴えた、切実で一途な「私」の想いが伝わる一曲である。個人的には、2番サビ直前の山﨑天の英語フレーズが好きである。また、2番Aメロの歌詞が、生きることだけで精一杯な現代社会の日本人を表しているように感じた。


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歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示
五月雨よ
井上梨名・上村莉菜・大園玲・小池美波・小林由依・関有美子・武元唯衣・田村保乃・土生瑞穂・藤吉夏鈴・松田里奈・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天・渡邉理佐
僕のジレンマ
井上梨名・上村莉菜・遠藤光莉・大園玲・大沼晶保・小池美波・幸阪茉里乃・小林由依・齋藤冬優花・菅井友香・関有美子・武元唯衣・田村保乃・土生瑞穂・原田葵・藤吉夏鈴・増本綺良・松田里奈・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天・渡邉理佐
I'm in
井上梨名・上村莉菜・遠藤光莉・大園玲・大沼晶保・幸阪茉里乃・齋藤冬優花・関有美子・武元唯衣・土生瑞穂・増本綺良・松田里奈
断絶
小池美波・小林由依・田村保乃・藤吉夏鈴・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天
制服の人魚
武元唯衣・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天
車間距離
遠藤光莉・大沼晶保・尾関梨香・幸阪茉里乃・小池美波・小林由依・齋藤冬優花・田村保乃・原田葵・藤吉夏鈴・増本綺良・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天
恋が絶滅する日
井上梨名・上村莉菜・大園玲・小池美波・小林由依・関有美子・武元唯衣・田村保乃・土生瑞穂・藤吉夏鈴・松田里奈・森田ひかる・守屋麗奈・山﨑天

演奏者

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

五月雨よ

  • Guitar & Bass:小木岳司(X
  • Strings:村岡苑子ストリングス(X
  • 1st Violin:亀井友莉(X
  • 2nd Violin:林周雅(Instagram
  • Viola:長石篤志(Instagram
  • Cello:村岡苑子(Instagram
  • 5th Strings Contrabass:地代所悠(X

僕のジレンマ

  • Guitar:小木岳司(X
  • Strings:村岡苑子ストリングス(X
  • 5th Strings Contrabass:地代所悠(X

断絶

  • A.Guitar:SHINTA(X

制服の人魚

  • Precision Bass:わかざえもん(X
  • E.Piano Solo:石原剛志(X
  • All Other Instruments:三谷秀甫(X

外部サイト


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