概説
前作「へたっぴウィンク」から約4か月ぶりのシングルである。
キャッチコピーは「うたごえで、日本を明るくしよう。」である。
初回盤A・B・C・通常盤の4形態で発売された。
メンバーの平嶋夏海が参加した最後のシングルとなった。
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楽曲一覧
- 希望山脈[03:53]
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アニメ「クレヨンしんちゃん」OP曲。「山があろうと谷があろうと、前向きに乗り越えて頑張ろう!」と歌う、渡り廊下走り隊7からの応援歌である。昭和歌謡を彷彿とさせる、懐かしくて新しく、コミカルで元気をくれる楽曲に仕上がっている(YouTube公式PV より)。編曲・増田武史の特長が色濃く表れた、サビの「さあ さあ さあ」「前へ!前へ!前へ!」「進め 進め 進め」が癖になる可愛らしい行進曲である。
- 犬語を話せる男の子[03:52]
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初回盤A・B・C収録楽曲。主人公の女の子が、犬語を話せるクラスメイトの男の子に恋をする楽曲である。曲中では、サビやラスサビ後のDメロで犬の鳴き声が鳴っている(中型犬のもので、間奏と最後には小型犬のものも鳴る)。編曲・生田真心の特長であるブラスサウンドもあって、可愛らしい王道アイドルソングに仕上がっている。犬語を話せる純粋で正直な人の魅力が伝わる、渡り廊下走り隊7らしいポップソングである。
- 猿のシンバル[04:53]
作詞:秋元康/作曲:江崎マサル/編曲:ハマサキユウジ
- Guitars, Programming & All Instruments:ハマサキユウジ
- Chorus:久保田薫
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初回盤A収録楽曲。渡辺麻友・仲川遥香・小森美果が歌唱する。16~17歳の可愛い顔をした少女が、シンバルを叩く猿のおもちゃを抱いて街中でしゃがむ姿を描いている。編曲・ハマサキユウジの演奏するギターサウンド等から、気もそぞろな男がうろつく街の不穏さと、不幸な面持ちの少女の闇を垣間見ることが出来る。可愛い楽曲が多い渡り廊下走り隊の新たな側面が窺える、思春期の少女の複雑な心情を描いた楽曲である。
- 思い出は遠いほど…[04:37]
- Programming & All Instruments:佐久間誠
- Chorus:久保田薫
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初回盤B収録楽曲。渡辺麻友・多田愛佳・菊地あやかが歌唱する。2学期の途中で転校した初恋の人の元へ、バスを乗り継いで会いに行く楽曲となっている。サビの「思い出は遠いほど 美しいもの」「思い出は遠いほど 輝いてる」が胸に響く、初恋と青春の切なさを感じられる楽曲である。
- ㊙どっきりで行こう[03:37]
作詞:秋元康/作曲:つじたかひろ/編曲:鈴木啓・木下浩二
- Programming & All Other Instruments:鈴木啓
- Guitars:木下浩二
- Chorus:久保田薫
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初回盤C収録楽曲。渡辺麻友・平嶋夏海・岩佐美咲が歌唱する。躍動感のあるバンドサウンドで、主人公が好きな「君」の誕生日をサプライズで祝う楽曲になっている。曲中で主人公は誕生日を一日早く祝ってしまうが、それに対して君は笑っており、非常に微笑ましい楽曲となっている。木下浩二のギターとメンバーの掛け声が痛快な、クラッカーのように賑やかなバースデーソングである。尚、本作最短楽曲である。また、ミュージシャンクレジットでは、木下氏の名前(Koji Kinoshita)が「Kozy Kinoshita」と表記されている。
- 恋は心配性[05:23]
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通常盤収録楽曲。渡辺麻友のソロ楽曲で、本作最長楽曲である。「私より好きなコが できちゃったら どうするの?」と憂える、心配性な少女の心情を描いている。サビでは渡辺が歌詞に合わせた台詞を発したり、間奏では心配そうな台詞を言ったりしており、恋人の心変わりを心配する少女の本音が声を通して伝わってくる。昭和歌謡を思わせる懐かしい音色が琴線に触れる、渡辺の魅力と少女の不安な恋心を堪能できる楽曲である。
個人的には、久保田薫と編曲・増田武史による、曲全体のコーラスが好きである。尚、この楽曲は、渡辺麻友のアルバム「Best Regards!」完全生産限定盤Bにも収録された。
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