概説
前作「風が吹いている」から約11か月ぶりのシングルである。
収録曲2曲のサウンドプロデュース・編曲を、全て本間昭光が手掛けた。
C/W「あしたのそら」は、6thアルバム「I」にも収録されている(カップリング曲のオリジナルアルバム収録は、12thシングルC/W「message」以来である)。
楽曲一覧
- 1 2 3 ~恋がはじまる~[04:59]
- Sound Produced by 本間昭光(bluesofa)
- Drums:玉田豊夢
- E.Bass:根岸孝旨
- E. & A.Guitar:林部直樹
- Percussion:坂井"Lambsy"秀彰
- Strings:弦一徹ストリングス
- Harp:朝川朋之
- Synthesist:飯田高広
- Piano & All Other Instruments:本間昭光
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カルピス「カルピスウォーター」CMソング。リーダー水野が書き下ろしで作詞・作曲を務めた。誰もが経験する"恋のはじまり"の心浮かれるような気分を、ヴォーカル吉岡の瑞々しく透明感ある歌声で届けるアッパーチューンである。サビの「1 2 3 1 2 3」がキャッチーかつリズミカルで覚えやすく、各楽器の音色が、太陽が照る常夏の風景と"かたおもい"のときめきや切なさを的確に表現している。夏にきらめいたMY FIRST LOVE STORYを鮮やかに描いた、清涼感・爽快感溢れるサマーラブソングである。
個人的には、飯田高広のシンセサイザー、山下演奏のハーモニカ、林部直樹のエレキギター、玉田豊夢のドラム、編曲・本間昭光のピアノ、根岸孝旨のベースが連続で主張する間奏~ラスサビ頭が好きである(山下のハーモニカがシングル表題曲で登場するのは、14thシングル「ホタルノヒカリ」以来である)。また、前述の「1 2 3 1 2 3」が、恋の進展を表しているように感じた。
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- あしたのそら[04:47]
- Sound Produced by 本間昭光(bluesofa)
- Drums:河村"カースケ"智康
- E.Bass:安達貴史
- A.Guitar:林部直樹
- Percussion:坂井"Lambsy"秀彰
- Synthesist:飯田高広
- Strings:真部裕ストリングス
- Fiddle Solo:真部裕
- Piano & All Other Instruments:本間昭光
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山下作詞・作曲の楽曲。晴れ渡った明日の空を思わせる、朗らかな音色が特徴の楽曲である。特に、真部裕ストリングス、及び、主宰の真部氏演奏のストリングスやフィドル(ヴァイオリン)は、青空を悠々と泳ぐ雲の様子を想像させてくれる。甘くほろ苦い涙も躊躇いの雨も乗り越えられる気になれる、温かみと慈しみに満ちた楽曲である。
尚、曲中では「明日の空」とあるが、山下が4thアルバム収録曲「明日へ向かう帰り道」を発表した際に、題名の「明日」が「あす」か「あした」かを何度も訊かれたため、題名は敢えてひらがな(あしたのそら)で表記されている(ちなみに、「明日へ向かう帰り道」の「明日」は「あした」である)。また、インディーズ活動時代よりサポートベーシストを務めている安達貴史が、初めてレコーディングに参加した。
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