概説
前作「I promise」から約5か月ぶりのシングルである。
「ダンス」をテーマに掲げた、自身初の両A面シングルである。
初回限定盤A・B・通常盤の3形態で発売された。
通常盤には、C/W「雨音」「Seasons of Love」が収録されている。
表題曲2曲からは「新たな魅力」を、C/W2曲からは「変わらない魅力」を感じた。
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楽曲一覧
- Magic Touch[04:13]
作詞:EMI K.Lynn/作曲:P3AK・Adrian McKinnon/編曲:P3AK
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シングル表題曲初の全編英詞楽曲。音楽プロデューサー・Adrian McKinnonが作曲を務めた(編曲のP3AKと共作)。暗く不穏な雰囲気のヒップホップナンバー。魔法で「僕」を虜にさせる「君」の魅力を歌っている。「シンデレラガール」から積み上げた王子様のイメージを覆す、新たな一面を覗かせた危なげな楽曲である。個人的には、Aメロ・間奏のホイッスルと、岸優太の「She got the magic」が好きである(ミュージシャンクレジットは、3rdアルバム「Re:Sense」のページを参照して下さい)。
尚、この楽曲は、コーラスを務めたYASUのレコーディング初参加曲である(所属事務所のTwitter より/全編英詞でラップも多く緊張したが、自身のベストを尽くせたと語った)。また、Mixは、YASUと同じ事務所所属のエンジニア・Carlton Lynnが務めた(所属事務所公式サイト より)。
- Beating Hearts[04:11]
作詞:RUCCA/作曲:川口進・Adrian McKinnon/編曲:川口進・田渕夏海
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UHA味覚糖「ぷっちょ」CMソング。「Magic Touch」同様、Adrian McKinnonが作曲を務めた(田渕夏海と編曲を手掛けた、川口進と共作である)。重厚な低音ベースから始まるファンキーな楽曲。ギター・ブラス・ストリングスの小気味いい音色が、聴く人の心臓の鼓動(Beating Hearts)を弾ませてくれる。「君」と「僕」の逃避行を軽快かつ爽快に綴った、日本人の耳に合うキャッチー・ポップチューンである(ミュージシャンクレジットは、3rdアルバム「Re:Sense」のページを参照して下さい)。
個人的には、前述のベースと、サビのリズミカルな英語フレーズ(特に、「Ah, Kendle to the kingdom! Gonna be loved!」と「Ah, Kendle to the kingdom! Wanna be loved!」)、岸優太の「C'mon! Next Phase」が好きである。また、題名「Beating Hearts」が、2ndアルバム収録曲「Heart & Beat」に似ていると思った。
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- 雨音[04:53]
作詞:Komei Kobayashi/作曲:Shusui・川口進/編曲:船山基紀/コーラスアレンジ:松下誠
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通常盤収録楽曲。「シンデレラガール」の船山基紀が編曲を務めた。生音に聴こえる豪華な音色と、メンバーによる伸びやかな英語コーラスが特徴。雨が降る街中で、「君」と過ごした日々を想う「僕」の姿を描いている。歌詞の中では雨が止み晴れ間を覗かせているが、音色・歌声は対照的に切なさ・哀しさを帯びている。目を閉じれば鳴り止まない雨音が聞こえて来そうな、愁いと希望を織り交ぜたバラードである。尚、ベース演奏は川崎哲平が務めた(川崎氏のサイト より)。
- Seasons of Love[04:52]
作詞:MUTEKI DEAD SNAKE/作曲:MUTEKI DEAD SNAKE・児山啓介/編曲:生田真心
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通常盤収録楽曲。ストリングスが魅力的な優しい音色の楽曲で、恋という名の季節(Seasons of Love)を生きる「僕」の気持ちを歌っている。下手くそな恋の軌跡と正直な恋心を、丁寧かつ詳細に綴った歌詞が特徴。「君」に対する温かくて切ない気持ちや想いが、音色・旋律・歌声を通して伝わってくる。恋の切なさ・美しさ・素晴らしさを綺麗に描いた、心がほっと温かくなる純情ラブソングである。個人的には、前述した音色と歌詞が好きである(歌詞は特に、サビの「大好きだよ 好きだよ 好きだよ」が好きである)。
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