概説
前作「Sexy Power3」から約11か月ぶりのアルバムである。
5人体制復帰後初のアルバムである。
既発曲は、9th・10thシングルと、10thシングルC/W「Make my day」である(9thシングル「Cha-Cha-Cha チャンピオン」のみ、3人体制の楽曲である)。
ソロ楽曲・ユニット楽曲等、多様なメンバー編成での楽曲が多数収録されている。
初回生産限定デラックス盤・通常盤・Sexy Zone Shop盤の3形態で発売された(Sexy Zone Shop盤は、Sexy Zone Shopの限定販売で、収録内容は通常盤と同一である)。
初回生産限定デラックス盤には、bonus track「無邪気な時間は過ぎやすく」が、通常盤・Sexy Zone Shop盤には、bonus track「New Day」「You're the only one」が収録されている。
1stアルバム「one Sexy Zone」以来、3作ぶりにミュージシャンクレジットが表記された。
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楽曲一覧
- Welcome to Sexy Zone(Introduction)[03:01]
作曲・編曲:生田真心
- Trumpet:鈴木正則・吉澤達彦
- Trombone:鹿討奏・榎本裕介
- Bass Trombone:佐々木匡史
- Alto Saxophone:竹上良成
- Tenor Saxophone:庵原良司
- Baritone Saxophone:竹村直哉
- Guitar & Programming:生田真心
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本作のイントロダクション。Sexy Zone楽曲の編曲を多数手掛ける生田真心が、3作連続で作曲・編曲を務めた。8名演奏の圧巻ブラスに膝を打ちたくなる楽曲。曲全体のドラムやギター、終盤で唸るホイッスル等、聴く人の耳を興奮させる熱い音色で溢れている。収録楽曲17曲に期待をせずにはいられなくなる、生田氏と演奏陣の魅力が詰まった一曲である。個人的には、高揚感が止まらなくなる、曲全体の大胆な音色が好きである。
- 24-7~僕らのストーリー~[04:00]
作詞:EMI K.Lynn/作曲:Samuel Waermo・川口進/編曲:生田真心
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本作のリード楽曲。疾走感と爽快感あるワイルドダンスナンバーで、「前を向いて道なき道へ踏み出そう」と歌っている。従来のSexy Zoneにない新たな魅力が詰まった、瞬く光・挑戦意欲を感じる痛快EDMである。個人的には、クールな音色とラスサビのフェイクが好きである。
尚、題名にある「24-7(読み:Twenty-four Seven)」は、「年中無休・永遠」を意味する英語のスラングである(「24時間 × 7日=一週間」から)。この楽曲では専ら、「ずっと前に走り続ける」という前向きなメッセージが込められている(初回生産限定デラックス盤収録のMusic Clipメイキング映像より)。また、この楽曲は、1stベストアルバム「Sexy Zone 5th Anniversary Best」Disc2にも収録された。
- Celebration![04:08]
作詞:EMI K.Lynn/作曲:川口進・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon・CHOKKAKU/編曲:CHOKKAKU
- Drums:神保彰
- Guitar & Programming:CHOKKAKU
- Trumpet:鈴木正則
- Trombone:鹿討奏
- Tenor Saxophone:竹上良成
- Backing Vocals:竹内浩明
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1stシングル「Sexy Zone」のCHOKKAKU作曲・編曲楽曲(作曲は川口進・Joakim Björnberg・Christofer Erixonと共作)。ドラム・ギター・コーラス・ブラスが非常に痛快なファンクチューンとなっている。「鼓動が飛ぶほど夢中になれ!」と躍動感ある声で誘った、出逢えた奇跡を盛大に祝う爽快パーティーナンバーである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、神保彰演奏のドラムと流暢な英語が好きである)。尚、この楽曲は、1stベストアルバム「Sexy Zone 5th Anniversary Best」Disc2にも収録された。
- Cha-Cha-Cha チャンピオン[04:32]
作詞:岩里祐穂/作曲:Fredrik "Figge" Bostrom/編曲:石塚知生
林部直樹 appears by the courtesy of Sony Music Records-
2015年7月1日に発売された9thシングル。
- Love Confusion[04:44]
- Drums:長谷部徹
- Bass:川崎哲平
- Guitar:増崎孝司
- Piano & Keyboard:安部潤
- Trumpet:Luis Valle・竹内悠馬
- Trombone:鍵和田道男
- Tenor Saxophone:竹野昌邦
- Strings:佐藤万衣子ストリングス
- Backing Vocals Arrangement & Backing Vocals:岩田雅之
- Programming:船山基紀
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2ndシングル「Ladyダイヤモンド」と同じ布陣の楽曲。安部潤演奏のピアノから始まる温かなジャズナンバーで、綺麗な「君」に対する「僕」の恋煩いを描いている。大好きな「君」に抱いてしまう淋しさ・切なさを繊細に描いた、優しい気持ちで満たされてゆく至極の純情ラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、前述した最初のピアノと、岩田雅之の甘くとろけるコーラスが好きである)。尚、この楽曲は、1stベストアルバム「Sexy Zone 5th Anniversary Best」Disc2にも収録された。
- Electric Shock[04:23]
作詞:ケリー/作曲・編曲:Jan Andersson・Peter Heden
- Bass & Guitar:Jan Andersson
- Keyboard:Peter Heden
- Backing Vocals:竹内浩明・中島健人・菊池風磨
- Programming:Jan Andersson・Peter Heden
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中島健人・菊池風磨のユニット楽曲。2人がヴォーカル・コーラスを務めた(後者は竹内浩明と共同)。電流を連想させる不穏な音から始まる楽曲。「君」との官能的な恋を「Electric Shock(感電)」と表現している。痺れるような激しい恋の様子・駆け引きをクールに描いた、息ぴったりの歌声が魅力のクールな痛快ラブソングである。個人的には、曲全体の暗い音色とクールな歌声が好きである。また、「Electric Shock」の類語(プラマイ・花火・Thunderstorm)が出て来る歌詞も好きである。
- Last winter's night[03:53]
作詞:佐藤勝利/作曲:星村麻衣/編曲:林田裕一
- Drums:坂田学
- Bass:種子田健
- Guitar:柴山哲郎
- Strings:クラッシャー木村ストリングス
- Backing Vocals:竹内浩明・佐藤勝利
- Programming:林田裕一
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佐藤勝利のソロ楽曲。自身が作詞・コーラスを務めた(コーラスは竹内浩明と共同)。ストリングスとアコースティックギターが印象的な楽曲。泣かせてしまった「君」に対する謝罪と想いを描いている(詳細はジャニーズ研究所 参照)。仲直りする前夜を「Last winter's night」と表現した、真冬の雪模様が浮かぶ切なく優しいラブソングである。
個人的には、街中の電球よりも暖かい世界観が好きである。また、Cメロの歌詞の一部「1000回の好きよりも 1回の嫌いがさ 脳裏に浮かび消えないんだ」と、最後の「Last winter's night」の巻き舌も好きである。尚、Cメロの歌詞の一部「もう二度言わせないよ」が誤表記となっている(正しくは「もう二度と言わせないよ」)。また、ラスサビの歌詞の一部「謝まる」が誤った送り仮名となっている(正しくは「謝る」)。
- Sweety Girl[04:01]
作詞:MiNE/作曲:川口進・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon/編曲:川口進
- Drums & Tambourine:浜崎大地
- Bass:タカバタケ俊
- Guitar & Programming:川口進
- Piano & Hammond Organ:鶴田海生
- Backing Vocals Arrangement:Christofer Erixon
- Backing Vocals:竹内浩明
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松島聡・マリウス葉のユニット楽曲。愉快・軽快なバンドサウンドが印象に残るポップチューンで、Sweety Girl(可愛い女子)に一目惚れをした「僕」の姿を詳細に描いている。生半可でない「君」への想いを優しい音色に乗せて歌った、甘くて苦い恋の味がする可愛いミディアムラブソングである。個人的には、曲全体の朗らかな音色が好きである(特に、サビ・間奏のコーラスと、ラスサビ・後奏のピアノグリッサンドが好きである)。また、マリウスが歌う最後の流暢な英語フレーズも好きである。
- Make my day[04:03]
作詞:三浦徳子/作曲:川口進・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon/編曲:生田真心
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10thシングル共通カップリング曲。シングルC/Wのアルバム収録は、この楽曲が初である。
- 誰にも解けないミステリー[04:08]
作詞・作曲:森大輔/編曲:石塚知生
- Bass:種子田健
- Guitar:堀崎翔
- Strings:今野均ストリングス
- Backing Vocals Arrangement & Backing Vocals:森大輔
- Programming:石塚知生
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シンガーソングライター・森大輔の制作楽曲。「Cha-Cha-Cha チャンピオン」の石塚知生が編曲を務めた。ギター・ベース・ストリングスが妖しげに唸るミディアムナンバー。「世界の謎など全て解ける」と自信に満ち溢れていた「僕」が、愛しい「君」にめぐり逢って戸惑う姿を描いている。「愛する女性の胸中」という誰にも解けないミステリーを、暗い音色に乗せて描いた魅惑的な一曲である。個人的には、蠱惑的な「君」との抱擁・甘く濃厚な接吻の様子を想像させる歌詞と音色が好きである。
- But...[04:13]
作詞:菊池風磨/作曲:Tommy Clint・Christofer Erixon・MiNE/編曲:Tommy Clint
- Programming & Keyboards:Tommy Clint
- Backing Vocals Arrangement:Christofer Erixon
- Backing Vocals:菊池風磨
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菊池風磨のソロ楽曲。自身が作詞・コーラスを務めた。無機質なキーボードサウンドが印象的な儚い楽曲。別れた「あなた」を未練がましく想う「僕」を描いている。曲中では、正直になれなかった後悔の念を英語で描写。ラスサビ前には、切ない気持ちを綴ったラップを披露している。破局しても尚「あなた」を想い続ける哀しい姿を描いた、菊池の知性とエロスが伝わるクールな痛切ラブソングである。個人的には、英語フレーズを流暢に歌う菊池の歌声が好きである。また、頻出する「...」が、虚ろな姿を表現しているように感じた。
- Mr. Jealousy[03:49]
作詞:中島健人/作曲・編曲:mOnSteR nO.9・Jo Hee
- Keyboards & Bass:mOnSteR nO.9・Jo Hee
- Backing Vocals:竹内浩明・川村ゆみ
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中島健人のソロ楽曲。自身が作詞を務めた。気障な手品師のマジックショーを連想させる音色が特徴。「アイツ」に気がある「オマエ」に苛立つ「オレ」の姿を描いている。曲中では、狂おしいほど「オマエ」を愛する「オレ」の激怒を英語で描写。2番では、滾る闘志を綴ったラップを披露している。嫉妬しても尚女を愛し続ける男の姿を描いた、中島の危険な魅力が伝わる強烈ラブソングである。個人的には、英語フレーズをクールに歌う中島の歌声が好きである(力強い歌声が、恋人への嫉妬心と強い愛情を表現しているように感じた)。
- Easy come! Easy go! Easy love![04:27]
作詞:三浦徳子/作曲:Jovette Rivera・Maiko Kawabe Rivera/編曲:鈴木Daichi秀行
- Trumpet:鈴木正則・小澤篤士
- Trombone:榎本裕介
- Bass Trombone:山城順子
- Brass Arrangement & Tenor Saxophone:竹上良成
- Backing Vocals Arragement & Backing Vocals:岩田雅之
- Programming:鈴木Daichi秀行
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トンチキソングを多数手掛ける三浦徳子作詞楽曲。「君」と味わう最初の恋の様子を軽快に描いている。サビで3連続で登場するオノマトペが印象的な、チェリーパイとアップルパイとレモンパイが食べたくなってくるキャッチーな楽曲である。個人的には、曲全体のポップな音色が好きである(特に、愉快なブラスと煌めくピアノグリッサンドが好きである)。尚、題名にある「Easy come Easy go」は、「得やすいものは失いやすい」を意味する英語の熟語である(「Easy love」は語感を良くするための造語と思われる)。
- カラフルEyes[03:56]
作詞:久保田洋司/作曲:Andreas Ohrn・Henrik Smith・Andreas Oberg/編曲:船山基紀
- Drums:長谷部徹
- Bass:川崎哲平
- Guitar:増崎孝司
- Trumpet:Luis Valle・竹内悠馬
- Trombone:鍵和田道男
- Tenor Saxophone:本間将人
- Strings:佐藤万衣子ストリングス
- Percussions:Pecker
- Backing Vocals:竹内浩明・亜美
- Programming:船山基紀
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2015年12月16日に発売された10thシングル。
- フレンド[04:15]
作詞:zopp/作曲:原田卓也・STEVEN LEE/編曲:石塚知生
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「誰にも解けないミステリー」の石塚知生編曲楽曲。繊細なピアノ・ストリングスが印象に残る楽曲で、青春を共に過ごした「君」への気持ちを歌っている。曲中では、「いつまでも 君は僕の太陽」と優しく断言。「君」への信頼・熱い情熱・愛おしい想いが伝わってくる。「やっぱり君じゃなくちゃ ダメだ」と再確認する「僕」を描いた、疲れ果てた心を潤す無邪気で優しいラブソングである。個人的には、歌詞・旋律・音色・歌声全てが好きである(特に、Aメロの切ないピアノが好きである)。
- 無邪気な時間は過ぎやすく[05:20]
作詞:久保田洋司/作曲:萩原和樹/編曲:松本良喜
- E. & A.Piano & Hammond Organ:松本圭司
- A. & G.Guitar:石成正人
- E.Bass:根岸孝旨
- Drums:佐野康夫
- Chorus, Programming & Percussion:松本良喜
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初回生産限定デラックス盤収録のbonus track。中島健人・菊池風磨・佐藤勝利が歌唱する。編曲・松本良喜のコーラスから始まる淡く切ない楽曲。別れた「君」に想いを馳せる「僕」の姿を描いている。「会いたい・切ない・たまらない」と嘆く歌声に涙腺が緩む、薄暮の風景・失恋の後悔を描いたミディアムバラードである。個人的には、曲全体の儚い世界観が好きである。尚、上記クレジットの上段はCDブックレットのもので、下段は松本氏のX のものである(本HPでは、より詳細な後者を参考にする)。
- New Day[04:20]
作詞:Komei Kobayashi/作曲・編曲:STEVEN LEE
- Guitar, Keyboards & Programming:STEVEN LEE
- Backing Vocals:竹内浩明
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通常盤収録のbonus track。中島健人・佐藤勝利が歌唱する。疾風怒濤を連想させるダイナミックな音色が特徴。胸の奥で燃え滾る闘志がトラックを通して伝わってくる。新たな日々を生きてゆく決意を英語フレーズに込めて歌った、爽やかな風・眩しい朝陽が脳内に浮かぶ一曲である。個人的には、疾走感と和のテイストを感じる音色が好きである。また、右から左へ流れるようなAメロのフレーズ(思うほど簡単じゃないぜ?・誰にも明日は見えないぜ?)と、1番Aメロの「On & on, On & on & on & on」の歌声も好きである。
- You're the only one[04:59]
作詞:菊池風磨・松島聡・マリウス葉/作曲:Mats Ymell・Joakim Brunstrom・Takeru Sasaki・Thomas Reil・Jappe Reil/編曲:GRP
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通常盤収録のbonus track。菊池風磨・松島聡・マリウス葉が歌唱する。クールなラップ・前向きな歌詞・流暢な英語フレーズが特徴。唯一無二の「君」への想いを朗らかな声で歌っている。暗い面持ちで落ち込む「君」を明るい言葉で肯定した、「明日からまた頑張ろう」と思わせてくれる楽曲である。個人的には、3人による個性溢れる歌詞が好きである。また、曲全体の明るい音色(特に、サビの8連続「Hey!」とラップ途中の笑い声)も好きである。
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