Sing Out!

1. Sing Out!［05:25］

作詞：秋元康／作曲：Ryota Saito・TETTA／編曲：野中"まさ"雄一

　日本コカ・コーラ「ファンタ」CMソング。1期生の最年少・齋藤飛鳥がセンターを務めた。軽快・陽気なクラップ・ストンプが曲全体で鳴り響く楽曲。「想いを込めた愛の歌をみんなで歌おう」と歌っている。ピアノ・オルガン・ストリングス・アコースティックギターも特徴。朗らかで温もりに満ちた音色・歌声を聴くだけで、しあわせに満ちた笑顔になれそうな気がしてくる。世界平和を呼び掛けるような壮大な歌詞が印象的な、高い挑戦意欲を感じる画期的な楽曲である。

　個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである（特に、サビ直後のピアノグリッサンドが好きである）。また、1番Bメロのスーパーしおりタイム（久保史緒里のやさしい笑顔）も好きである。尚、2番サビで登場する「Bring peace」を、和田まあやは「グリーンピース」と勘違いしていた（日刊大衆 より）。

2. 滑走路［04:14］

作詞：秋元康／作曲・編曲：CHOCOLATE MIX

　共通カップリング曲。アンダーメンバーが歌唱する。Shintaro Fujiwaraのワウギターが魅力の楽曲。恋愛の過程（交際→キス）を「滑走路」に例えており、その滑走路をカットして始まる恋の様子を描いている。助走を無視して離陸した恋（いきなりキスから始まった恋）を洗練された音色で描いた、ロマンティックなラブソングである。個人的には、海岸沿いの夜景が浮かぶ、曲全体のアーバンサウンドが好きである（特に、ワウギターとBメロのエレキピアノが好きである）。

3. のような存在［04:07］

作詞：秋元康／作曲：Akira Sunset・APAZZI／編曲：APAZZI・Akira Sunset

　Type-A収録楽曲。齋藤飛鳥・白石麻衣が歌唱する。THE SIGNALIGHTS（Akira Sunset・APAZZI）が作曲・編曲を担当。高嶺の花の「君」に対する一方通行の想い・気持ちを、スタイリッシュなEDMサウンドに乗せて描いている。片想いの儚さを氷が融ける様子に例えた、二人の美声とシンセサウンドが特徴的な一曲である。個人的には、切ないEDMトラックが好きである（特に、時折聴こえる女性ヴォイス「Turkey Turkey」が好きである）。尚、DJのHiRAPARKが、この楽曲のリミックスをX にて公開した。

4. Am I loving?［03:53］

作詞：秋元康／作曲：山田智和／編曲：APAZZI

　Type-B収録楽曲。星野みなみと2期生4名が歌唱する。曲全体の英語フレーズが印象的なポップナンバー。初めて異性に恋した「僕」の恋煩いを描いている。可愛いシンセとAPAZZI演奏と思しきエレキギターが特徴。前者が恋の高揚感を、後者が恋煩いの症状（胸の苦しみ・全身の火照り・食欲減退・傾眠状態）を表現しているように聴こえる。「Am I loving?（僕は恋しているのかな？）」と可愛く歌った、恋の病に罹りたくなる王道アイドルラブソングである。個人的には、曲全体の歌詞と音色が好きである。

5. 平行線［03:48］

作詞：秋元康／作曲・編曲：近藤圭一

　Type-C収録楽曲。3期生5名が歌唱する。疾走感あるドラムと鍵盤楽器が印象的な楽曲。好きな「君」が乗る通学電車を、自転車に乗って追いかける「僕」を描いている。もどかしさを表したような細く澄んだ歌声が特徴。切ない青春・爽やかな朝が手に取るように想像できる。「交わらないから 永遠なんだ」と透明感ある声で歌った、平行線の片思いファンタジーを描いた楽曲である。

　個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである（特に、曲全体のピアノとオルガン、Aメロで唸るエレキギターと、大園桃子のソロパートが好きである）。また、サビの一部フレーズが、HKT48の7thシングル収録曲「タブーの色」のサビのフレーズに似ていると思った（両者共に作曲・編曲は近藤圭一である）。

6. 4番目の光［04:10］

作詞：秋元康／作曲：杉山勝彦／編曲：杉山勝彦・谷地学

　Type-D収録楽曲。4期生が歌唱する。多数の代表曲を手掛けた杉山勝彦が作曲・編曲（編曲は谷地学と共作）。ギター・ピアノ・ストリングスが印象的な楽曲で、憧れていた坂道の高校の制服を着ることができた胸中を初々しく歌っている。「私達にしか出せない光を探しに行こう」と強く誓った、不安と期待と決意を感じる清く朗らかな一曲である。個人的には、桜が舞い散る入学式を連想させる綺麗な音色が好きである。尚、3期生の代表曲「三番目の風」同様、題名が「〇番目の〇」となっている。

7. 曖昧［04:16］

作詞：秋元康／作曲・編曲：doubleglass

　通常盤収録楽曲。からあげ姉妹（生田絵梨花・松村沙友理）が歌唱する。神聖な深い森を連想させるシンセが特徴。「誰のために生きているの？」と存在意義に疑問を抱く「僕」の姿を繊細に描いている。曖昧な世界で生きる「僕」の苦悩や希望を歌った、「無表情」と180度異なるクールな楽曲である。個人的には、1番Aメロの松村の低音ヴォイスに衝撃を受けた。また、2番Bメロで登場する「森羅万象」の「森」の字が、森を連想させる世界観とマッチしているように感じた。

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