RESET(AKB48)- Utapedia

RESET

RESET」は、2010年3月12日に初演を迎えた、AKB48チームKの6th Stageである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 歌唱メンバー
  4. 演奏者
  5. 外部サイト

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概説

2010年3月12日初演。2012年10月24日まで行われた(AKB48の劇場公演の最長公演記録を更新した)。

2009年8月23日に発表された、秋元チームK初の公演である。

従来の公演と異なり、overtureの前に研究生の前座曲がある。

AKB48チーム研究生、SKE48チームS、NMB48チームM、AKB48横山チームK、SNH48チームSⅡ、AKB48込山チームKの公演でも使用された。


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楽曲一覧

※ 解説は、2013年1月1日発売のスタジオ収録CD再発盤音源 を元に作成/おさがりは割愛

  1. 檸檬の年頃[04:02]

作詞:秋元康/作曲:すみだしんや/編曲:野中"まさ"雄一

 切ないピアノとアコースティックギター中心の楽曲。グラウンドで部活に励むユニフォーム姿の「あなた」を、教室の窓辺のカーテンから切なく眺める主人公を描いている。歌謡曲風の淡い音色が、青い檸檬を渡せない夕陽の片想いを切なく演出。間奏にはメンバー4人の台詞があり、好意を伝えられない胸中を寂しく儚げに呟いている。不器用でもどかしい恋を描いた、檸檬のように甘酸っぱい楽曲である。尚、この楽曲は、AKB48の2ndアルバム「1830m」にも収録された。


  1. overture[01:00]

作曲・編曲:尾澤拓実/歌唱:TAZ


  1. RESET[03:56]

作詞:秋元康/作曲:俊龍/編曲:Sizuk

 本公演の中核となる楽曲。12thシングル「言い訳Maybe」の俊龍が作曲を務めた。エレキギター中心の疾走感ある楽曲で、組閣を経て生まれ変わった新生チームKに対する想いを歌っている。曲中では、見守るファンと支え合うメンバーという、恵まれた環境に甘えていた過去の自分達が登場。「築き上げた歴史を全てRESETして、また振り出しから始めるぞ!」という、強く固い決心を窺うことができる。誰も見たことがない圧巻のパフォーマンスが期待できる、気合と新風を感じる痛快な楽曲である。


  1. 洗濯物たち[04:17]

作詞:秋元康/作曲:平沢敦士/編曲:梅堀淳

 春めいた風と日向を思わせる楽曲。ピンと張ったロープに干した洗濯物たちの様子と、休日を過ごす主人公の様子を描いている。曲中では、「縮んだ自分 元に戻そう」「心のしわを すべて伸ばそう」等の言葉が多数登場。「ストレスを全て洗い流してまっさらになろう」と伝えている。「ここで肩の力を抜いて一息つこう」と優しく歌う、白いシーツのように朗らかな楽曲である。個人的には、爽やかで温かい歌詞・音色と、2番Aメロで登場する「洗濯機(せんたっき)」が好きである。


  1. 彼女になれますか?[03:57]

作詞:秋元康/作曲・編曲:野中"まさ"雄一

 連続キーボードサウンドから始まる楽曲。憧れていたバスケットボール部の先輩から、「インターハイの応援に来て欲しい」と頼まれた、恋する主人公の驚きを描いている。曲中では、「あなたの彼女になれますか?」等、先輩に対するアプローチの台詞が登場。疾走感あるエレキギターが非常に痛快で、間奏では愉快なサックスがスキップするように鳴っている。夢見がちで調子に乗るO型女子の恋を描いた、キュートな王道アイドルソングである。個人的には、曲全体のキーボードサウンドが好きである。


  1. ウッホウッホホ[03:57]

作詞:秋元康/作曲:Jupiter/編曲:Funta7

 痛快なエレキギターサウンドが鳴り響く、編曲・Funta7らしい楽曲。劇場に来たファンに対して、「一緒に歌って盛り上がろう!」と呼び掛ける楽曲になっている。ゴリラの鳴き声「ウッホウッホホ」「ウッホ ウッホ ウッホ」がキャッチー。曲全体で響くゴリラの鳴き真似が、こんがらがった緊張の糸をフッとほぐしてくれる。「私達とハメを外して、暗い空気を吹き飛ばそう!」と歌う、笑いと団結力を作る愉快な楽曲である。


  1. 制服レジスタンス[04:22]

作詞:秋元康/作曲:伊藤心太郎/編曲:百石元

 板野友美センターのユニット楽曲。不穏なエレキギターが特徴的な楽曲で、お洒落で大人に抵抗する制服女子高生を描いている。曲中では、「5センチ折ったスカート」「グロス」「睫毛のエクステ」「ネイル」と、女子高生のお洒落な武装の描写が登場。説教やルールに辟易し、卒業後に絶望する少女の孤独や息苦しさを綴っている。制服を着たレジスタンス(抵抗)を歌った、反骨精神・反抗心に溢れた楽曲である。個人的には、全編で流れるエレキギターと、最初のドラムサウンドが好きである。尚、この楽曲は、板野友美の3rdシングル「10年後の君へ」劇場盤に、板野のソロヴァージョンとして収録された。


  1. 奇跡は間に合わない[03:33]

作詞:秋元康/作曲:宮島律子/編曲:関淳二郎

 宮澤佐江センターのユニット楽曲。小高い丘の上のバス停で、絶対来ない「君」を待つ「僕」を描いた楽曲である。せっかちな愛しさを表したような、疾走感あるエレキギターが特徴的で非常に痛快。サビでは、爽やかな音色と比例して、「奇跡は間に合わないだろう」「純愛は そんなうまく行かないものさ」と呟いている。叶い難い純愛をいつまでも信じ続ける、健気な男子の想いを歌った切ない楽曲である。尚、この楽曲は、2016年開催の「AKB48グループリクエストアワー セットリスト100 2016」で首位を獲得した。


  1. 逆転王子様[03:31]

作詞:秋元康/作曲:尾飛良幸/編曲:市川裕一

 峯岸みなみセンターのユニット楽曲。ヴォイストレーナーとしても活動する作曲家・小菅良輔が、尾飛良幸名義で作曲を務めた。胸が空くエレキギターが特徴的な楽曲で、主人公が付き合う恋人「逆転王子様」について歌っている。曲中の「逆転王子様」は、低身長で髪がボサボサ、ファッションもイケていない残念な見た目だが、誠実で優しく大らかな性格の能ある男性として描かれている。逆転王子様を愛する一途な主人公を描いた、聴く人に夢を与える痛快な楽曲である。尚、この楽曲は、ノースリーブスの6thシングル「Answer」初回生産限定盤Cに、no3b ver.として収録された。


  1. 明日のためにキスを[04:13]

作詞:秋元康/作曲:酒井ミキオ/編曲:野中"まさ"雄一

 爽やかなブラスとエレキギターが響く楽曲。恋人同士の「僕」と「君」が、明日も愛し合えるように、抱き締めながらキスする姿を描いている。「一番好きなその人にキスで愛を伝えよう」と歌う、可愛さ溢れるセレナーデ(恋人のために窓の下で演奏する楽曲)である。個人的には、曲中で頻出する「WOW WOW Yeah!」「Fuu!」等のコーラスと、前奏・間奏・後奏の「Yeah!」から始まる英語フレーズが好きである。


  1. 心の端のソファー[03:45]

作詞:秋元康/作曲:カワノミチオ・有馬詩乃/編曲:カワノミチオ

 大島優子センターのユニット楽曲。アコースティックギターが朗らかに鳴る楽曲で、主人公が悲しむ友達を慰める姿を描いている。2番サビでは、「私にできることは やさしい言葉掛けるより あなたのソファーにいること」と歌っており、「何もせずにそばにいることも、立派な慰めの一つである」と教えてくれている。眠れない夜や落ち込んだ夜に聴きたくなる、心の端のソファーのように温かい楽曲である。個人的には、悲しみを「雨」「雲」「夕立」と表現した歌詞、及び、「私」と「あなた」の絆が窺える歌詞が好きである。


  1. 毒蜘蛛[04:23]

作詞:秋元康/作曲:篤永猛彦/編曲:百石元

 シリアスなエレキギターとベースが唸る楽曲。少女が処女を捨てた一夜を詳らかに描いている。曲中では、行為の相手や男全体を「毒蜘蛛」と表現。あっけなく終わった行為に閉口し、男について学んだ少女の心情が綴られている。毒蜘蛛のポイゾン(Poison/毒)で女性になった少女を描いた、妖艶なエロティックソングである。個人的には、行為を詳述した歌詞と、ラスサビの歌詞「蜘蛛に刺された 小さな傷が 少女を女にするわ」「蜘蛛に刺された そのポイゾンが 美しくする秘薬」が好きである。


  1. オケラ[05:02]

作詞:秋元康/作曲:春行/編曲:武藤星児

 ネオンが輝く怪しげなエリアが舞台の楽曲。「彼」に自分を覚えているかを訊きに来た女性を描いている。曲中で女性は「彼」を見つけるも、美女を侍らせる姿を見て、人違いだと言い聞かせて「他を当たる」と退散している。過去の全てをBETして見事に負けた女性を描いた、ギャンブル要素を多数含んだ楽曲である。個人的には、サビの英語フレーズと、2番サビ直後のドラム・ブラスサウンドが好きである。尚、題名「オケラ」は、無一文・素寒貧を指す言葉である。また、この楽曲は、本公演の最長楽曲となっている。


  1. ホワイトデーには…[04:03]

作詞:秋元康/作曲:俊龍/編曲:QuinN

 癖になるエレキギターとシンセサイザーが響く楽曲。バレンタインデーにチョコレートを渡せなかった、少女の期待と願望を歌っている。日曜の午後の教室で、大好きな「彼」の席に着く姿を描写。前述の音色が、席でうっとりしている様子を表しているように聴こえる。「ホワイトデーに私の気持ちが通じないかな…」という、片想い女子の淡い願いを歌った楽曲である。尚、2番サビで登場する「O・ヘンリー」は、短編・掌編小説で有名なアメリカの小説家である。


  1. ジグソーパズル48[04:55]

作詞:秋元康/作曲:カワノミチオ/編曲:樫原伸彦

 本編最終楽曲。静かなピアノから始まる楽曲で、かつてAKB48劇場に通い詰めていた主人公を描いている。曲中では、14thシングル「RIVER」の一節「川を渡れ」が登場。泳ぎ疲れ挫けた主人公が久々に劇場を訪れ、ステージに立ち続ける「君」を見て、失くしてしまったジグソーパズルのワンピースに気づく軌跡を描いている。忘れていた熱さに気づき、再び夢に挑もうとする決意を歌った、涙腺が緩む優しいピアノソングである。個人的には、前述の静かなピアノと、主人公の再起を祝うような、間奏・後奏のブラスが好きである。


  1. 星空のミステイク[04:30]

作詞:秋元康/作曲:吉田将樹/編曲:市川裕一

 アンコール楽曲。星空や流れ星を思わせる、エレキギターが痛快な楽曲である。「君(幼馴染の女友達)」に「あいつ(恐らく友人の男性)」を紹介した主人公が、デート風景を想像してそわそわする様子を描写。その時初めて自分が「君」を好きだったのだと気づき、紹介したことに後悔する姿を描いている。夜空の下でミステイクを嘆く様子を歌った、痛快かつ少し切ないラブソングである。個人的には、前述のエレキギターと、前奏のスレイベル(クリスマスを思わせる鈴/別名・ジングルベル)が好きである。


  1. 夢の鐘[04:48]

作詞:秋元康/作曲:樫原伸彦/編曲:梅堀淳

 アンコール楽曲。「ジグソーパズル48」の樫原伸彦が作曲を務めた。ミサイルに破壊された街が舞台の楽曲で、「憎しみを語り継がずに、夢の鐘を打ち続けろ!」と伝える姿を描いている。曲中では、廃墟と化した街を思わせるエレキギターが主張。サビでは、力強い歌声の裏で、切ない夢の鐘の音が静かに鳴り響いている。「最後まで 希望を両手から離すな!」「一人でも 勇気を振り絞り負けるな!」と訴える、戦禍の悲しみ・諦めない心を歌った楽曲である。個人的には、絶望に立ち向かう勇気をくれる、サビの歌詞が好きである。


  1. 引っ越しました[04:58]

作詞:秋元康/作曲:向井成一郎/編曲:野中"まさ"雄一

 アンコール楽曲。朗らかな印象を感じさせるアコースティックギターが特徴的である。同棲していた恋人と半年前に別れ、猫と一緒に引っ越した主人公を描いた楽曲。恋人がいない現実に慣れない心情を歌っており、サビの「そのうち 遊びにおいでよ」「寂しくなったらおいでよ」から、そこはかとない切なさを感じる。愛の余白を埋められない喪失感を歌った、少し寂しいアコースティックバラードである。個人的には、引っ越し先を詳細に綴った1番Aメロが好きである。


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歌唱メンバー

※ センターはで表示/全体曲割愛/オリジナルのみ記載
出演メンバー
秋元才加・板野友美・内田眞由美・梅田彩佳・大島優子・小野恵令奈・菊地あやか・田名部生来・中塚智実・仁藤萌乃・野中美郷・藤江れいな・松井咲子・松井珠理奈・峯岸みなみ・宮澤佐江・米沢瑠美・横山由依
制服レジスタンス
仁藤萌乃・板野友美・小野恵令奈 → 横山由依
奇跡は間に合わない
野中美郷・宮澤佐江・米沢瑠美 → 松井珠理奈
逆転王子様
内田眞由美・峯岸みなみ・中塚智実
明日のためにキスを
松井咲子・秋元才加・菊地あやか・田名部生来
心の端のソファー
藤江れいな・大島優子・梅田彩佳

演奏者

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檸檬の年頃

彼女になれますか?

ホワイトデーには…


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