ピース(King & Prince)- Utapedia

ピース

ピース」は、2023年8月16日に発売された、King & Princeの5thアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 参考資料
  4. 外部サイト

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概説

1stベストアルバム「Mr.5」から約4か月ぶりのアルバムである。

4thアルバム「Made in」から約1年2か月ぶりのオリジナルアルバムである。

既発曲は、13thシングルである。

2人体制初のアルバムで、2人が気負わず、今 "歌いたい" にこだわった最高に幸せな13曲(通常盤のみ14曲)を収録。題名「ピース」には「2人が互いに大事なパズルのピース」であることや、「幸せ・平和・楽しい」等の意味が込められている。

Tempalayクリープハイプ山崎あおいから楽曲提供を受けている。

自身初のソロ楽曲が収録されている。

初回限定盤A・B・通常盤・Dear Tiara盤の4形態で発売された(Dear Tiara盤は、ファンクラブ会員のみ購入可能な限定商品である)。

通常盤には、ボーナストラック「TOGETHER WE STAND」が収録されている。


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楽曲一覧

※ 解説はオフィシャル・ライナーノーツ を基に作成

  1. 静寂のパレード[03:18]

作詞:大山恭子/作曲:浅田大貴/編曲:高橋哲也/管・弦編曲:山下康介

  • A.Guitar, Rhythm & Bass Programming:福場庸介
  • Flute, Clarinet & Soprano Saxophone:大石俊太郎
  • Trumpet:吉澤達彦
  • Trombone:中川英二郎
  • Strings:吉田宇宙ストリングス
  • All Other Instruments & Programming:高橋哲也
  • Chorus Arrangement:高橋哲也
  • Chorus:高橋哲也・久保田薫

 2人体制初のアルバムの最初を飾る記念的楽曲。素敵なブラス・ストリングスが魅力的なポジティブソングで、希望と呼べるほどの輝き・温もりを感じることができる。今日より少しやわらかな夜明けを迎えられる気がしてくる、収録曲に多大な期待を抱かせてくれる行進曲である。

 個人的には、賑やかかつ朗らかな、曲全体のマーチングサウンドが好きである。また、曲全体の歌詞が、「5人時代にサヨナラして、もう一度笑いあえるよう、2人になったKing & Princeの旅路を歩いていく」と誓っているように感じた。尚、この楽曲は、13thシングルのC/W候補曲で、アルバム用の楽曲としてキープされていたものである(C/Wには「Magic of Love」が採用、初回限定盤Aに収録された)。


  1. My Love Song[04:27]

作詞:MEG.ME・MURATA/作曲:MEG.ME・Louis・MURATA・福田智樹/編曲:生田真心

 本作のリード楽曲。題名の直訳は「僕の愛の歌」で、愛する「君」への飾らない想いを、柔らかく優しい音色に乗せて朗らかに歌っている。温かい世界観に思わず頬が緩んでしまう、好意・感謝・誓いを歌った純情純愛ラブソングである。個人的には、曲全体の音色(特に、曲全体のストリングスと間奏のベース)が好きである。また、曲全体の歌詞(特に、1番サビ・2番サビの最初のフレーズの対比)も好きである。尚、当初は"君と僕"の近い関係性を描いたラブソングだったが、「陳腐でない芯のある楽曲にしよう」という方針の下、曲中の"好き"を全て削除。大きな愛に焦点を当てた楽曲に仕上がった。


  1. なにもの[03:42]

作詞:YAmai・タイラヨオ/作曲:YAmai/編曲:吉岡たく/管・弦編曲:村田陽一

 2023年6月21日に発売された13thシングル。髙橋海人森本慎太郎W主演ドラマ「だが、情熱はある」主題歌(第8~12話)。2人体制初のシングル表題曲で、豪華絢爛なブラス & ストリングスが魅力的である。「日常にある小さな幸せを積み重ねて、日々を彩り豊かになっていこう」と歌った、等身大の姿を描いた飾らない応援歌である。個人的には、ご機嫌なメロディー・思わず浮かれるハーモニーの他、高貴な音色と情熱を秘めた歌詞が好きである。尚、2人はこの楽曲を、「アルバムを一番支えてくれる心強い楽曲」と評した。


  1. That's Entertainment[03:50]

作詞・作曲:Atsushi Shimada坂室賢一/編曲:CHOKKAKU

 ジャニーズ御用達のアレンジャー・CHOKKAKU編曲楽曲。ビッグバンドテイストの豪華な音色の楽曲で、Aメロの歌詞「吠えて 仕掛けて 噛みついて 演じてはLa Ta Ta」等々、ジャニーズイズム(緩急のある歌詞・旋律)も見受けられる。「僕達2人のEntertainmentを見せましょう」と歌った、ブレない本気スタイルを感じる爽快ファンクチューンである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、リズミカルなメロディーと間奏のブラスサウンド、ショータイムの情景を想像できる歌詞が好きである)。


  1. 分かってるつもり[03:49]

作詞・作曲:小原綾斗/編曲:K2Five

  • All Instruments & Programming:K2Five
  • Chorus:YU-G

 ロックバンド・Tempalay提供楽曲。ギター・ヴォーカルの小原綾斗が作詞・作曲を務めた。Tempalayの特徴である浮遊感が魅力の楽曲。夏が来る度に思い出す淡い恋の思い出を、か細いファルセットに乗せて儚げに歌っている。忘れたいけど忘れたくない夏の恋の様子を描いた、美しくも素晴らしいドリームポップ・ラブソングである。個人的には、曲全体のグルーヴィーなエレキギターが好きである。


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  1. かた結び[04:41]

作詞・作曲:草川瞬坂室賢一/編曲:石塚知生

 エレキギター・ピアノ・ストリングス中心のラブソング。愛する「君」への溢れる想いをあけすけに綴っている。「ずっとずっと」「ギュッとギュッと」等のリフレインがキャッチー。「赤い糸」や「運命」という単語も登場しており、「僕」と「君」が育んできた大きな愛が伝わってくる。誰より愛しい人に向けて永遠の愛を誓った、「僕ら」を包む日差しのように暖かい楽曲である。尚、2人はライナーノーツで、ゼクシィのCMソングに起用して欲しいと吐露した(そのライナーノーツでは、永瀬廉の言葉の一部に脱字が見られる)。


  1. ワレワレハコイビトドウシダ[03:35]

作詞・作曲:尾崎世界観(クリープハイプ)/編曲:クリープハイプ

  • Guitar & Chorus:尾崎世界観
  • Guitar:小川幸慈
  • Drums:小泉拓
  • Bass & Chorus:長谷川カオナシ

 髙橋海人のソロ楽曲。ロックバンド・クリープハイプが作詞・作曲・編曲・演奏・コーラスを務めた。疾走感・爽快感満載のロックナンバー。盛夏に恋する「あたし」を扇風機に例えた楽曲で、秋と共に訪れた別れに悲しむ姿を描いている。夏の終わりの失恋を扇風機と掛け合わせた、独特な世界観に脱帽する一曲である。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、扇風機をモチーフにした歌詞全編と、そのことが如実に分かるカタカナの題名が好きである)。

 尚、髙橋は、「最初のソロ楽曲は、クリープハイプの尾崎世界観に頼みたい」と20歳ぐらいから決めていた。また、ミックスはクリープハイプを手掛ける釆原史明が担当。髙橋の願いが最大限叶った楽曲となった。ちなみに、本作のクレジットはローマ字で名前・名字の順に表記されているが、この楽曲のクリープハイプメンバーのみ、ローマ字で名字・名前の順に表記されている。


  1. CHASE IT DOWN[03:51]

作詞:EMI K.Lynn/作曲:Erik Lidbom・Ricardo Burgrust/編曲:Erik Lidbom

 力強いドラム・ベース・エレキギターが魅力の楽曲。「信じて選んだ道を行く」と力強く誓っている。「果てしなく続く未来をまだ追いかける」と宣言した、2人の所信表明と言えるロックバンドナンバーである。個人的には、曲全体の刺激的な音色が好きである。尚、この楽曲は、「激しいロックバンド調の楽曲をやってみたい」という挑戦意欲から制作。髙橋海人は「一番実験のやりがいがありそうな曲」と評した。


  1. TLConnection[03:33]

作詞:栗原暁 (Jazzin'park)/作曲:Mitsunori Ikeda (Tachytelic Inc.)・栗原暁 (Jazzin'park)/編曲:Mitsunori Ikeda (Techytelic Inc.)

  • Programming:Mitsunori Ikeda
  • Chorus:issei

 抑揚のあるシンセサウンドが特徴的な楽曲。フォトジェニックな夜のTokyoで、愛に溺れる恋人の様子を端的に描いている。前曲「CHASE IT DOWN」とは対照的な魅力を秘めた、アダルト・クール・スタイリッシュなEDMである。尚、題名「TLConnection」は、「Tokyo Love Connection」のことである。また、永瀬廉は最初の「フォトジェニックなTokyo Tower Tonight」が、髙橋海人は曲全体の抑揚が好きだと語った。


  1. Recolor[03:27]

作詞:Yuka Goto/作曲:Chris Meyer・Erik Lidbom/編曲:Erik Lidbom

  • All Instruments & Programming:Erik Lidbom
  • Chorus:前迫潤哉

 本作最短楽曲。愛しい「君」と過ごす時間に想いを馳せる「僕」の姿を、明るいEDMサウンドに乗せて朗らかに歌っている。題名やサビで繰り返される「Recolor」が印象的な、胸が弾む恋の様子を描いた可愛い楽曲である。尚、元の歌詞には駄洒落があったが、方向性の違いから歌詞を変更。結果、よりスタイリッシュな楽曲に仕上がった。また、髙橋海人は、サビでポロポロ流れるEDMのサウンドが幻想的だと絶賛した。


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  1. きみいろ[04:41]

作詞:永瀬廉・YUUKI SANO/作曲:YUUKI SANO/編曲:野口大志

  • E. & A.Guitar:西川ノブユキ
  • Bass:よこやまこうだい
  • All Other Instruments & Programming:野口大志
  • Chorus:YUUKI SANO

 永瀬廉のソロ楽曲。自身が初の作詞を務めた。優しいギター・ベース・ドラムで彩られた楽曲。天衣無縫な恋人の「君」と、そんな「君」に惹かれる「僕」の姿を描いている。曲中には、「ソファの定位置に座る」「コンビニデートでカップ麺を大量に買う」等々、具体的な「君」の行動が多数登場。「君」の無邪気な可愛さが想像しやすくなっている。「僕」の心がきみいろに染まってゆく軌跡を描いた、穏やかかつ和やかな温かいラブソングである。個人的には、曲全体が前作収録楽曲「僕の好きな人」に似ていると思った。

 尚、当初作詞は作曲のYUUKI SANOが手掛けていたが、永瀬が入れて欲しいワードを色々提案した結果、永瀬の名前が連名でクレジットされることになった(自身は最初作詞する気はなかったと述べた)。作詞では、皆が想像しやすいリアルな言葉を多数挿入。ただ、終始リアルだと重苦しいため、歌詞っぽい言葉(「何年経ってもずっと そばにいてほしいんだ」等々)とのバランスを話し合って完成させた。


  1. 君に届け[03:43]

作詞:草川瞬/作曲:川口進・草川瞬・佐原康太/編曲:佐原康太

 草瞬すっすー佐原康太と手掛けた楽曲。煌めくギターとキーボードが印象的な楽曲で、愛する「君」に伝えたい気持ち・想いを赤裸々に綴っている。「溢れ出した"I love you"よ、君に届け」と歌唱した、ファンへのラブレターとも言える王道アイドルソングである。尚、草瞬に全幅の信頼を寄せている髙橋海人は、アイドル曲の王道感・疾走感を感じる前奏と、聴いていて幸せになる曲全体のバランスを高く評価した。


  1. Happy ever after[04:41]

作詞:山崎あおい/作曲・編曲:KOUGA

 シンガーソングライター・山崎あおい作詞楽曲。壮大なストリングスとバックコーラスが特徴的で、「僕」のことを素敵でいい人だと笑って褒めてくれる、「あなた」に対する感謝の気持ちや想いを綴っている。"僕たちを見つけてくれてありがとう"とファンに伝える、温かさ・熱さ・愛が詰まったピースフルソングである。尚、題名「Happy ever after」は、「いつまでも幸せに」を意味する英語である。また、髙橋海人は、一発目の「心って あたたかいのね」が良く、「この曲って本当にいいなぁ」と聴く度に思うと語った。


  1. TOGETHER WE STAND[04:13]

作詞:CLAUDE S./作曲:Erik LidbomChristofer ErixonJoakim Bjornberg/編曲:Erik Lidbom

  • Keyboards & Programming:Erik Lidbom
  • E. & A.Guitar:杉村謙心
  • E.Bass:山本修也
  • Chorus:稲泉りん・MARU・若島史佳・DAISUKE・竹本健一・吉岡悠歩

 通常盤収録楽曲。ギター・ベース・バックコーラスが印象的な楽曲で、毎日を共に生きる気の置けない「キミ」への想いを、脚韻交じりの歌詞に込めて朗らかに歌っている。「何があっても胸を張って笑いながら生きよう」と歌った、涙目の日々に聴きたい穏やかな浄化曲である。個人的には、人生を前向きに捉えた歌詞全編と、曲全体のエレキ & アコースティックギターが好きである。

 尚、歌詞について、髙橋海人は1番Aメロの「"永遠"なんて言葉は 今の僕らに必要ない」が、永瀬廉は1番Bメロの「ez, ez(easyの省略形)」が好きだと語った。また、髙橋は本作の楽曲に"ありがとう"が多いことに気づき、「僕たちが言いたいのは"ありがとう"なのかなと改めて思った」と締め括った。


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