月と星が踊るMidnight

1. 月と星が踊るMidnight［04:36］

作詞：秋元康／作曲：Masafumi Okamoto／編曲：TomoLow

　CoCo壱番屋CMソング。1期生・齊藤京子がセンターを、2022年6月30日解散の3人組ロックバンド・Seven Billion DotsのMasafumi（Masafumi Okamoto）が作曲を務めた。

　ピアノ・ギター・ブラス・ストリングスが特徴的な楽曲。大人の世界（現実社会）が嫌になった「僕たち」が、月と星が踊るMidnightに母校を訪れる様子を描いている。「学生時代の理不尽が懐かしく思える」「目を瞑り生きることに抵抗がなくなる」等々、社会に飛び出た者の心情を丁寧に描写。その上で、「ホントにやりたいことをやろう」「今からでも決心をしよう」と力強く励ましている。「思い悩み憂えてもいいから、過ちを恐れず強く生きよう」と歌う、未来への希望・輝きを感じる一曲である。

　個人的には、前述の音色と歌詞の内容、リズミカルなサビのメロディーが好きである。また、ラスサビの転調が、朝陽が昇る情景と「僕たち」の世界の美しさを表しているように聴こえた。

2. HEY!OHISAMA!［04:33］

作詞：秋元康／作曲：デレク・ターナー／編曲：武藤星児

　共通カップリング曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱する。48グループ楽曲の編曲で御馴染みの武藤星児が編曲。軽快ブラスが高らかに鳴り響く楽曲で、ライブに来たおひさま（日向坂46ファンの愛称）に向けたハッピーソングとなっている。歌詞には、（HEY!HEY!HEY!HEY!）をはじめとした盛り上げフレーズが多数登場。「ハッピーオーラ」も登場する等、ファン歓喜のギミックが多数施されている。「日向が突然現れても、ちゃんと応援してね」と歌う、日向のようにキラキラ輝くポップチューンである。

　個人的には、武藤氏の特長であるブラスサウンドの他、意気揚々のギター・ドラム・ピアノサウンドが好きである（特に、前奏・間奏・後奏のブラスと、Aメロ終わり・Cメロ直前のピアノグリッサンド、最後の可愛いサックスが好きである）。また、朗らかな歌声と曲中の（）フレーズも好きである。

3. 孤独な瞬間（とき）［04:13］

作詞：秋元康／作曲：伊藤心太郎／編曲：APAZZI

　TYPE-A収録楽曲。齊藤京子のソロ楽曲。不夜城の街で自分の居場所を探していた、17歳の頃の「私」の懐古を描いている。マイナー調の暗めな音色が不夜城の景色を表現。齊藤の特長である低音の歌声が、出口のない青春に苦しむ「私」の憂鬱のように聴こえる。誰もが通る孤独な瞬間を歌謡曲風に描いた、本作収録楽曲の中で異彩を放つ一曲である。個人的には、曲全体のトラックと前述した低い歌声、Cメロ直前のアコースティックギターが好きである。また、間奏・後奏のメロディーから、作曲・伊藤心太郎のテイストを感じた。

4. 10秒天使［05:18］

作詞：秋元康／作曲：YSU／編曲：APAZZI

　TYPE-B収録楽曲。

5. その他大勢タイプ［04:08］

作詞：秋元康／作曲：じょーてつし／編曲：TSUKASA

　TYPE-C収録楽曲。

6. ブルーベリー＆ラズベリー［04:33］

作詞：秋元康／作曲：小野貴光／編曲：若田部誠

　TYPE-D収録楽曲。4期生が歌唱する（4期生の初参加楽曲である）。個人的には、全体的な音色（特にストリングス）が、同じ布陣で制作されたSTU48の「出航」に似ていると感じた。

7. 一生一度の夏［04:03］

作詞：秋元康／作曲：はたゆりこ・野口大志／編曲：野口大志

　通常盤収録楽曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱する。

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