概説
前作「Power of the Paradise」から約7か月ぶりのシングルである。
初回限定盤と通常盤の2形態で発売された。
楽曲一覧
- I'll be there[04:11]
作詞:Goro.T/作曲:Fredrik "Figge" Bostrom・佐原康太/編曲:佐原康太・metropolitan digital clique
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相葉雅紀主演ドラマ「貴族探偵」主題歌。ブラス・ギター・ピアノ・ウッドベース・パーカッション等々、豪華・豪快なビッグバンド・ジャズの音色が特徴。高貴なドラマの世界観をそのままに、ダイナミックで華やかなメロディーに彩られたクールな楽曲となっている。聴く人を不思議な世界へエスコートしてくれる、大人の嵐の余裕・魅力が詰め込まれた一曲である。
個人的には、豪華絢爛な曲全体の音色が好きである(特に、サビの「I'll be with you...」直前のピアノグリッサンドが好きである)。また、曲中のミステリー要素(「ミステリーワールド」「マスターキー」)と、ラスサビの二宮和也の「Higher」が好きである。尚、Real Sound には、楽曲の詳細な解説が掲載されている(ミュージシャンクレジットは、16thアルバム「「untitled」」のページを参照して下さい)。
- Round and Round[04:37]
作詞:Funk Uchino/作曲:Christofer Erixon・Josef Melin/編曲:Josef Melin
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初回限定盤収録楽曲。エレキギター・コーラス・ブラスが程よく響くアッパーソング。単調な毎日や「キミ」とすれ違いがちの日々に悪戦苦闘する「僕」を描いている。曲中の「僕」は、正解(こたえ)の出ない迷路や想定外のトラブルに喘ぐも、それでも自分らしく生きて行こうと楽観的に誓っている。「もっと今とジブン自身を愛してやろうぜ」と励ます、不器用故に空回るハンパモンへのエールソングである。
個人的には、曲全体の男声コーラス(前奏の「Are you ready?」「Come on! Come on!」「3,2,1,Let's go!」等)が好きである。尚、題名の「Round and Round」は「グルグルと・何度も何度も」を意味する。また、Minimoog(1970年開発のアナログシンセサイザー)演奏は板倉真一が務めた(板倉氏のブログ より)。
- unknown[04:25]
作詞:Macoto56/Rap詞:櫻井翔/作曲:Al Swettenham・HIKARI/編曲:吉岡たく
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通常盤収録楽曲。メンバーの櫻井翔がRap詞を手掛けた(シングルC/WのRap詞は、42ndシングル収録曲「Sync」以来である)。神秘的なシンセサウンドが印象的な楽曲。靄の中や地底湖を想像させる音色で、行為に臨む夜の一幕を艶やかに描いている。「ふたり」が未だ知らない宇宙へ入り込む様子を歌った、エゴイスティックなほど輝く甘美な一曲である。個人的には、反響する曲全体のシンセサウンドが好きである(特に、サビ直前のレジスターのような音が好きである)。また、サクラップの「こだま」のエコーも好きである。
尚、ミュージシャンのHIKARIは、38thシングル収録曲「目指した未来へ」以来、約5年ぶりに楽曲提供を務めた。また、音楽プロデューサーのGeek Boy Al Swettenhamは、Al Swettenham名義でHIKARI氏と共に作曲。「I'll be there」のJohnny's net紹介ページや、初収録アルバム「ウラ嵐BEST 2016-2020」のJ Storm・Johnny's net紹介ページでは、彼の名前が「AI Swettenham(Lの小文字がIの大文字)」と誤表記されている。
- Treasure of life[04:42]
作詞:Tutti/作曲:Erik Lidbom・Simon Janlöv/編曲:Simon Janlöv
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通常盤収録楽曲。爽やかなピアノ・ストリングスが魅力的な一曲。昇る朝陽や雨上がり、滲む街に架かる虹を想像させる楽曲で、「手探りでいい」「選ぶのは自分次第」等々、疲れ果てた人へ向けて朗らかに語り掛けている。Aメロの情景・心情描写がとにかく綺麗・丁寧で、サビの言葉の温かさに思わず感動してしまう。何よりも大切なTreasure of life(人生の宝物)について歌った、壮大かつ爽快な希望に満ちた楽曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである。特に、Cメロ → ラスサビの流れ((yeah)Reason for my life → 刻んでゆこう → Yeah... → エレキギター)が好きである。