概説
前作「GUTS!」から約1か月ぶりのシングルである。
初回限定盤と通常盤の2形態で発売された。
初回限定盤には、C/W「おかえり」とオリジナル・カラオケ1曲が収録されている。また、通常盤には、C/W「Keep on tryin'」「ミラクル・サマー」とオリジナル・カラオケ3曲が収録されている。
表題曲の題名がアルファベット表記でないのは、37thシングル「ワイルド アット ハート」以来である。また、表題曲が日本語のみなのは、34thシングル「果てない空」以来である。
ギタリスト・西川進がレコーディングに参加している(西川氏のブログ より/参加楽曲は不明だが、恐らく通常盤収録のC/W「Keep on tryin'」と思われる)。
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楽曲一覧
- 誰も知らない[04:04]
作詞:mfmsiQ・SQUAREF・John World・作田雅弥/作曲:原田卓也・Joakim Björnberg・Christofer Erixon・BJ Khan/編曲:佐々木博史・BJ Khan
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大野智主演ドラマ「死神くん」主題歌。作詞4名・作曲4名・編曲2名(うち1名は作曲者)と、12thアルバム収録曲「P・A・R・A・D・O・X」に匹敵する数の制作者が手掛けた。切なげなピアノから一転、弦一徹ストリングスによる壮大な弦演奏で展開される楽曲で、重厚な弦編曲が魅力的な佐々木博史の真価が窺える荘厳なアレンジとなっている。まだ誰も知らない嵐の大人の魅力が詰まった、エモーショナルでストレンジな会心のダンス・ナンバーである。尚、シングル表題曲の題名が歌詞に登場するのは、34thシングル「果てない空」以来である(ミュージシャンクレジットは、13thアルバム「THE DIGITALIAN」のページを参照して下さい)。
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- おかえり[04:46]
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初回限定盤収録楽曲。21stシングル収録曲「冬を抱きしめて」同様、杉山勝彦が作詞・作曲を、石塚知生が編曲を務めた。慣れない仕事に涙する主人公の「僕」が、家族思いの「君」の「おかえりなさい」に救われる軌跡を描いている。1番では情景や「僕」の心情が詳らかに記されており、曲中で展開される物語を脳内で鮮明に映像化することが出来る。また、ストリングス中心のアコースティックサウンドは温もりに満ちており、「君」の「おかえりなさい」で緊張から解放された「僕」の心を表しているように聴こえる。優しいだけでは生きていけない世知辛い社会に、優しさ・愛しさ・温かさを与えてくれる楽曲である。
個人的には、2番サビの「大切なものは 探すものじゃない 気が付けば そこに光ってるもの」が好きである。また、全体的なアレンジ(特に前奏)が、8thアルバム収録曲「シリウス」に似ていると感じた(この楽曲の編曲は石塚氏である)。尚、ギター演奏は石成正人が務めた(石成氏のサイト より)。
- Keep on tryin'[04:21]
作詞・作曲:GK・TOM/編曲:GK
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通常盤収録楽曲。ワウギターをはじめとした痛快バンドサウンドの楽曲。「夜が明けるまでカラダを揺さぶって踊ろう」「朝が来たらなんにも持たずにオモテに出よう」等の弾けた歌詞が特徴的である。つぎはぎの夢が本当に叶っちゃうような気がする、表題曲「誰も知らない」とは対照的な明るいパーティーチューンである。個人的には、前奏・間奏・後奏の「Churu Churu Churu Chu True Love Churu True Love Churu True Love」が好きである。
- ミラクル・サマー[04:23]
作詞:Macoto56/作曲:Christofer Erixon・Joakim Björnberg・川口進/編曲:metropolitan digital clique
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通常盤収録楽曲。ブラス・フルート・ストリングスが特徴的な楽曲で、夏の女神のような「君」に恋焦がれる様子を爽やかに描いている。前奏やサビで繰り返される「夏が来る…」が癖になる、夏の奇跡(ミラクル・サマー)を鮮やかに歌った楽曲である。個人的には、サビの「'Cause I love you, yes I love you」と、バックで流れるストリングスが好きである。
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