本間昭光

概説

4歳の時にピアノを始める。

大阪府立八尾高校時代に、アマチュアバンドでキーボードを担当。ライヴハウスの演奏や各コンテストでベストキーボード賞を受賞する。それを機に、大阪のヤマハで所属アーティストのバックメンバーとして活動する。

1985年、関西学院大学経済学部に入学。

1988年、音楽プロデューサー・松任谷正隆が代表を務める音楽専門学校「マイカ音楽研究所（マイカミュージックラボラトリー）」に入学。松任谷氏に師事して作曲・編曲を学ぶ。当時は大阪在住で音楽学校が世田谷にあったため、土曜までアルバイトして、土曜夜に夜行バスで上京、日曜の10～14時にアレンジコースの授業を受講して、終了次第夜行バスで帰阪するという生活を繰り返す。

1989年、編曲家を志して上京し、音楽作家事務所「ハーフトーンミュージック」に所属。Wink、工藤静香、原田知世等のアイドル楽曲の編曲家や、テレビ・ライヴのサポートミュージシャンとして本格的に音楽活動を開始 [1] 。船山基紀や後藤次利のアレンジの譜面を見て勉強する武者修行を約3年行う。

1991年、槇原敬之のコンサートにキーボーディストとして参加。以後、ライヴアレンジやバンドマスターを担当する。初めてシンガーソングライターとの関わりを持ち、ポップセンスを体得していく。

1995年、矢吹俊郎・大平勉とのユニット「Vink」として、アニメ「スレイヤーズ」の音楽を担当する。

1996年、独自のポップセンスを生かしたプロデュースワークを目指すため、5月に有限会社bluesofaの設立に参加。広瀬香美の楽曲を共同で編曲し、「DEAR...again」「promise」等のラテンナンバーを展開する。

1999年、ポルノグラフィティのプロデュースを開始する（詳細は「ak.homma」のページを参照して下さい）。

2010年、いきものがかり全47都道府県ツアーのライヴプロデュースとバンドマスターを担当する。また、サウンドプロデュースと編曲を手掛けた18thシングル「ありがとう」が、NHK連続テレビ小説の主題歌として大ヒットする。

2015年、自身初の主催ライブを東京NHKホールで行い、ドラマやアニメの劇伴を精力的に始める。

2016年、ミュージカルの舞台音楽や、BSスカパーの音楽番組の有料公開イベントの音楽監督を務める。

2020年、バンダイとbluesofaの共同新レーベル「Purple One Star」のレーベルプロデューサーに就任する。10月に28年所属したbluesofaを離れ、11月に個人事務所「株式会社イソラブル（isolablu）」を設立、12月に株式会社fearlessと業務提携を結ぶ [2] 。

2023年、第65回日本レコード大賞・編曲賞を受賞する。

渡辺美里、一青窈、SUPER EIGHT、家入レオ、chay、宇宙まお、め組等、様々なジャンルのアーティストを担当する。また、SUPER EIGHTの音楽番組「EIGHT-JAM」等のテレビ番組に出演する等、多方面で活躍している。

特徴・豆知識

編曲の特徴として、ピアノ・オルガン等の鍵盤楽器やストリングスを多用した優しい編曲が挙げられる。

メールのような陳腐な歌詞や焼き回しのメロディが蔓延する現状を憂えており、「「聴き手に届く音楽」を創ることが大切であり、そういった音楽を創る人が正当に評価される環境醸成が急務だ」と考えている。

普段から、22年前にミラノの文具店で出合ったモレスキンのミュージックノートと、ステッドラーの製図用ペン、横A3・縦B5の特注サイズの12段五線譜を愛用している。

自身の失恋話が、歌手・槇原敬之の5thシングル「もう恋なんてしない」の原型となっている。

歌手・天童よしみとは、同じ大阪府八尾市出身。実家が歩いて行ける距離で、小学校・中学校の先輩である。その縁から、天童のオファーで50周年記念オリジナルアルバム「帰郷」のプロデュースをしたり、79thシングル「帰郷」と80thシングル「星見酒」の作曲・編曲・プロデュースを務めたりした。

提供作品

※ 特記以外は全て編曲／一部題名は割愛
※ ak.hommaの提供作品は当該ページ参照

関ジャニ∞

「青春のすべて」

Sexy Zone

「Tokyo Hipster」［作曲］

SMAP

「前に！」
「よわいとこ」

「Darling」

タッキー＆翼

「空のスクリーン -rainbow in my soul-」

家入レオ

「それぞれの明日へ」
「僕たちの未来（Special Version）」
「ファンタジー」［作曲］
「微熱」［作曲・編曲］

いきものがかり

「なくもんか」
「真昼の月」
「秋桜」
「ありがとう」
「夏・コイ -2010 version-」
「歩いていこう」
「my rain」
「地球（ほし）」
「1 2 3 ～恋がはじまる～」
「あしたのそら」
「ぱぱぱ～や」
「ラブソングはとまらないよ」
「未来予想図Ⅱ」
「FUN! FUN! FANFARE!」［作曲］
「キラリ」
「春」
「明日ハレルカナ」
「LIGHTS OUT」［作曲・編曲］
「ラブとピース！」
「コイスルオトメ -激情編-」
「真夏のエレジー」
「太陽」
「STAR LIGHT JOURNEY」
「きみへの愛を言葉にするんだ」
「笑顔（Music Station ver.）」
「からくり」
「わたしが蜉蝣（かげろう）」
「STAR」

吉岡聖恵

「少年」
「初恋」
「糸」
「ヘイへイブギー」
「さらば恋人」
「World In Union」

鈴木愛理

「ハートはお手上げ」

鈴木雅之

「GIRI GIRI」

天童よしみ

「星見酒」［作曲・編曲］

中川翔子

「綺麗ア・ラ・モード」

橋本愛

「木綿のハンカチーフ」［共作］

ポルノグラフィティ

「ヴォイス」［作曲・編曲］

JUJU

「Door」

Little Glee Monster

「君のこと」［作曲・編曲］

May'n

「Run Real Run」［作曲］

THE BAWDIES

「HAPPY RAYS」［共作］

演奏作品

※（A.）Piano & Organは★
※ ak.hommaの演奏作品は当該ページ参照

山本彩

「棘」［Keyboards］

SMAP

「よわいとこ」［★］

「Darling」［Keyboard］

家入レオ

「それぞれの明日へ」[3]
「僕たちの未来（Special Version）」[4]
「微熱」［Keyboards］

いきものがかり

「なくもんか」［★］
「真昼の月」［Piano］
「秋桜」［★］
「ありがとう」［★］
「夏・コイ -2010 version-」［★］
「歩いていこう」［★］
「my rain」［★］
「地球（ほし）」［★］
「1 2 3 ～恋がはじまる～」［Piano］
「あしたのそら」［Piano］
「ぱぱぱ～や」［Piano, E.Piano & Organ］
「ラブソングはとまらないよ」［Piano］
「未来予想図Ⅱ」［Piano］
「キラリ」［Piano］
「春」［Piano］
「明日ハレルカナ」［E.Piano］
「ラブとピース！」［E.Piano］
「コイスルオトメ -激情編-」[5]
「真夏のエレジー」［Piano］
「太陽」［A.Piano, Organ & Accordion］
「STAR LIGHT JOURNEY」［A.Piano］
「きみへの愛を言葉にするんだ」［★］
「からくり」［Wurlitzer & Organ］
「わたしが蜉蝣（かげろう）」[6]

吉岡聖恵

「少年」［E.Piano］
「初恋」［A.Piano］
「糸」［E. & A.Piano］
「ヘイへイブギー」［★］
「さらば恋人」［★］
「World In Union」［A.Piano］

中川翔子

「綺麗ア・ラ・モード」［Piano］

JUJU

「Door」［Piano & Wurlitzer］

Little Glee Monster

「君のこと」［A.Piano］

音楽番組披露楽曲

№	題名	担当	注記	アーティスト
	Run Real Run	作曲	-	May'n

題名	担当	注記	アーティスト
それぞれの明日へ	編曲	-	家入レオ
ラブソングはとまらないよ	編曲	-	いきものがかり
ラブとピース！	編曲	-	いきものがかり
海月	編曲	-	松室政哉
パラレルワールド	作曲	共作	武藤彩未
逆転のレジーナ	編曲	-	リトルブラックドレス
Door	編曲	-	JUJU
光	編曲	共作	Ochunism
HAPPY RAYS	編曲	共作	THE BAWDIES
大丈夫	編曲	-	wacci

題名	担当	注記	アーティスト
笑顔 (MUSIC STATION ver.)	編曲	-	いきものがかり
GIRI GIRI	編曲	-	鈴木雅之 feat.すぅ
木綿のハンカチーフ	編曲	共作	橋本愛

注釈

^ 同期は、同じく編曲家の上杉洋史・亀田誠治である（亀田氏のX（2022.11.30）参照）。
^ 株式会社fearless 参照。
^ Piano & Synthesizer Programming
^ Cymbals & Synthesizer Programming
^ Keyboards
^ A.Piano & Keyboards

参考資料

※ 必ず他のサイトと比較して下さい

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