桜月

1. 桜月［04:42］

作詞：秋元康／作曲：ナスカ／編曲：the Third

　坂道研修生出身・守屋麗奈のセンター楽曲。1stアルバム収録曲「条件反射で泣けて来る」のナスカとthe Thirdが作曲と編曲を務めた。切なくも麗しいピアノ中心の楽曲。卒業式が迫る中、東京へ旅立つ「君」に恋する「僕」の逡巡・葛藤を詳細に描いている。曲中の「僕」は「君」に想いを伝えないまま見送っており、後にそのことを悔やみつつも前を向き、美しい散り方ができる人生を送ろうと決心している。桜舞う春の別れを綺麗な音色に乗せて歌った、切なさ・甘酸っぱさ満載の美しい青春恋歌である。

　個人的には、前述のピアノとAメロの上ハモ、Bメロのラップパートが好きである。尚、題名「桜月」は、陰暦3月（陽暦4月）の異称である。また、坂道研修生の表題曲センター就任は、坂道シリーズ（乃木坂46・櫻坂46・日向坂46）初の事例となった。

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2. Cool［04:17］

作詞：秋元康／作曲・編曲：CHOCOLATE MIX

　共通カップリング曲。ピアノ & アコースティックギターが際立つ楽曲で、誰にも媚びない無愛想な男の胸中を歌っている。曲中の「僕」はRuleを破ってCoolを貫き続けているが、一方で「ホントの気持ちに気づいてよ」と、自分を孤独から救ってくれと周囲に対して懇願している。「僕」が孤独を貫く理由に興味・関心をそそられる、誰にも言えない本心を描いたCoolな楽曲である。

　個人的には、曲全体の歌詞と音色が好きである（前者は1番Aメロ・2番Aメロが、後者はサビ終わりの間奏と、2番サビ直前の雫のSEが好きである）。また、2番サビの「Rule」が、嵐の14thアルバム収録曲「イン・ザ・ルーム」のサビ「ルージュ」に似ていると感じた。

3. 無念［04:25］

作詞：秋元康／作曲・編曲：ツキダタダシ

　TYPE-A収録楽曲。櫻エイト以外のメンバー「BACKS」が歌唱する。尚、この楽曲により、作曲・編曲のツキダタダシは全48グループ・坂道シリーズへの作曲提供を達成した。

4. もしかしたら真実［03:43］

作詞：秋元康／作曲：杉山勝彦／編曲：杉山勝彦・谷地学

　TYPE-B収録楽曲。表題曲歌唱メンバーが歌唱する。乃木坂46の楽曲提供で有名な杉山勝彦が作曲・編曲。ピアノ & エレキギターが印象的な楽曲で、街中で誰かに名前を呼ばれた気がした「僕」の姿を描いている。「ずっと否定していたけれど、やっぱり君が好きなんだ……」と、恋心に気づく様子を歌った切ないラブソングである。尚、この楽曲は、杉山氏の櫻坂46初提供楽曲となった（前身の欅坂46には提供していた）。また、ピアノ・ストリングス演奏は、共編曲・谷地学が務めた（Twitter より）。

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5. 魂のLiar［03:43］

作詞：秋元康／作曲・編曲：石井亮輔・谷口翔太

　TYPE-C収録楽曲。1・2期生が歌唱する。尚、トラック制作・ギター演奏は、共作曲・共編曲の谷口翔太が務めた（Twitter より）。

6. 夏の近道［05:08］

作詞：秋元康／作曲：井上トモノリ／編曲：APAZZI

　TYPE-D収録楽曲。3期生が歌唱する。

7. その日まで［04:27］

作詞：秋元康／作曲：温詞／編曲：セキヤカナデ・温詞

• Strings Arrangement：セキヤカナデ
• Bass & Paino：セキヤカナデ
• Guitar：村田隆嘉

　通常盤収録楽曲。2022年11月8日に配信された菅井友香の卒業ソングである（櫻坂46初の配信限定シングルである）。尚、上記のミュージシャンクレジットは、共編曲・セキヤカナデがTwitter（2022.11.09 ・2023.02.22 ）上で公開した。

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