King & Prince(King & Prince)- Utapedia

King & Prince

King & Prince」は、2019年6月19日に発売された、King & Princeの1stアルバムである。


目次

  1. 概説
  2. 楽曲一覧
    1. 共通収録楽曲
    2. 初回限定盤B
    3. 通常盤
  3. 外部サイト

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概説

2018年にデビューしたKing & Princeの初アルバムで、グループ名が題名のセルフタイトルとなっている。

既発曲は、1stシングル・2ndシングル・3rdアルバムである。

パニック障害の治療で活動休止中の岩橋玄樹は、歌唱・制作に不参加となっている。

初回限定盤A・B・通常盤の3形態で発売された。

初回限定盤Bには、Jr.時代(Mr.KING & Prince)の楽曲を収録したDisc2が付属されている(こちらは岩橋も歌唱に参加している)。また、通常盤には「King & Prince, Queen & Princess」が収録されている。

収録曲「Naughty Girl」「Moon Lover」「Bounce To Night」「OH!サマーKING」「Prince Princess」「King & Prince, Queen & Princess」は、1stベストアルバム「Mr.5」にも収録された(詳細は当該ページを参照して下さい)。


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楽曲一覧

※ 解説はオフィシャル・ライナーノーツ を基に作成

共通収録楽曲

  1. シンデレラガール[04:12]

作詞:河田総一郎/作曲:河田総一郎・佐々木望/編曲:船山基紀

 2018年5月23日に発売された1stシングル。平野紫耀出演ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」主題歌。「キミは シンデレラガール My precious one」で始まるロマンティックな歌詞と、切なさと解放感を併せ持ったメロディー、流麗なストリングスサウンドが合わさった王道アイドルポップスである。長谷部徹のしなやかな4つ打ちビートと、二家本亮介の心地良いグルーヴィーベース等、クラブミュージックのテイストも含有されており、幅広い層のリスナーに訴求できる魅力も兼ね備えている。欅坂46の「二人セゾン」等を手掛けるSoulife河田総一郎佐々木望)と、多数のジャニーズ楽曲をアレンジする船山基紀、王子様のような端麗なビジュアルのKing & Princeの三位一体が作り出す、シンデレラのように煌びやかな王道アイドルデビューソングである(その他詳細は当該ページを参照して下さい)。


  1. Sha-la-laハジけるLove[04:08]

作詞:MORISHIN/作曲:川口進Fredrik "Figge" Bostrom/編曲:川口進/弦編曲:田渕夏海

 平野紫耀出演の大塚食品「ビタミン炭酸 MATCH」CMソング。目と目があってSha-la-laとハジける、「僕」と「キミ」の恋模様を描いている。「シンデレラガール」同様、クラブミュージックと王道アイドルポップスを掛け合わせた楽曲で、室屋光一郎ストリングス演奏の弦が、あの街へ駆けぬける煌めきを表現しているように感じる。恋の楽しさと弾む気持ちを爽やかな疾走感あるトラックと共に描いた、幸せな高揚感に浸れるアップラブチューンである。個人的には、Bメロの「"I need you" "I need you" "I need you"」「"I love you" "I love you" "I love you"」と、サビ直前の「So tell me now」が好きである。


  1. 君を待ってる[04:39]

作詞:高橋優/作曲:川口進草川瞬佐原康太/編曲:田渕夏海・川口進・佐原康太

 2019年4月3日に発売された3rdシングル。自身出演のUHA味覚糖「ぷっちょ」、及び、Yahoo! JAPAN「Yahoo!きせかえ」CMソング。シンガーソングライターの高橋優が作詞を務めた楽曲で、「切り拓け輝く未来 きっと君を待ってる」といったストレートな歌詞が特徴である。美しいストリングスや、解放感あるブラスセクション、賑やかな男女混声コーラス等、弾むようなメロディーを軸にしたサウンドは聴いていて非常に快い。「今までの自分を変えて、新しい時代に向かって進んで行こう」という前向きな想いが心に響く、明るいメロディーとサウンドが魅力的な楽曲である。個人的には、2番Aメロの「必要ないですと言われながら生きてるようだ」が、高橋優の11thシングル「明日はきっといい日になる」の1番Aメロの歌詞を彷彿とさせて好きである。また、間奏・ラスサビの山木秀夫によるドラムサウンドも好きである。


  1. Naughty Girl[03:31]

作詞:Kanata Okajima・Hayato Yamamoto/作曲:Drew Ryan Scott・Jason Parris・Cody Falkosky/編曲:Jason Parris・Cody Falkosky

  • Keyboards & Programming:Jason Parris・Cody Falkosky
  • Guitar:Cody Falkosky
  • Bass:Jason Parris
  • Chorus:草川瞬

 本作のリード楽曲。海外トレンドとリンクしたダンスチューンで、しなやかなエレキギターのカッティングと、サブベース(周波数60Hz未満の重低音で鳴るベースで、バスドラムのような低音が特徴的)を取り入れたディープなトラック、中低域の響きを生かしたサウンドメイクが特徴的である。ヴォーカルにはラップ、ファルセット、フェイク等のギミックが施されており、歌詞も雄々しくてリスナーに多大な衝撃を与えてくる。悪戯な女の子(Naughty Girl)に翻弄されつつも彼女の理想と越えてみせると歌う、King & Princeの新たな表情が垣間見える楽曲である。個人的には、2番Aメロの(I want you bad)と、2番Bメロの「You're always in my heart」の歌声が好きである。尚、クレジットには「作詞:Kanata Okajima」と表記されているが、MUSIC FOR MUSIC所属の音楽作家・山本隼人も作詞を担当した(山本氏のTwitter より)。


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  1. Can't Stop Now[03:38]

作詞・作曲:Prince Charlez・平義隆・持田裕輔/編曲:内田敏夫

  • Guitars & Programming:内田敏夫
  • Chorus:草川瞬

 編曲・内田敏夫演奏のグルーヴィーなエレキギターが響く楽曲。ネオソウル(ソウルミュージックに、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、ハウスを組み合わせた音楽ジャンル)やトロピカル・ハウス(陶酔感を誘うメロディーとシンプルな音色が特徴的な、ディープ・ハウスのサブジャンルの一つ)を思わせるトラックに乗せて、「決して君を離したくない」という切実で真っ直ぐな想いを歌っている。気のおけないGirl friendとの恋愛を描いたラブソングとしても楽しめる、ハイブリッドなダンスチューンである。


  1. マホロバ[03:31]

作詞・作曲:ナオト・インティライミ/編曲:大久保薫 & ナオト・インティライミ

 自身出演のUHA味覚糖「Sozaiのまんま コロッケのまんま」CMソング。シンガーソングライターのナオト・インティライミが作詞・作曲・編曲を務めた(編曲は大久保薫と共作)。「Let me see」というコーラスと伸びやかなストリングスが共存する楽曲で、穏やかなシンセサウンドのAメロと、生き生きとしたリズムと共に解放されるサビの対比が印象的である。理想の場所を思い描き、「明日はきっと思うより悪くない」という前向きな気持ちを抱いて進む姿を描いた、明るく爽やかな一曲である。尚、題名の「マホロバ」は「素晴らしい場所・住みやすい場所・楽園・理想郷」を指す日本の古語である。


  1. 別々の空[03:56]

作詞:山本成美/作曲:Kenji Kabashima・ツカダタカシゲ/編曲:h-wonder

 「Don't wanna say goodbye(さよならなんて言いたくないよ)」から始まる別れの曲。エレクトロやヒップホップのテイストを加えたトラックと、豊かなグルーヴを含んだメロディー、繊細に組み立てられたコーラスが特徴的である。「もう少しだけこのままでいたい」と思いながらも、それぞれ別々の場所に進む様子を描いた、切ないミディアム・チューンである。個人的には、サビの「ミライ」直後に聴こえるノイズのようなシンセサウンドと、和やかな青空を想像させるIKUCO Tsutsumi草川瞬のコーラスが好きである。


  1. Moon Lover[04:30]

作詞:亜美/作曲:山本玲史/編曲:船山基紀

 デビュー曲「シンデレラガール」を手掛けた船山基紀の編曲楽曲。船山氏の特長と言える歌謡ビッグバンドアレンジの楽曲で、本作最多数の生音が作り出す華やかな世界観は聴いていて圧巻である。高橋哲也らによる男女混成コーラスも魅惑的で、三日月の夜に繰り広げられる淡い甘い恋の様子が容易く想像できる。「目が覚めたって 忘れないように 僕は今日も夜空を描くよ」「目が覚めたって 耳に残るように 僕は今日も歌い続けるよ」という甘いフレーズが魅力的な、ファンタジックかつラブリー、ジャジーかつダンサブルな楽曲である。個人的には、前述のサウンドの他、前奏・間奏・2番Aメロのコーラスが好きである。


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  1. FEEL LIKE GOLD[04:05]

作詞:RUCCA/作曲:Tommy ClintChristofer Erixon/編曲:Tommy Clint

 1stシングル収録曲「YOU, WANTED!」制作作家が手掛けたダンスナンバー。高速BPMや力強いリズムトラック、煌びやかで癖のあるシンセや、刺激的な間奏のエレキギターソロが特徴で、疾走感溢れるサウンドが聴く人のボルテージを急上昇させてくれる。サビで繰り返される「WE CAN GAIN & GAIN MAYBE(BABY), WE CAN GAIN AGAIN」が癖になる、本作随一のクールアッパーチューンである。個人的には、Aメロ途中(「覗き込んだら 中毒さ」「夢の渇きは 純粋さ」辺り)の加工されたコーラスが好きである。尚、歌詞のアルファベットは全て大文字である。


  1. Big Bang[03:36]

作詞:草川瞬/作曲・編曲:Jan Baars・Rajan Muse・Rannie Icon

  • Programming:Jan Baars・Rajan Muse・Rannie Icon
  • Chorus:草川瞬

 平野紫耀髙橋海人のユニット楽曲。ディープな雰囲気を醸し出すヒップホップ・ナンバーで、強く打ち鳴らされる強力なベースとキック、時折聴こえる和楽器のような音が特徴的である。平野の独特なハスキーボイスと、髙橋の甘くセクシーな歌声がオリエンタルな香りを撒き散らしている。誰も見た事のない景色を新たに作り出す、Big Bangのような破壊力を感じる楽曲である。個人的には、サビの「B Break down」の歌声が好きである。


  1. Dance with me[03:20]

作詞:山田裕介/作曲:Drew Ryan Scott・Joacim Persson・Johan Alkenas/編曲:Joacim Persson・Johan Alkenas・吉岡たく/管編曲:村田陽一

 岸優太の「It's show time! Now listen up!」から始まる楽曲。ソウルフルなエレキギターに、高らかな音色を響かせるブラス、ディスコティックなリズムやメンバー自身のハンドクラップが、徹底して「踊ろう!騒ごう!楽しもう!」という陽気なムードを作り出している。古き良きソウルやファンクと、2010年代以降のダンスミュージックが絶妙に融合した、King & Princeが贈る明るく爽やかなパーティーソングである。尚、歌詞・旋律・音色のいずれも非常にボリューミーだが、本作収録楽曲で最も短い楽曲である。尚、作曲・編曲のJoacim Perssonの名前が、クレジットでは「Joacim Perrson」と誤表記されている。


  1. Super Duper Crazy[03:43]

作詞:ma-saya/作曲:Fredrik "Figge" Bostrom坂室賢一/編曲:CHOKKAKU

 ベネッセ「進研ゼミ」CMソング。ジャニーズ編曲を多数手掛けるCHOKKAKUの編曲作品で、エレクトロサウンドとエレキギターロックを融合させたアップテンポナンバーとなっている。Aメロの (Start!) (Move!) (Play!) (Wow huh!) (Hey!) や、Bメロの(1! 2! 3!)等々、ファンが合いの手をするに打ってつけのフレーズが多数登場しており、メンバーの楽しそうな歌声が一層楽曲に明るさや楽しさを与えている。ライブで盛り上がること間違いなしの、胸が高鳴る至上のアッパーチューンである。個人的には、間奏のエレキギターソロと、前述の合いの手フレーズが多数登場する、1番と全く異なるメロディーの2番Aメロが好きである。


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  1. Memorial[04:47]

作詞:坂室賢一/作曲:川口進・坂室賢一/編曲:坂室賢一・ha-j

 2018年10月10日に発売された2ndシングル。髙橋海人神宮寺勇太岩橋玄樹主演ドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」主題歌。「永遠を誓おう」「永遠を謳おう」と歌う結婚式を思わせるテーマの楽曲で、エレクトロリズムと煌びやかなピアノ & アコースティックギターサウンド、伊藤彩ストリングスの流麗な弦の音色が特徴的である。「虹のように温かく、花のように鮮やかな愛で君を包もう」と告白する、優しさに溢れたウェディングラブソングである。個人的には、落ちサビの「悲しみは半分 喜びは2倍に」が好きである。


  1. Letter[03:55]

作詞・作曲:杉山勝彦/編曲:杉山勝彦・谷地学

 岸優太永瀬廉神宮寺勇太のユニット楽曲。乃木坂46の楽曲提供で有名な杉山勝彦が作詞・作曲・編曲を務めた(編曲は谷地学と共作)。ストリングスと杉山氏のアコースティックギター、谷地氏のピアノが鳴り響くアコースティック・ナンバーで、恋人の「君」にサプライズプレゼントと素直な感謝の気持ちを贈る微笑ましい世界観となっている。「今までで一番美しい君に 相応しい僕でいたいんだ」という純真無垢な想いが心を温かくしてくれる、杉山氏の神髄が窺えるハートフルラブソングである。個人的には、前奏・後奏のアコースティックギターと、Cメロの永瀬の「I promise」が好きである。尚、曲中に題名の「Letter」は登場しない。


  1. Song for you~君を信じて~[03:49]

作詞:MiNE/作曲:川口進・MiNE・Josef Melin/編曲:Josef Melin・川口進/弦編曲:兼松衆

 本作唯一のバラードナンバー。弦編曲を務めた兼松衆のピアノから始まる楽曲で、室屋光一郎ストリングス演奏の美しい弦の音が、聴く人の緊張をふっと和らげる役割を果たしている。また、MiNEが手掛けた歌詞も、「悲しみにサヨナラ 今ここで手を振るんだよ 君がいて生きている奇跡」と慈しみに溢れており、聴くだけで不安や悲しみが消えていくような感じにさせてくれる。「どんな時もこの場所で 君を見守っているよ」と、聴く人を安心させてくれる温かい楽曲である。個人的には、ラスサビの「Song for you」の上ハモが好きである。


  1. 君に ありがとう[04:29]

作詞:草川瞬/作曲:川口進・草川瞬・佐原康太/編曲:佐原康太・田渕夏海

 永瀬廉主演・神宮寺勇太出演映画「うちの執事が言うことには」主題歌。3rdシングル「君を待ってる」を彷彿とさせる、ブラスとストリングスを交えた豪華なサウンドの楽曲である。歌詞には、弱さを見せてもいいことや、弱さを受け入れる強さの意味を教えてくれた、「君」への「ありがとう」の気持ちがあけすけに綴られている。「君」に対する感謝の想いを、優しく穏やかなメロディーとサウンドに乗せた、King & Prince流の「ありがとう」ソングである。


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初回限定盤B

※ Disc2収録

  1. サマー・ステーション[05:07]

作詞:Komei Kobayashi/作曲:馬飼野康二/編曲:佐藤泰将

 Mr.KING vs Mr.Prince歌唱楽曲。2015年開催の「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」テーマソング。ジャニーズ楽曲を多数手掛けた馬飼野康二の作曲作品で、2015年7月17日のマツダオールスターゲーム2015の試合前に初披露された(ザテレビジョン より)。「King」と「Prince」の連呼で始まる楽曲で、佐藤泰将のアレンジと、豪華演奏陣の音色が非常に秀逸である。聴くだけでいつもより楽しい輝く夏を過ごせそうな気にさせてくれる、夏祭りを彩るに相応しい爽やかサマーソングである。

 尚、デビュー前は前奏の掛け声が「We are Mr.King vs Mr.Prince」だったが、デビュー後は「We are King & Prince」に変更されている。また、Mr.King & Mr.Princeは当初期間限定グループだったが、2015年8月20日に活動継続を正式発表、翌日のミュージックステーションにてこの曲をテレビ初披露した。


  1. Hello!!!ハルイロ[04:30]

作詞:イワツボコーダイ・SEKAI/作曲:イワツボコーダイ/編曲:立山秋航

 Mr.KING vs Mr.Prince歌唱楽曲。Mr.KING vs Mr.Princeが座長を務めた舞台「ジャニーズ銀座2015」で初披露された(デイリー より)。全編が可愛らしいシンセサウンドで展開されており、サビではファンがライブで合いの手を打ちたくなる「Hello Hello」が挿入されている。昨日までのヤなことが全部消えそうな気がする、ハルイロの空が似合う可愛いポップソングである。個人的には、前述のシンセサウンド(特に前奏・間奏)と、サビ終わりの「We can find Brand-new day Tomorrow, can go Brand-new day Tomorrow, can get Brand-new dream」が好きである。


  1. 勝つんだWIN![03:56]

作詞:ケリー/作曲・編曲:Niklas Edbeger・原田卓也

 Mr.KING vs Mr.Prince歌唱楽曲。2015年3月26日開催のSexy Zoneライブツアー「Sexy Power Tour」横浜アリーナ公演で初披露された、Mr.KING vs Mr.Princeの初オリジナル楽曲である。唸るようなエレキギターで始まる楽曲で、ライバル達への強い闘争心が歌声からひしひしと伝わってくる。牙を剥くライオンにも負けないという勝利への固い意志を込められた、爽やかなイメージを一変させた雄々しい一曲である。個人的には、サビ途中の「Ha ah ah...」のコーラスが好きである。尚、当時舞台出演中だった岸優太永瀬廉のポジションは、ジャニーズJr.の松倉海斗松田元太が担当。翌月放送の「ザ少年倶楽部」にてMr.KING vs Mr.Princeのメンバー構成で初披露された。


  1. MIXTURE[03:50]

作詞:Komei Kobayashi/作曲:Powerless/編曲:GRP

 Mr.KING vs Prince歌唱楽曲。2017年開催の「~君たちが~KING'S TREASURE」にて初披露された。解体疑惑が囁かれていた中での新曲で、Mr.KING vs Prince名義では約2年ぶりの新曲である。力強いバンドサウンドの楽曲で、サビでは「交われば」「覚えてるかい?」「俺たちで」「約束な」の台詞が挿入されている。当時のメンバーの激しい葛藤を代弁した歌詞が特徴で、「Mr.KINGの Red Color とPrinceの Blue Color のMIXTURE(混合)で Magenta Color(赤と青を混ぜてできる赤紫色)となる」と表したCメロは甚だ秀逸である。混ざり合ったMr.KINGとPrinceの獅子奮迅の躍進を期待させてくれる、強い覚悟や決意が窺える楽曲である。個人的には、リズミカルなサビの「Come on, Come on, Come on, Come on」と、ラスサビの「Here we go now, Here we go now」の上ハモが好きである。


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  1. Bounce To Night[03:45]

作詞:ケリー/作曲:重永亮介/編曲:重永亮介・前田佑

  • All Instruments:重永亮介・前田佑

 Mr.KING vs Mr.Prince歌唱楽曲。2015年開催の「ガムシャラ!SUMMER STATION」にて初披露された。声優ソングを多数手掛ける重永亮介が作曲・編曲を務めた楽曲(編曲は前田佑と共作)で、全編打ち込みのクールナンバーとなっている。リズムトラックがクラップサウンドで作られており、間奏には「Yeah! Yeah! Yeah! Yeah! Yeah! Yeah! Clap-Clap!」という、クラップを促す言葉が挿入されている。「最強で最高の才能で、最速で最新の最前線へ行くぜ!」という意気込みが窺える、ライブで盛り上がること間違いなしの楽曲である。

 個人的には、語感の似た言葉で意気込みを示した、前述のサビ後半のフレーズが好きである。また、この曲のみコーラスのクレジットがない。尚、この楽曲は、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で15位を獲得。1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録された。


  1. OH! サマーKING[04:10]

作詞:ENA☆/RAP詞:Komei Kobayashi/作曲:Christofer ErixonJosef Melin/編曲:生田真心

 Mr.KING歌唱楽曲。2016年開催の「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」テーマソングで、記者会見内にて初披露された。今野均ストリングスの音色が特徴的で、サビの「Mr. OH! サマー サマーKING サマー サマーKING」がリズミカルかつキャッチーである。また、弾ける1番との差が大きい落ち着いたサビ、直後に上がる打ち上げ花火、Komei KobayashiによるグルーヴィーなRAP詞に編曲・生田真心のエレキギターと、予想を裏切る展開の2番が何とも秀逸である。前奏・2番Aメロ直前・ラスサビ直前にはメンバーの台詞もあり、ファンを魅了させるには十分な要素が詰め込まれている。最高の夏を飾るに相応しい、爽やかさと初々しさが魅力的なサマーソングである。

 個人的には、サビの「キミのスマイルはひまわりの100倍眩しい」「僕の想いは太陽の1000倍アツイ」という表現が好きである。また、題名・サビの「OH! サマー」が空耳で「王様」と聴こえる部分も、Mr.KINGの楽曲らしくて上手いと思った。尚、この楽曲は、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で15位を獲得。1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録された。


  1. Alright[04:04]

作詞:Komei Kobayashi/作曲:川口進・Dele Ladimeji/編曲:佐原康太・川口進/管編曲:田渕夏海

 Mr.KING歌唱楽曲。Mr.KING初のレギュラー冠番組「KINGステーション」にて初披露された。アコースティックギターが主張的に鳴る楽曲で、バンドサウンドと共に響くブラスが明るさや爽快さを付加している。「上手く行くよ」を意味するサビの「It's gonna be alright」や、直後の「無理に変わらなくたっていい」「背伸びなんてしなくたっていい」等、ありのままの自分でいようとする歌詞が印象的である。デビュー間近と噂されるMr.KINGの当時の想いが推し量れる、エールソングとしても成立する楽曲である。

 個人的には、前述のアコースティックギターと、FUYUが演奏する間奏前のドラム、Cメロの平野紫耀のソロパート「だけど今日だけは」のビブラートが好きである。尚、クレジットにはないが、ギター演奏は共作曲・共編曲の川口進が務めた(川口氏のサイト より)。


  1. THE DREAM BOYS[04:17]

作詞:菜穂/作曲:原田卓也Christofer ErixonJoakim Bjornberg/編曲:牧戸太郎

 Mr.KING歌唱楽曲。2014年のジャニーズ・ミュージカル作品「DREAM BOYS」にて初披露された。関西ジャニーズJr.の平野紫耀永瀬廉、東京で活動するジャニーズJr.の髙橋海人が初共演した際に披露された楽曲で、劇中で披露するに相応しい壮大なアレンジが特徴として挙げられる。1番・2番はバラード調の柔らかい曲調だが、ラスサビ前の間奏でテンポが変わり、最後は力強く壮大なサウンドで終わるという特異な構成となっている。「どんなときだって 一人じゃないさ」「共に過ごして(歩いて)ゆこう ここから」というはじまりの歌詞が印象的な、King & Princeの誕生を感じられる楽曲である。


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  1. Prince Princess[04:53]

作詞:久保田洋司/作曲:JOEY CARBONE・北室龍馬/編曲:石塚知生

 Prince歌唱楽曲。2016年8月放送の「ザ少年倶楽部」にて初披露された。題名・歌詞に「Prince」を含んだ楽曲で、「誰もがこの星の大切で美しいPrinceとPrincessだよ」と歌っている。曲中には、杉並少年合唱団と歌う「ナナナ…」が登場しており、ライブでファンが手を振りながら歌える簡単なフレーズとなっている。ボロボロかつダメダメな時に立ち直る力をくれる、優しくて励みになるポップソングである。個人的には、ラスサビの「誰もが空の下 美しい Prince Princess」の上ハモが好きである。尚、この楽曲は、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で6位を獲得。1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録された。


  1. You are my Princess[04:53]

作詞:KOMU/作曲・編曲:Josef Melin

 Prince歌唱楽曲。2017年のPrince単独公演「My Princess Your Prince」にて初披露された(会場は初単独公演に相応しい品川プリンスホテルである)。ブラスと作曲・編曲のJosef Melin演奏のエレキギターが目立つサウンドで、「あなたが僕のお姫様だよ」とPrincess(ファン)に対して歌う王道アイドルソングとなっている。英語混じりの歌詞がPrinceのメンバー3人のクールさを演出している、王子様の魅力満載の楽曲である。


  1. 描いた未来~たどり着くまで~[05:18]

作詞:坂室賢一/作曲:GRP草川瞬/編曲:GRP/管編曲:竹上良成

  • Guitar, Keyboards & Programming:GRP
  • Trumpet:小澤篤士
  • Trombone:高井天音
  • Tenor Saxophone:竹上良成
  • Chorus:草川瞬

 Prince歌唱楽曲。2017年開催の「~君たちが~KING'S TREASURE」にて初披露された。サビで繰り返される「Free Free Free」「Feel Feel Feel」がキャッチーな曲で、ピアノ・ブラス・ストリングスが優しさや壮大さを上手く演出している。「描いた未来にたどり着くまで、まだ見ぬ景色を見つけ出すまで、僕たちは空を翔け続ける」という決意表明を歌った、爽やかさが際立つ聡明な楽曲である。尚、ミュージシャンクレジットには、「Trombone:Yoshinari Takegami/T.Saxophone:Amane Takai」と表記されている(恐らく誤表記で、実際は「Trombone:Amane Takai/T.Saxophone:Yoshinari Takegami」と思われる)。


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通常盤

  1. King & Prince, Queen & Princess[05:25]

作詞:EMI K.Lynn・JOEY CARBONE/作曲:JOEY CARBONE/編曲:生田真心

 通常盤収録楽曲。ピアノ・ギター・ストリングス中心の楽曲で、知野芳彦草川瞬の繊細な多重コーラスが楽曲に神聖さを与えている。Cメロでは「信じていてほしい 輝く君の笑顔を 僕らが守るよ」と、ファンに対する真摯な想いがありのままに綴られている。Queen & Princessに対する愛が込められた、澄んだ美声に涙するロマンティック・ラブソングである。個人的には、前述の音色やコーラスが好きである。また、間奏やラスサビで鳴る痛快なエレキギターが、「君」に対する思いの丈を表しているように聴こえた。

 尚、この楽曲は、デビュー当初から歌われ続けている人気の楽曲で、1stベストアルバム発売に先駆けた楽曲投票企画で1位を獲得した。そのため、1stベストアルバム「Mr.5」Dear Tiara盤Disc2に収録。初回限定盤Bに付属のDVDには、MV・Live Recording ver.・メイキング映像が収録された。


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