概説
前作「Lotus」から約9か月ぶりのシングルである。
初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。
初回限定盤には、C/W「消えぬ想い」が収録されている。また、通常盤には、C/W「together, forever」「うたかた」「wanna be...」と、オリジナル・カラオケが収録されている。
初回限定盤と通常盤で収録曲が異なっている(シングルでは初である)。また、収録曲数5曲は、シングルでは最多である。
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楽曲一覧
- 迷宮ラブソング[04:39]
作詞:伊織/作曲:iiiSAK・Dyce Taylor/編曲:Trevor Ingram
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櫻井翔主演ドラマ「謎解きはディナーのあとで」主題歌、及び、櫻井翔主演映画「映画 謎解きはディナーのあとで」主題歌。佐々木博史弦編曲のストリングスが極めて綺麗な、不意に出逢った安らぐ「君」への想いを綴った楽曲である。最初の時計の針の音や、「迷宮」「パズル」「ピース」「鍵」等、タイアップのミステリー要素も多数登場。素直で輝く「君」への愛が伝わる楽曲となっている。「誰かが君を惑わせても、僕がその手を引くよ」と誓った、愛しさ・優しさ・温かさを込めた感動ラブソングである。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。その中でも、「君」の魅力を詳細に綴った1番Aメロの歌詞と、曲全体のドラム & ストリングスが特に好きである(ミュージシャンクレジットは、11thアルバム「Popcorn」のページを参照して下さい)。
- 消えぬ想い[04:06]
作詞:alt/作曲・編曲:市川喜康・マシコタツロウ・ha-j
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初回限定盤収録楽曲。嵐の最多編曲数を誇るアレンジャー・ha-jが、市川喜康・マシコタツロウと作曲・編曲を務めた。ハーモニカ・ブラス・ギター等が印象的な楽曲。影を落とす「君」の幸せを願う「僕」を描いている。曲全体の淡い音色が、秋めいていて非常に秀逸。冬へ向かう舗道の景色と、流れ星が降る夜空、「笑顔を忘れないで」と願う「僕」の姿が想像できる。大事な「君」への消えぬ想い・いつも変わらぬ気持ちを歌った、切なくも温かい純情ラブソングである。
- together, forever[04:45]
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通常盤収録楽曲。幻想的・魅惑的なキーボードサウンドが特徴。真夜中に「君」と二人で走る様子を描いている。曲全体(特にAメロ)のエレキギターがグルーヴィー。間奏や後奏ではEWIが主張しており、光溢れる夜の世界を想像させやすくしている。「together, forever(いつまでも一緒に)」という願いを歌った、軽やかなステップが魅力の疾走ラブソングである。個人的には、「決して消えない光を」「僕らを照らして」等々、光に関するフレーズが多い印象を受けた。
- うたかた[04:07]
作詞:R.P.P./Rap詞:櫻井翔/作曲:youwhich・Dyce Taylor/編曲:youwhich
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通常盤収録楽曲。R.P.P.の切ない歌詞が非常に魅力的な楽曲。「君といられる瞬間が幻でも構わない」「君を抱き締め続けられるなら傷付いても構わない」という、切ない「僕」の胸の内を描いている。間奏では、メンバー・櫻井翔によるRapが登場。短いながらインパクトのあるクールなRapとなっている。愛しい「君」への溢れる想いをうたかたの旋律に込めた、哀しい恋の場面が浮かぶ痛切ラブソングである。個人的には、曲全体のドラムとピアノ、前奏・間奏・後奏のシンセサウンドが好きである。
- wanna be...[03:31]
作詞:伊織・Soluna/作曲:大島こうすけ/編曲:吉岡たく
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通常盤収録楽曲。エレキギター・ベース・ドラムが吠える挑発的な楽曲。蠱惑的な「君」に溺れる「僕」の苦悶を描いている。曲中では、「僕」を錯乱・翻弄させる、ワガママな「君」の罪を列挙。前述の雄々しい音色が、破裂寸前の「僕」の様子を的確に表現している。じれったい女神の魅力を疾走感あるメロディーに込めた、ナイフのような切れ味のある痛快・痛烈ラブソングである。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(歌詞は特に、「甘い夢」「誘う華」等の甘美な表現と、「避けられない 錯乱NIGHT」等の押韻が好きである)。尚、ミュージシャンクレジットは、編曲・吉岡たくがX 上で公開。ギターとベースの応酬を「ゴジラVSコング」と表現して絶賛した。
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