ここにいたこと(AKB48)- Utapedia

ここにいたこと

ここにいたこと」は、2011年6月8日に発売された、AKB48の1stアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 参考資料
  6. 外部サイト

スポンサーリンク

概説

自身初のオリジナルアルバムである(リリースアルバムは3作あるが、全てベストアルバムである)。

前作「SET LIST~グレイテストソングス~完全盤」から約11か月ぶりのアルバムである。

既発曲は、16th~20thシングルである。

キャッチコピーは「神曲、始めました」である。

リード楽曲「少女たちよ」と各チーム楽曲4曲、ユニット楽曲5曲、人気公演曲「チームB推し」と、48グループ全メンバー歌唱楽曲「ここにいたこと」と、全16曲収録のボリューム満載の内容となっている。

初回限定盤・通常盤・劇場盤の3形態で発売された。

初回限定盤・通常盤には、2ndベストアルバム「神曲たち」に続き、シングル表題曲の振付映像収録のDVDが付属されている。

初回限定盤は、ジャケット撮影・蜷川実花撮り下ろしのフォトブックレット付属のスペシャルBOX仕様となっている。また、劇場盤はアルバムとしては低価格の1980円となっている。

当初は2011年4月6日発売だったが、2011年3月11日発生の東日本大震災に伴う制作・製造スケジュールの都合で2か月後に延期された。また、売上の一部は震災の義援金に充てられた。


スポンサーリンク


楽曲一覧

  1. 少女たちよ[04:33]

作詞:秋元康/作曲:小網準/編曲:生田真心

 本作のリード楽曲。自身主演のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」主題歌。生田真心の特徴であるブラスが響く楽曲で、夢の未来へ直向きに走る少女達の背中を押している。「悩みながら強くなれる、諦めずに頑張れ!」と歌った、輝く夜空が想像できる健気なポップナンバーである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。尚、映画のクレジットでは、「編曲:野中"まさ"雄一」と誤表記されていた。


  1. Overtake[04:44]

作詞:秋元康/作曲:柴田尚/編曲:丸山真由子

 H.I.S.CMソング・テレビ東京系「世界卓球2011・世界卓球関連番組」テーマ曲。Team Aが歌唱する。エレキギターとドラムが映える軽快・爽快ポップナンバー。選抜メンバーに漏れて嘆く「君」を励ます「僕(選抜メンバー)」を描いている。「努力・実力で僕を追い越せ(Overtake)!」と爽やかに歌った、原動力が溢れ出してくる青春エールナンバーである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、軽快に主張するドラムと、Team Aを運動部に見立てた歌詞が好きである)。


  1. 僕にできること[04:09]

作詞:秋元康/作曲:SoHo/編曲:野中"まさ"雄一

 日本赤十字社CMソング。Team Kが歌唱する。ギタリスト・堀崎翔の爽快感あるギターが特徴。環境保全と世界平和について軽やかに歌っている。「明日 生まれる子どもへ向けて、僕にできることをしよう」と、強い意志のある声で歌った雄大・壮大な楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、キャッチーな「WOW WOW WOW WOW」と、2番サビ・ラスサビ直後のドラムサウンドが好きである)。尚、作曲のSoHoは、作曲家のShusuiヒロイズムの筆名である(詳細は当該項目の資料を参照して下さい)。


  1. 恋愛サーカス[03:37]

作詞:秋元康/作曲・編曲:真崎修

 Team B歌唱楽曲。賑やかなシンセサウンドが印象的な楽曲で、サーカスを楽しむ「僕」と割と冷静な「君」の姿を描いている。「努力を重ねてキスや手繋ぎをできるようになりたい!」と歌った、驚き・感動・可愛さ要素がたっぷり詰まった楽曲である。個人的には、曲全体のポップな音色とメンバーによる愉快なガヤ、至る所で登場するサーカスの関連用語が好きである。尚、3チームの中で唯一タイアップのない楽曲である(「チームB推し」収録に伴うバランス調整と思われる)。


  1. 風の行方[05:07]

作詞:秋元康/作曲・編曲:島崎貴光

 ユニット楽曲。感傷的な音色が魅力の80's歌謡曲。別れた「君」を忘れられない「僕」の姿を描いている。曲中では、初夏の情景描写(「空と太陽と水平線」「未完成の海の家」等)や「君」と紡いだ思い出の描写(「中に火が通っていないとうもろこし」等)が登場。琴線に触れるコーラス・ギターが、物悲しさを引き立てている。「僕は君の笑顔に心を癒されていたんだ…」と歌った、寂しい胸中・溢れる思いを描いた切ないバラードである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。


  1. わがままコレクション[04:53]

作詞:秋元康/作曲・編曲:島崎貴光

 ユニット楽曲。「風の行方」の島崎貴光が作曲・編曲を務めた。80'sを意識したシンセブラスが響く楽曲。半年前から少し大人の「あなた」と付き合う幼い「私」が、「アレを取って!コレを取って!」と無茶を言って駄々をこねる様子を可愛く描いている。あきれられちゃう境界線まで愛を試す「私」を描いた、厄介だけどどこか憎めないわがままポップナンバーである。個人的には、おもちゃ箱を開けたような愉快・痛快な弾ける音色と、あざとさ & 計算高さを感じる歌声が好きである。


  1. 人魚のバカンス[04:00]

作詞:秋元康/作曲・編曲:上田起士

 ユニット楽曲。ウクレレ・コーラス・ウィスパーヴォイスが印象的な楽曲で、陸まで上がってバカンスを楽しむ人魚の様子を描いている。穏やかで心地良い南国の風景が浮かぶ、海外旅行をした気になれるまったりトロピカルナンバーである。個人的には、曲全体の緩い雰囲気と、バカンスの様子を詳述した歌詞が好きである。また、歌詞の内容が、多忙を極めているメンバーの願望のように感じた。尚、サビで登場する「ペーパーバックス」は、安価な紙と紙製の表紙で構成された並製本である。


  1. 君と僕の関係[03:02]

作詞:秋元康/作曲:Dr.owl・ray.m/編曲:Dr.owl

 板野友美・前田敦子歌唱の本作最短楽曲。恋をしている「君」に恋する「僕」の切ない片想いを、洗練されたシンセサウンドに乗せて軽やかに歌っている。悲しいくらい損な役(「君」の話し相手)に徹する、健気な「僕」の姿を描いたスタイリッシュなラブソングである。個人的には、曲全体の煌めく音色と、前奏・間奏の英語フレーズが好きである。尚、エケペディア には「作曲:DR. OWL・RAY. M/編曲:ray. m」と表記されている(詳細不明のため、本稿ではブックレットのクレジットを表記する)。


  1. イイカゲンのススメ[04:30]

作詞:秋元康/作曲:渡辺翔/編曲:生田真心

 ユニット楽曲。アニメソングを多数手掛ける渡辺翔が作曲を、「少女たちよ」の生田真心が編曲を務めた。少し切ないギター・ピアノ・シンセで構成された楽曲。大人になって「イイカゲン」に生きることを学んだ「僕」を描いている。「イイカゲンが丁度いい、もっと気楽に生きていこう」と、真面目に努力する人に向けて歌った優しい楽曲である。個人的には、「悩み過ぎず肩肘を張らず、イイカゲン(好い加減)に生きていこう」と「大人」達に勧める歌詞が好きである。


  1. High school days[04:36]

作詞:秋元康/作曲:鳥海剛史/編曲:清水武仁

 Team 研究生歌唱楽曲。研究生23名(2011年3月8日現在)が歌唱する。煌めくピアノとエレキギターが印象に残るサマーナンバー。プールの底を掃除する「僕」と「君」の姿を描いている。「君」に恋をする高校生活(High school days)を描いた、青空に架かる虹を連想させる至高の一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(爽快感に溢れた音色と透明感に満ちた歌声、青春の日々を連想させるAメロ・Bメロの情景描写と、キャッチーな「High school days」のリフレインが好きである)。


  1. チームB推し[04:28]

作詞:秋元康/作曲:吉野貴雄/編曲:武藤星児

 チームB 5th Stage「シアターの女神」公演の楽曲。Team Bが歌唱する。


  1. チャンスの順番[04:19]

作詞:秋元康/作曲:小西裕子/編曲:生田真心

 2010年12月8日に発売された19thシングル。


  1. Beginner[03:58]

作詞:秋元康/作曲・編曲:井上ヨシマサ

 2010年10月27日に発売された18thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. ポニーテールとシュシュ[04:30]

作詞:秋元康/作曲:多田慎也/編曲:生田真心

 2010年5月26日に発売された16thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. ヘビーローテーション[04:43]

作詞:秋元康/作曲:山崎燿/編曲:田中ユウスケ

 2010年8月18日に発売された17thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. ここにいたこと[04:11]

作詞:秋元康/作曲:KiS/編曲:樫原伸彦

 ファミリー劇場「AKB48 ネ申テレビ スペシャル~新しい自分にアニョハセヨ韓国海兵隊~」主題歌。48グループ(AKB48+SKE48+SDN48+NMB48)の全メンバーが歌唱する(歌唱メンバーは割愛)。切ないピアノとストリングスが印象的な合唱曲。卒業後の人生に思いを馳せる「私」の姿を描いている。「卒業してもここにいたことを忘れないでいてね」と歌った、メンバーの胸中・ファンへの想いを綴った優しい楽曲である。個人的には、曲全体の朗らかな世界観が好きである。尚、作曲のKiSは、作曲家の木村篤史伊藤涼Shusuiの頭文字(Kimura・ito・Shusui)を並べた筆名である(詳細は当該項目の資料を参照して下さい)。


スポンサーリンク


歌唱メンバー

※ センターポジションはで表示/既発曲は割愛
少女たちよ
板野友美・大島優子・河西智美・柏木由紀・北原里英・小嶋陽菜・指原莉乃・篠田麻里子・高城亜樹・高橋みなみ前田敦子・峯岸みなみ・宮崎美穂・宮澤佐江・横山由依・渡辺麻友
Overtake
岩佐美咲・多田愛佳・大家志津香・片山陽加・倉持明日香・小嶋陽菜・指原莉乃・篠田麻里子・高城亜樹・高橋みなみ・仲川遥香・中田ちさと・仲谷明香・前田敦子・前田亜美・松原夏海
僕にできること
秋元才加・板野友美・内田眞由美・梅田彩佳・大島優子・菊地あやか・田名部生来・中塚智実・仁藤萌乃・野中美郷・藤江れいな・松井咲子・峯岸みなみ・宮澤佐江・横山由依・米沢瑠美
恋愛サーカス
石田晴香・奥真奈美・河西智美・柏木由紀・北原里英・小林香菜・小森美果・佐藤亜美菜・佐藤すみれ・佐藤夏希・鈴木まりや・近野莉菜・平嶋夏海・増田有華・宮崎美穂・渡辺麻友
風の行方
大島優子・柏木由紀・倉持明日香・指原莉乃・高橋みなみ・峯岸みなみ
わがままコレクション
多田愛佳・小森美果・佐藤すみれ・前田亜美・松井珠理奈渡辺麻友
人魚のバカンス
河西智美・北原里英・佐藤亜美菜・高城亜樹・仁藤萌乃・増田有華・横山由依
イイカゲンのススメ
秋元才加・片山陽加・小嶋陽菜・篠田麻里子・松井玲奈・宮澤佐江
High school days
阿部マリア・伊豆田莉奈・市川美織・入山杏奈・牛窪紗良・大場美奈・加藤玲奈・川栄李奈・小嶋菜月・小林茉里奈・島崎遥香・島田晴香・鈴木紫帆里・竹内美宥・永尾まりや・仲俣汐里・中村麻里子・名取稚菜・藤田奈那・森杏奈・森川彩香・山内鈴蘭・山口菜有

演奏者

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

少女たちよ

僕にできること

風の行方

わがままコレクション

イイカゲンのススメ


参考資料


外部サイト


サイト内検索

このHPは

本HPは、作曲家・作詞家・編曲家・演奏者・曲情報をまとめたサイトです。

また、編曲クレジットのある音楽番組の披露楽曲情報もまとめています。

全ての情報をまとめることは出来かねますので、予めご了承下さい。

自分のペースでゆるりと運営していますので、何卒宜しくお願い致します。


カテゴリー