概説
前作「迷宮ラブソング」から約4か月ぶりのシングルである。
初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。
初回限定盤には、C/W「How Can I Love」が収録されている。通常盤には、C/W「ついておいで」「ふたりのカタチ」とオリジナル・カラオケが収録されている。
WikipediaのInfoboxでは、表題曲の制作が「作詞:Octobar/作曲:FOX・Octobar」と誤表記されている(正しくは「作詞:Soluna/作曲:Chris Janey・Junior Jokinen)。
楽曲一覧
- ワイルド アット ハート[04:09]
作詞:Soluna/作曲:Chris Janey・Junior Jokinen/編曲:Trevor Ingram
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松本潤主演ドラマ「ラッキーセブン」主題歌。前作「迷宮ラブソング」を手掛けたTrevor Ingramが、2作連続で編曲を務めた。ドラム・ベース・エレキギター・オルガンが鳴るロックチューン。「一度きりの人生を笑って泣いて生きてゆこうぜ!」と、愉快・軽快・爽快に歌っている。曲中では、「背負(しょ)い込み過ぎたら捨ててゆこうぜ」等のエールフレーズが登場。聴くだけで、苦しい人生を楽しめそうな気がしてくる。松本演じる主人公の明るい性格が反映された、My friendの「君」に捧げる痛快ポップナンバーである。
個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、曲全体のエレキギターと、小田原豊演奏のドラムが好きである)。尚、題名「ワイルド アット ハート」は、「野性の心でありのままに」を意味する英語と思われる(ミュージシャンクレジットは、11thアルバム「Popcorn」のページを参照して下さい)。
- How Can I Love[04:05]
作詞:Octobar/作曲:FOX・Octobar/編曲:吉岡たく
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初回限定盤収録楽曲。シングル表題曲を多数手掛けるOctobarが作詞・作曲を務めた(作曲はFOXと共作)。切なく重いピアノ & シンセ主体のミディアム・ナンバー。愛しき「君」へのとめどない思いを繊細に描いている。空を赤く染めて沈む太陽の情景が浮かぶ、勇気・希望・負けない心を歌った淡いラブソングである。個人的には、曲全体の世界観から、強さ・儚さ・悲しさを感じた。尚、題名「How Can I Love」は、「どうやったら僕は君を愛せるの?」を意味する英語と思われる。
- ついておいで[04:11]
作詞:Mi-n/作曲:iiiSAK・Anton Lindsjo/編曲:ha-j
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通常盤収録楽曲。ドラム・ギター・ストリングスが痛快に鳴るアッパーチューンで、自身の弱さを飲み込んで仕事に臨む主人公の姿を描いている。曲中では、主人公と同居していると思しき女性「君」が登場。比較の癖に呆れながらも、主人公が「君」を大切に想っていることが伝わってくる(「疲れたカラダが求めるものは ただひとつ 君だけさ」等々)。「幸せへと連れて行くからついておいで」と「君」に誓った、勤労意欲が急上昇する軽快・爽快ラブソングである。個人的には、曲全体の音色と英語フレーズが好きである(特に、曲全体の派手なドラムと爽快な最初の「Ah-uh!」、サビ途中のピアノグリッサンドが好きである)。
- ふたりのカタチ[04:43]
作詞:須藤まゆみ/Rap詞:櫻井翔/作曲:三留一純/編曲:石塚知生
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通常盤収録楽曲。グルーヴィーなベースとシンセ、エレキギターが印象的で、傷つけ合っても寄り添い続ける「ふたり」の姿を描いている。間奏では、メンバー・櫻井翔の短いRapが登場。聴くだけで、モノクロームな藍色の空が浮かんでくる。不器用なりの愛しさ・気持ちが歌詞の言葉から伝わってくる、溢れるほどの切ない想いを歌った優しいラブソングである。個人的には、曲全体の主張的な重いベースと、前奏・Aメロ・後奏のコーラス、サクラップの「yeah」「uh」が好きである。