One(嵐)- Utapedia

One

One」は、2005年8月3日に発売された、の5thアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
  3. 参考資料
  4. 外部サイト

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概説

2ndベストアルバム「5×5 THE BEST SELECTION OF 2002←2004」から約9か月ぶりのアルバムである。

4thアルバム「いざッ、Now」から約1年ぶりのオリジナルアルバムである。

既発曲は、14thシングルである(既発曲の収録は自身最少である)。

題名「One」は松本潤が考案。嵐みんなが一つになれたような作品となっている。

自身初のソロ楽曲5曲が収録されている。

海外スタジオミュージシャンが演奏に多数参加。海外レコーディングはニューヨークで行われた。

初回限定盤・通常盤の2形態で発売された。

通常盤には、Special Summer Track「風見鶏」が収録されている。


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楽曲一覧

  1. Overture[02:20]

Rap詞:櫻井翔/作曲・編曲:岩田雅之

  • Keyboards & Programming:岩田雅之
  • Drums:Omar Hakim
  • Bass:Jerry Barnes
  • E.Guitar:Sherrod "Lic Spiffy" Barnes
  • Trumpet:Tony Kadleck
  • Chorus:岩田雅之・田中亜由子

 約2分半の前奏曲。メンバー・櫻井翔の気怠い欠伸から始まる楽曲で、5人でRapを繋いだ後、「A・RA・SHI... I love my girl...」「It's OK! It's all right!」と陽気に連呼している。時間と共に本作に対する期待感が増してくる、麗らかな朝の様子を描いたブラック・コンテンポラリーである。個人的には、曲全体の音色とRap、編曲・岩田雅之田中亜由子のコーラスが好きである。


  1. 夏の名前[04:34]

作詞:hamai/Rap詞:櫻井翔/作曲:原田勝通/編曲:ha-j吉岡たく

 ha-j吉岡たくが編曲・エレキギター演奏を務めた楽曲。切ないピアノと夏風のようなストリングスが印象的で、「君」と過ごした日々を思い出す「僕」の姿を描いている。もう戻れない日々に涙し未来へ進む姿を描いた、新緑の季節に聴きたい爽快感あるバラードである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述のピアノ & ストリングスの他、サビのコーラスと直後の「My Friend. Dear Friend.」が好きである)。尚、この楽曲は、3rdベストアルバム「5×10 All the BEST! 1999-2009」Disc3にも収録された。


  1. ROMANCE[03:44]

作詞:HigherF/作曲:Joey Carbone/編曲:大坪直樹

  • Keyboards & Programming:大坪直樹
  • Drums:Skoota Warner
  • E.Piano:Philippe Saisse
  • E.Guitar:William "Sherrod" Barnes
  • Horn Section Scoring:Tony Kadleck
  • Horn Section:East 4th Horns
  • Trumpet & Flugelhorn:Tony Kadleck
  • Trombone:John Wheeler
  • Tenor Saxophone & Flute:Tom Timko
  • Chorus:田中亜由子

 グルーヴィーなホーンサウンドが魅力的に聴こえる楽曲。「君」に対して、「Romanceに 行こうよ!」と誘う「僕」を描いている。瞬く星と微笑む街、浮き立つ二人の姿が浮かぶ、聴くと気持ちがトキメいてくる軽快ファンクナンバーである。個人的には、編曲・大坪直樹の特長が凝縮されたアレンジが好きである(特に、曲全体のブラスとドラム、艶めかしい田中亜由子のコーラスが好きである)。


  1. Lai-Lai-Lai[03:46]

作詞:SPIN/作曲:磯崎健史/編曲:ha-j吉岡たく

 高らかな軽快ホーンセクションから始まる楽曲。無理はしない主義の「俺達」が、ライトの下で華麗に踊る様子を優雅に描いている。耳に残る「Lai-Lai-Lai Wow-Wow-Wow」が印象的な、嵐の揺るがない覚悟を歌った情熱ラテンナンバーである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、曲全体のブラスとピアノ、間奏のコーラス & アコースティックギターが好きである)。尚、作曲・磯崎健史はこの楽曲について、「自分の作家としての未来を作ってくれた、非常に思い出深い曲」であると述べた(X より)。


  1. Days[03:41]

作詞:北川暁/作曲:宮﨑歩/編曲:長岡成貢

 ピアノ & ストリングスが印象的に聴こえるバラード。星月夜を眺める「僕」と「君」の姿を描いている。間奏では、エリック宮城演奏のトランペットの音色を挿入。「君を守りたいよ…」と願う「僕」の強い恋心を表現しているように聴こえる。言葉じゃ伝えきれない思いを切ない音色に込めて歌った、真夏の夜空を見つめる時に聴きたい淡いラブソングである。個人的には、曲全体の歌詞・音色が好きである。


  1. 素晴らしき世界[04:13]

作詞:オーノカズナリ・SPIN/Rap詞:櫻井翔/作曲:松下典由/編曲:石塚知生

 本作のリード楽曲。バラエティー・紀行番組「まごまご嵐」ED曲。14thシングル「サクラ咲ケ」の石塚知生が編曲を務めた。ギター & キーボードが切ないミディアム・バンドナンバー。満員電車に乗って大事な気持ちを無くしかけていた「僕」が、最終電車に乗って「君」に会いに行く姿を描いている。友を信じる優しい声が聴く人の胸にじんと染み渡る、灰色の空が開(ひら)けるような淡く柔らかい楽曲である。

 個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、林部直樹演奏のエレキ & アコースティックギターと、櫻井翔のソロパート(英語フレーズとサクラップ)が好きである)。尚、元々シングルとして発売予定の楽曲だったが、諸事情で頓挫したため本作に収録された(制作されたPVは本作のCMに使用された)。また、この楽曲は、3rdベストアルバム「5×10 All the BEST! 1999-2009」Disc3にも収録された。


  1. サクラ咲ケ[04:20]

作詞:相田毅/Rap詞:櫻井翔/作曲:谷本新/編曲:石塚知生

 2005年3月23日に発売された14thシングル(詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. Rain[03:31]

作詞:IntoGroove/作曲:Peter Björklund・Joel Eriksson/編曲:安部潤

 大野智のソロ楽曲。エレキギターとキーボードで構成された楽曲で、雨の中で他の異性と会う「君」に心を乱す「僕」の様子を流暢・クールに描いている。曲中では、一人危ない目で走り出す「僕」を描写。ラスサビでは、「君との恋はゲームじゃない」と断言している。大野の高い歌唱力とサビの英語に聴き入ってしまう、不穏な世界観が魅力のアダルトR&Bである。個人的には、曲全体の音色・歌声が好きである。


  1. いつかのSummer[03:59]

作詞:Erykah/作曲:TSUKASA/編曲:石塚知生

  • Keyboards & Programming:石塚知生
  • Drums:Skoota Warner
  • Bass:Jerry Barnes
  • A.Piano:Philippe Saisse
  • E. & A.Guitar:林部直樹
  • Horn Section Scoring:Tony Kadleck
  • Horn Section:East 4th Horns
  • Trumpet:Tony Kadleck
  • Trombone:John Wheeler
  • Tenor & Baritone Saxophone:Tom Timko
  • Chorus:田中亜由子

 相葉雅紀のソロ楽曲。前曲「Rain」との落差が激しい緩めのポップナンバーで、「平凡でも幸せを感じる夏を楽しもう」と歌っている。白いビーチとオレンジの夕陽、波打ち際の風景が浮かぶ、相葉の人柄を反映させたゆるゆるサマーナンバーである。個人的には、まったりゆっくり響く音色が好きである(特に、エレキギター・キーボード・ホーンセクションが好きである)。尚、2006年開催の全国ツアー「嵐 SUMMER TOUR 2006 "ARASHIC-ARACHIC-ARASICK Cool & Soul"」では、新たに櫻井翔のラップを加えたヴァージョンを披露した。


  1. W/ME[03:14]

作詞:Axel G/作曲:Peter Björklund/編曲:ha-j吉岡たく

 松本潤のソロ楽曲(題名は「With Me」の略称である)。グルーヴィーなエレキギターが印象に残る楽曲で、「俺と一緒に夜を過ごそう」と誘う男性を描いている。曲全体の歌声から色香・色気が伝わってくる、クールとエロスに特化したスリリングな一曲である。個人的には、曲全体のエレキギターと女声コーラスが好きである。尚、本作最短楽曲で、曲中の英語フレーズは全て大文字アルファベットである。


  1. 秘密[04:42]

作詞・作曲:磯貝サイモン/編曲:石塚知生

 二宮和也のソロ楽曲。シンガーソングライターの磯貝サイモンが作詞・作曲を務めた(自身のメジャーデビュー(2006年11月22日)前に音楽作家デビューを果たした)。朗らかなピアノ & オルガンから始まる楽曲。友達以上恋人未満で微妙な距離を感じる「君」に恋心を抱く「僕」の胸中を描いている。「僕」と「君」の距離が徐々に縮まる過程が想像できる、温かい音色・歌声に心が和む楽曲である。個人的には、曲全体の音色が好きである(特に、ピアノ・オルガン・ドラムが好きである)。


  1. 夢でいいから[04:51]

作詞:栗原晋太郎・大神正慶/作曲:小田原弘/編曲:安部潤

  • Keyboards & Programming:安部潤
  • Drums:Omar Hakim
  • Bass:Will Lee
  • E.Guitar:Sherrod "Lic Spiffy" Barnes
  • Horn Section Scoring:Tony Kadleck
  • Horn Section:East 4th Horns
  • Trumpet & Flugelhorn:Tony Kadleck
  • Trombone:John Wheeler
  • Tenor Saxophone & Flute:Tom Timko
  • Turntable:DJ O.H.B.A.
  • Chorus:AKIRA

 櫻井翔のソロ楽曲。サックス & フルート奏者の栗原晋太郎が作詞を、ラッパーの大神:OHGAこと大神正慶がRap詞を務めた(前者はBRIDGE INC. ONLINE STORE 参照)。編曲・安部潤らしさを感じるジャズテイストのラップナンバー。愛する「君」を心から想う大切な気持ちを歌っている。経験したことがないほどの恋心をマイルドに描いた、穏やかかつ和やかな温かい楽曲である。個人的には、夢見心地を感じる曲全体の音色が好きである。尚、Rapパートは斜体で表記されている(サクラップ以外の斜体表記は、この楽曲が唯一である)。


  1. Yes? No?[05:26]

作詞:ma-saya/Rap詞:櫻井翔/作曲・編曲:Shusui・Stefan Engblom・Axel Bellinder

  • Keyboards & Programming:Shusui・Stefan Engblom・Axel Bellinder
  • Chorus Arrangement:高橋哲也
  • Chorus:高橋哲也・Ko-saku

 本作最長楽曲。疾走感あるエレキギターが印象に残る楽曲で、リフレクション(内省)をして未来・明日に臨む「僕たち」の姿や決意を描いている。行き止まりに遭い遠回りをして迷走している時に聴きたい、言葉にできない想いを歌ったアグレッシブな一曲である。個人的には、曲全体のコーラス & エレキギターが好きである。尚、この楽曲は、3rdベストアルバム「5×10 All the BEST! 1999-2009」Disc3にも収録された。


  1. 風見鶏[05:03]

作詞・作曲:依田和夫/編曲:岩田雅之

 通常盤収録のSpecial Summer Track。脱力感ある鍵盤楽器で構成された楽曲で、晩夏に「君」の故郷を訪ねた「僕」の姿を描いている。曲中では、「方言」「虫カゴ」「土手」等々、田舎の風景を連想させる単語が多数登場。幼少期を想像してますます「君」を好きになる「僕」の姿が想像しやすくなっている。切なくも愛しい想いを緩めの音色に乗せて歌った、二人が一緒に寄り添う未来に口元が緩む楽曲である。


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